業務用カムコーダーの新ブランドとして登場した”NXCAM”。その第1号機として2010年1月に発売したHXR-NX5Jを、業務用ならではの機能に絞って徹底解剖。プロの現場を知り尽くしたソニーからの提案です。

HDのバックアップ記録
メモリーカードとフラッシュメモリーユニット（別売）でHDの同時記録が可能です。バックアップ記録を行うことで、安心して撮影が可能です。

メモリーカードのファイルは編集用ファイルとして活用し、フラッシュメモリーユニットのファイルはアーカイブ（保存用）として活用するなど、ファイルの効率的なワークフローが可能になります。

HD/SDの混在記録
メモリーカードにHD記録、フラッシュメモリーユニット（別売）でSD記録（またはその逆）と、用途に合わせてHD/SDの混在記録が可能です。

メモリーカードにHD記録したファイルはブルーレイ作成用、フラッシュメモリーユニットにSD記録したファイルはDVD作成用など、1回の収録で用途に応じた効率的なワークフローを実現できます。

• ●スイッチャーを使用したライブ中継や収録
• ●HDCAM、XDCAMEX（PMW-EX30）、HDV（HVR-1500A）等、HD-SDI入力対応VTRへのダビングなど、既存のシステムにベースバンドで素材の取り込みが可能です。
• ●HD-SDIに対応したノンリニア編集機へのデジタイズ。
• ●HD記録したファイルを、SDI端子からSD画質へダウンコンバート出力可能です。

※HXR-NX5Jで動画再生した場合、 ビデオクリップとビデオクリップのつなぎ目がシームレスに再生しないことがあります。

• ●2台以上のHXR-NX5Jでのマルチカメラ撮影
  （TC LINK端子にケーブルを差し替えることにより、1台のHXR-NX5Jで2台以上のHXR-NX5Jのタイムコードをあわせていくことができます。）

※ソニーではHXR-NX5J同士以外でのタイムコードの検証は行っておりません。

※ノンリニア編集ソフトのタイムコード対応については「ノンリニア編集ソフト対応状況」もしくは各ノンリニアソフトメーカーにご確認ください。

業務用初^＊のGPS機能を搭載することにより、撮影した映像と同時に位置情報を記録します。HXR-NX5J付属ソフト「Content Management Utility」を使用することで、インターネット上の地図ソフトに撮影ポイントを表示可能です。

＊2010年2月現在　ソニー調べ

• ●「この撮影現場にもう一回行かなくては」「前回とは別の撮影ポイントで撮影しよう」
  そんなとき、GPS情報を頼りに次回のロケの資料作成に活用いただけます。

映像を調整し、質を高めるピクチャープロファイル。ガンマカーブや色調整など、より細かな設定が可能です。ITU-709相当のガンマカーブや、シネマトーンガンマが設定可能です。よりクリエイティブな映像表現を可能とする充実の機能です。

• ●HDCAMやDSR-PDシリーズなど、HXR-NX5J以外のカメラとマルチカメラ収録する際に、それぞれのカメラのガンマカーブと合わせることができます。
• ●映画撮影時に、プログレッシブ記録に加えて業務用ならではの12項目の詳細設定をすることで、よりクリエイティブな映像表現が可能です。
• ●使用者ごとの設定を「ユーザー設定」で2つまで登録できます。カメラマンごとの設定値、撮影条件の設定値などをあらかじめプリセットしておけば、素早くカメラのセッティングをすることが可能です。