法人のお客様ラインアレイスピーカー 事例紹介 学校法人 麻布獣医学園 麻布大学 様

学校法人 麻布獣医学園 麻布大学 様

麻布大学は1890年に東京獣医講習所として東京市麻布区に創設されました。1950年に麻布獣医科大学として開学、1980年に麻布大学に改称。2025年には135周年を迎える歴史ある大学です。「獣医」「動物」「健康」「食物」「環境」という5つの視点から“地球と共に生きる”未来を描いています。
本学は「学理の討究と誠実なる実践」を建学の精神、「地球共生系〜人と動物と環境の共生をめざして〜」を教育理念とし、「獣医学、畜産学、動物応用科学、生命科学及び環境科学に関する専門の学術を教授研究し、その応用能力の展開をはかるとともに、人格の完成につとめ、進んで学術の進歩と人類の生活向上に寄与し、平和社会の建設に貢献すること」を目的としています。これら理念・目的のもとで、2学部2研究科を設置し学生数は2,500人を擁する大学となっております。また、2024年度から獣医学部の中に「獣医保健看護学科」を開設いたします。

学校法人 麻布獣医学園 麻布大学
総務部 財務管財課(管財担当)
課長
山口 雄弘 様
学校法人 麻布獣医学園 麻布大学
総務部 財務管財課(管財担当)(兼)附属学術情報センター事務室
主任
富永 峻夫 様

より質の高い教育環境を学生に提供できる機器を追求

山口様:本学では、50〜300人規模の大・小講義室ごとにAV機器を整備し、ICT環境を駆使した講義を行っています。そのような中、近年、年数が経過している一部の機器において不具合や故障が生じており、その対応頻度が多くなっていたことや、機器ごとに異なる操作手順によって教員からの問い合わせがあることなど、授業準備の非効率化を課題に感じていました。また、パソコンの必携化、新型コロナウィルス感染拡大による遠隔授業の普及など、ここ数年で大学を取り巻くICT教育環境も大きく変化しておりました。

このような背景の中、本学ではこれらの課題や環境の変化を好機と捉え、主な講義室のAV機器を更新することとしました。更新にあたり、より質の高い授業を実現するための設備・機材、特に講義室内に設置するスピーカーやプロジェクターのクオリティー向上を求める声が多く聞かれましたので、こだわりを持って導入する機器の選定を開始しました。

富永様:今回更新を実施した8・9号館は、主に授業で使われる講義室で構成されており、いわば麻布大学の「顔」となる建物です。特に9号館は収容人数も多く、最大で240人が入室できる大きな講義室があり、高品質な音響とわかりやすい資料投影は今回の更新で必須要件であると考えていました。また、休日には民間試験や国家試験などでも利用いただいており、地域の皆さまの目にも触れやすい場所であることから、「学外・地域の皆さまにも見てもらう」建物と言っても過言ではありません。担当者としては、今回の更新は単なる工事に留まらないと考えており、気を引き締めて選定に臨みました。

AV機器の更新を実施した講義室

大きな講義室のどの席からでも均一に聞こえる音響空間の構築をめざして

山口様:導入機器の選定を行う中で、本学にて映像を交えたデモを実施し、その際にラインアレイスピーカー『SLS-1A』の音を体験しました。これまで使用していたスピーカーと聞き比べた結果、SLS-1Aは広い講義室のどの席に座っても聞こえ方に違いがなく、まるでディスプレイの画面内から音が出ているような音響設計と、何よりクリアで聞き取りやすい音を体感できました。また、デザインにもこだわったスピーカーを導入したいと考えており、SLS-1Aの黒を基調としたシンプルなデザインは、空間に調和するスタイリッシュな佇まいで気に入りました。

富永様:私もSLS-1Aの均一な音響に驚きました。また、これまでの天井に設置していたスピーカーでは、配線にトラブルがあると原因の究明に手間と時間がかかっていましたが、ラインアレイスピーカーに置き換えることで配線がわかりやすくなり、メンテナンスを効率化できると考えたところも導入の決め手になりました。

スクリーン/黒板の左右に設置され、空間に解けこむデザインのラインアレイスピーカー SLS-1A

240人教室の空間に合わせたビームコントロールの設定画面

富永様:今回、更新工事を実施するにあたり、アフターコロナで学生が再び集まって学ぶということで、音響はもちろん、映像機器の臨場感にもこだわりたいという想いを持っていました。また、これまで使用していた機器の中には操作がわかりにくいものもあり、学生や教員、サポートをする職員に不便をかけることもありましたので、誰もが使いやすくわかりやすいシステムを導入したいというコンセプトで選定を行いました。その結果、SLS-1Aだけでなく、高精細な画質や高い操作性に魅力を感じ、データプロジェクター『VPL-FHZ85』や『VPL-PHZ61』、法人向けブラビア『FW-55BZ30J/BZ』、AVコントローラー『AV03DS』なども併せて導入することとなりました。

講義室の天井に設置されたデータプロジェクター VPL-FHZ85

学生のことをいちばんに考えた、よりよい教育環境の実現をめざして

山口様:今後は、主要な講義室の操作手順が統一されることにより、授業準備にかかる時間の短縮、手間の軽減を図り、その時間をより学生への対応にあてることができるようになると期待しています。

富永様:SLS-1Aだけでなく、獣医学部の教員がこれまでのプロジェクターでは説明ができなかったレントゲンの画像をソニーのプロジェクターで投影したところ、くっきりと投影できたと喜んでいたことが印象的でした。また、操作機器を収納したラック内も非常にシンプルかつコンパクトになり、AV03DSも操作がしやすいと、担当の教員からも好評です。

今回は主たる講義室が集合している建物の機器を更新しましたが、今後、他の建物でも段階的に更新を計画しています。ソニーには今回の更新と全く同様の内容ではなく、それを超えつつも時代の流れを読んだ提案をいただけるものと、これからも期待しています。

ラック内がスッキリし、高い操作性を持つAVコントローラー AV03DS

システム概要 ラインアレイスピーカー SLS-1A

3モジュール × 2 (2教室)
再生周波数帯域:80Hz〜20kHz
最大音圧レベル:115dB
サイズ:高さ1,152mm × 幅92mm 奥行110mm
2モジュール × 2 (3教室)
再生周波数帯域:80Hz〜20kHz
最大音圧レベル:111dB
サイズ:高さ768mm × 幅92mm 奥行110mm
データプロジェクター VPH-FHZ85 × 14台
データプロジェクター VPL-PHZ61 × 12台
AVコントローラー AV03 × 28台
法人向けブラビア FW-55BZ30J/BZ × 38台

パワードラインアレイスピーカー SLS-1A

パワードラインアレイスピーカー SLS-1Aは、1つのモジュールの中に、平面で四角い振動板を用いたソニー独自開発の磁性流体スピーカー8つを48mmという狭い間隔で配置。歪みを抑えたクリアな高音質を実現するとともに、音を届ける方向や角度などの指向性を高精度に制御するビームコントロールを可能にしています。また、小型な筐体にDSP(デジタルシグナルプロセッサー)と最大出力10Wのアンプを8ch内蔵。企業のエントランスやショールーム、会議室、教育機関などの施設に設置した大画面ディスプレイと組み合わせることで、明瞭な音声を狙った場所に均一に届けられます。

パワードラインアレイスピーカー
SLS-1A

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