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事例紹介

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PCS-G50 導入事例 2008.8.25掲載
■学校法人東海大学様 [業種:教育]
「新しい東海大学」を目指した三大学統合をビデオ会議で効率的に実現。教育改革をサポートし、三大学統合のメリットを活かしたイベントでも大きな効果を発揮。
お客様プロフィール
学校法人東海大学様
東海大学様は、1942年に学園を創設、翌1943年に開校した航空科学専門学校を前身とし、1946年5月に旧制大学令によって設立認可されました。2008年4月には、同一学校法人でありながら別組織となっていた九州東海大学・北海道東海大学を統合し、20学部87学科・専攻・課程を擁する日本最大規模の総合大学となりました。パイロット養成専攻コースである航空宇宙学科航空操縦学専攻など、日本の大学ではあまり設置されていない学科があるのも大きな特長です。教育・研究機関として人材、知識、技術、機能を有し、最新の研究に取り組むとともに、その成果を社会へ還元しています。
お客様のニーズ・課題
東海大学、九州東海大学、北海道東海大学の三大学統合に際し、学部長会議などの開催や事務局間の連携をスムーズに行なうため、ビデオ会議を各キャンパスに導入したい。
導入効果
大学の規模が拡大し関係者が増えたが、ビデオ会議の導入により協議・連絡の不足を改善した。また、三大学統合の特長となる様々なイベントでの活用をスタート。
導入背景 新しい東海大学の学内連携サポートのために、ビデオ会議システムを導入。
選定理由 操作性とコストパフォーマンス、メンテナンスのよさが決め手。
システム内容 外部MCUにより10拠点同時接続を実現。カメラ映像の切り替えも容易に。
導入効果 重要な定例会議をビデオ会議で実施。出張コストや時間を大幅に削減。留学前のスキルチェックや学部を超えたチャレンジセンターでも活用。
今後の展望 更なるビデオ会議の活用で三大学統合メリットの最大化を検討中。
東海大学(写真左より)
「総合情報センター 情報システム管理課 課長補佐 久保田美明様」、「事務部 技術管理課 課長 星倶敬様」、「総合情報センター 情報システム管理課 課長 副島重良様」、「同課古田恭子様」、「同課 田中滋樹様」にお話を伺いました。
導入背景

新しい東海大学の学内連携のために、ビデオ会議システムを導入。

カメラ映像と資料映像など、モニターはデュアル構成とし、会議や講義のスムーズな進行を図る。 当大学は、2008年4月に東海大学、九州東海大学、北海道東海大学の三大学をひとつの大学に統合し、新たな東海大学として生まれ変わりました。全国に広がる各キャンパス(湘南・代々木・高輪・沼津・清水・伊勢原・熊本・阿蘇・札幌・旭川)は従来のまま存続し、地域の特性も活かした特徴ある教育を行い、多彩な学部・学科構成による幅広い分野の学びを提供します。東海大学が最初にビデオ会議システムを導入したのは、統合以前のことになります。連合大学院(統合前名称)の設置をきっかけに、三大学にビデオ会議システムを導入し、総長や各大学の学長が出席する会議をはじめ、大学院の遠隔授業などをビデオ会議で開催していました。ビデオ会議を導入したことで三大学の距離感は確実に縮まり、この時点で学園のトップもビデオ会議の有効性を認識していました。その様な中、三大学統合の話が持ち上がり、限られた時間の中で大学統合の目的をスムーズに達成するには、ビデオ会議システムが必須であると判断し、追加導入が決定しました。また、それまでのビデオ会議システムの実績が、統合を後押ししたと言っても過言ではないと考えています。(副島課長・星課長)
選定理由

操作性とコストパフォーマンス、メンテナンスのよさが決め手。

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  大会議室ではモニターの設置台数を増やすことで、どの席からでも確認できるよう工夫している。

当大学では、これまでに他社製品も含めて数多くのビデオ会議システムを活用してきました。他社製品では修理対応や部品の取り寄せなどを海外で行うものが多く、時間とコストがかかるとともに、臨機応変な対応を望むのは難しいと感じていました。ソニー製品では、セットトップモデルのPCS-1とフラッグシップモデルのPCS-G70S、スタンダードモデルPCS-G50を使用してきましたが、その経験からメンテナンス対応については信頼感があります。今回の導入では、導入時からメンテナンスまでを含めたコストパフォーマンスや操作性の良さと、通常時・データシェアリング時も変わらない高画質映像、優れたサポート体制などを理由として、スタンダードモデルPCS-G50を選定しました。当大学では、ビデオ会議システムのモニターを必ずデュアル構成としていますが、カメラ映像とパソコンなどの資料映像を同時に表示した際の映像の美しさは、他社製品よりも優れています。また、今回のシステムを提案してくれた東通産業さんの「技術力に裏付けられた提案力」や「きめ細かな対応」も高く評価しています。(星課長・久保田課長補佐)

システム内容

外部MCUにより10拠点同時接続を実現。カメラ映像の切り替えも容易に。

2008年4月に、湘南・代々木・高輪・沼津・清水・伊勢原・熊本・阿蘇・札幌・旭川の10拠点にスタンダードモデルPCS-G50とデータソリューションボックス、32インチの液晶ディスプレイ2台をそれぞれ導入しました。Codian製の外部MCUと組み合せて10拠点同時接続を実現して います。学園高速情報ネットワークを使用し、最大通信帯域はPCS-G50の最大値である4096kbpsで設定しました。(田中様・古田様)



※画像をクリックすると拡大してご覧になれます。

導入効果

重要な定例会議をビデオ会議で実施。出張コストや時間を大幅に削減。
留学前のスキルチェックや学部を超えたチャレンジセンターでも活用。

今回のビデオ会議システム導入によって、学長・副学長調整会議や学部長会議、大学院運営委員会、専門職大学院運営委員会、常任教務委員会など、重要な定例会議を10キャンパスを接続して行えるようになりました。ビデオ会議導入以前は、全国から湘南キャンパスや本部である代々木キャンパスに集まっていましたので、ビデオ会議システムによって、出張旅費や移動時間の削減、会議日程調整の手間などが大幅に緩和されました。ビデオ会議の日程・人員調整は出張会議に比べるとはるかに容易であるため、これまでなかなか開催できなかった小会議も手軽に開催できます。三大学統合によってこれまで以上に必要な会議が増えていますので、会議開催の敷居が低くなったことは嬉しいですね。また、この春には、総長の年度初めの運営方針を代々木キャンパスから9キャンパスに中継しました。新たな出発において、総長の運営方針をリアルタイムで配信したことは大きな効果がありました。11月1日の東海大学建学記念式典もビデオ会議で配信する予定です。(副島課長・星課長・久保田課長補佐)

2008年度より九州・北海道も参加し、ビデオ会議で「チャレンジセンター」のプレゼンテーションを行った。]
ここがポイント
東海大学には、学生が自由な発想で企画したプロジェクト活動を行う「チャレンジセンター」があります。統合により4月から、九州と北海道もこのプロジェクトに参加できることになり、学生主体でゼロから企画内容を作り上げていく「学生企画プロジェクト」のプレゼンテーションをビデオ会議で行い、審査しました。また、海外留学前に留学先と接続して教官が語学試験を行ったり、現地の授業を中継したり、さらにはネイティブの講師の少ない第2外国語の授業を遠隔授業で実施するなど、ビデオ会議システムを幅広く活用しています。
今後の展望

更なるビデオ会議の活用で三大学統合メリットの最大化を検討中。


東海大学では、学生の大きな夢への挑戦を応援。今年はル・マンに参戦。(大学参戦は世界初)
2008年度は統合・改革の第一歩です。スムーズな会議進行など細かい運営については今後の課題でもありますが、今後、すべての学部・学科の将来像を分析・検討し、段階的に整備を進めていくうえで、ビデオ会議システムが大いに役立つと考えています。現在は、会議でのビデオ会議システム利用が一番多いのですが、将来は全キャンパスの授業時間帯を調整して学部の講義にも活用したいと計画しています。たとえば旭川キャンパスに所属する学生が、湘南キャンパスで展開するカリキュラムを副専攻として選択するというようなことができれば、学生が得る可能性が広がります。会議には、導入したスタンダードモデルPCS-G50の品質で十分ですが、遠隔授業を行うためにはより高品質かつ臨場感のある環境が必要です。遠隔地にいる学生同士があたかも同じ空間にいるような環境を整えるために、HD対応モデルを導入したいと考えています。この計画の実現のためにも、ソニーさんにはより低コストでより高品質なHD対応モデルの開発を期待しています。(副島課長・星課長・久保田課長補佐)

※本システムは「東通産業株式会社様」のご協力により構築されました。
システム構成
ビデオ会議システム
PCS-G50 ×10
データソリューションボックス
PCSA-DSB1S ×10
※上記は納入時の構成です。閲覧される時点で販売が終了している可能性がありますことをご了承ください。
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