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「王道の大口径F2.8望遠ズーム その進化は想像を凌駕する」 FE 70-200mm F2.8 GM OSS II × 写真家 福田健太郎 氏

α Universe editorial team

ミラーレス専用設計レンズの最高峰G Master。本来両立しえない高い解像力ととろけるようなぼけ味。精度とスピードを兼ね備えたAF性能。静止画・動画を問わず、新たな映像体験を実現するために生まれたこのレンズはプロの現場にどのような革新をもたらすのか。 今回は写真家・福田健太郎氏 × FE 70-200mm F2.8 GM OSS II編。実際にFE 70-200mm F2.8 GM OSS IIで撮影した作品とともに、このレンズに対するインプレッションを語っていただいた。

福田 健太郎/写真家 1973年、埼玉県川口市生まれ。幼少期から自然に魅かれ、18歳から写真家を志す。写真専門学校卒業後、写真家 竹内敏信氏のアシスタントを経てフリーランスの写真家として活動を開始。日本を主なフィールドに、生命に溢れる自然の姿を見つめ続けている。写真集に『泉の森』、『春恋し-桜巡る旅-』など著書多数。公益社団法人 日本写真家協会会員。

王道の大口径F2.8望遠ズーム その進化は想像を凌駕する

α7R IV,FE 70-200mm F2.8 GM OSS II 200mm,F2.8,1/3200秒,ISO100

――FE 70-200mm F2.8 GM OSS IIは従来比約3割の軽量化を実現していますが、実際の撮影にどのような変化がありましたか?

福田:私は現在、35mmフルサイズミラーレスカメラのα7R IVとα7S IIIの2台体制で撮影を進めています。「高画質と小型・軽量」を兼ね備えるソニーのαのシステムの中で、王道と呼びたい大口径F2.8望遠ズームの軽量化は、携行性に優れるのは明白です。山や森の中を歩いて撮影する私はもちろん、機材を自分で持って移動するフォトグラファーは皆さん歓迎するところでしょう。 そして、ボディとの重量バランスが良くなりました。それを実感できるのは、手持ち撮影時のホールド状態を維持しているときです。持ち方にもよるのでしょうが、レンズ下部に左手をそっと添えるとレンズの重みを感じないくらいの感覚です。

α7R IV,FE 70-200mm F2.8 GM OSS II 142mm,F11,1/125秒,ISO100

――福田さんにはこれまで多くのG Masterをご使用いただいてきましたが、FE 70-200mm F2.8 GM OSS IIの描写はいかがでしたか?

福田:G Masterの描写力に関して、これはもう信頼しきっています。自分の体験からくるもので、使い続けているレンズが素晴らしいですから。 FE 70-200mm F2.8 GM OSS IIになりますが、実際のフィールドに持ち出し、1ヶ月半ほどいろいろな条件の中で撮影を繰り返しました。遠景の紅葉山腹を引き寄せた場面では、樹木の細い枝や葉っぱの一枚一枚まで恐ろしいほど繊細に、シャープな像で写し出してくれました。画面中心部だけでなくワイド端とテレ端、どちらでも周辺部まできっちり解像していて、風景写真の場合は画面の隅まで細かな被写体が入りますから、とても気に入ったところです。 それから、清々しい秋の空気感を届けてくれたクリアさと、鮮やかな色再現は本当に気持ちがよいですね。場合によってはフレアの発生原因になりますから、なるべくフィルターはつけず、レンズ本来の性能を最大限に味わいたくなります。

α7R IV,FE 70-200mm F2.8 GM OSS II 81mm,F11,1/40秒,ISO100
α7R IV,FE 70-200mm F2.8 GM OSS II 79mm,F11,1/8秒,ISO100
α7R IV,FE 70-200mm F2.8 GM OSS II 125mm,F11,1/6秒,ISO200
α7S III,FE 70-200mm F2.8 GM OSS II 154mm,F2.8,1/400秒,ISO1600

福田:秋色に染まる森の中で出会ったシカの写真ですが、このシーンでは瞳AF(動物)*+AF-Cの設定で撮影しました。絞りは開放のF2.8です。ファインダーを覗いた時点で、この前後の滑らかな美しいぼけに自分はもうウットリ。シカを浮き上がらせるだけではなく、包み込むような優しさが出たのではないかと思います。 シカまでの距離は10メートルくらいでした。ちょっとピントがズレるだけで、生きものの生命感が損なわれるシビアな場面です。動く被写体に対してピントは自動で合わせ続けてくれて、私はフレーミングとタイミングに集中するだけ。AFの静粛性は非常に高く、スムーズな動作は描写力と合わせて、高次元の性能であることを体感できます。

*シーンや被写体の状態によってはうまくピントが合わない場合があります

――FE 70-200mm F2.8 GM OSS IIでは近接撮影能力も向上しましたが、福田さんの表現にどのような影響がありましたか?

福田:ピントが合わせられる最短撮影距離はワイド端で40cm、テレ端では82cm。大口径望遠ズームとしては驚愕の数値です。これは、遠くの風景を引き寄せて画面に大きく写し出すだけではなく、手で届く範囲にある小さな被写体さえも大きく写すことが可能になるということです。最短撮影距離での画質もよく、季節の花々の撮影を楽しみにされている方などには重宝するレンズであるのは確実です。

α7R IV,FE 70-200mm F2.8 GM OSS II 200mm,F5.6,1/50秒,ISO800

――テレコンバーター(SEL20TC/SEL14TC)が使用できることのメリットは何でしょうか?

福田:2倍のテレコンバーター(SEL20TC)を装着すると、焦点距離140〜400mmのズームレンズに早変わりします。装着時の絞り開放値はF5.6となるものの、写真の世界が変わる焦点距離です。撮影者には魅力的な一部分の風景を見つける鋭い目が必要となりますが、それは慣れの問題で、広い風景のなかからフレーミングを決める楽しみが広がります。 さらに、APS-Cサイズでは1.5倍になって600mm相当となり、朝日や夕日を大きく写した、迫力ある風景を撮ることが可能になりますよ。

α7R IV,FE 70-200mm F2.8 GM OSS II  600mm相当,F9,1/5000秒,ISO100 (2.0× テレコンバーター SEL20TC使用)

――その他に気に入った点などはありましたか?

福田:ズームリングを回してみると実にほどよい軽さ。滑らかで大きな力は要りません。もちろん、ちょっと触れただけで動いてしまうものではなく、絶妙なんです。 実際の撮影で頻繁に触れるズームリングですから、とても重要。仕様表を見ただけでは分からないですし、快適だから気づかない。プロフェッショナルの仕事だと感じます。ピントリングも同様で、MF操作時はピントの山が明快でピタッと合わせることができます。 それから、新たに絞りリングが搭載されました。レンズ側で絞り値の設定が行えるようになったわけで、とくに動画撮影の際には直感的に操作しやすかったです。ファインダーを覗きながら撮影する静止画撮影時は、ズームリング近くに配置されていますので誤操作に繋がりやすいのですが、ちゃんとアイリスロックのスイッチがありますから、その点は心配ないようです。

α7R IV,FE 70-200mm F2.8 GM OSS II 185mm,F2.8,1/125秒,ISO250

――FE 70-200mm F2.8 GM OSS IIの総評をお願いします。

福田:大口径望遠ズームレンズはうんと前から、重さがほとんど変わらない印象でした。それが一気に約435gの軽量化をはかるのですから。Eマウントの従来レンズが2016年に登場し、それから5年。カメラの進化だけではなく、レンズもこれだけの進化を遂げるのですね。 ズームしても伸びることがないインナーズーム方式を採用し、ボディとのバランスが格段に向上。静止画と動画、ハイブリッドの撮影現場が増えている今の時代に沿った操作性を徹底して考えてくれたレンズの印象です。結局のところ、扱いやすくて文句なく描写力は良いですから、ジャンルを問わずいろいろなシーンで活躍します。絶対的に光量が少ない場面や厳しい自然環境の中など、ギリギリの選択と撮影を強いられるとき、仕事ではなおさら迷わず持ち出すレンズです。

α7R IV,FE 70-200mm F2.8 GM OSS II 70mm,F8,1/100秒,ISO250
α7R IV,FE 70-200mm F2.8 GM OSS II 87mm,F8,1/50秒,ISO160

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