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CHILD REARING IN EXTREME COLD マイナス50℃、時速108キロの暴風の中4Kハンディカムがあまねくとらえた、皇帝ペンギンの過酷な生の営みとは? 2014.11.23-27

STORY

南極大陸の冬は、地球上の生物にとって最も過酷な場所。 時にマイナス50度、風速毎秒30メートル、時速に換算して約108キロの暴風。 その過酷な環境下で、産卵し、子育てをする地球上唯一の鳥類、皇帝ペンギン。 その愛らしくも威厳に満ちた極限の生の営みを、至近距離から鮮明な映像に残す。そのミッションに選ばれたのは小型軽量・取り回しの良さに定評ある民生用4KハンディカムFDR-AX100と、前機種よりさらなる小型・量化を追求したアクションカム HDR-AZ1であった。

周囲は身を隠す場所のない極寒の氷原であったが、機動力と4K高精細を兼ね備えるFDR-AX100はペンギンたち羽毛の一本一本までありのまま残すことに成功。その子孫を残すため、餌を求め雌が時速1キロという途方も無い遅さで数百キロ先の凍結していない海を目指している間、雄は2ヶ月間一歩も動くことなく、我が子とともに厳寒の地で身を寄せあって互いを温め合う。そんな自然と生命のせめぎあいを、カールツァイス一体型レンズと1インチセンサーによる描写力とボケ味でドラマチックに映し出した。

HDR-AZ1はその本体防滴機能を存分に活かし、雪面に設置。寒風吹きすさぶ環境下でもレンズが曇ることはなく、質量約63gという超小型ボディによりペンギンを警戒させることなく近接撮影に成功。雛がカメラをつつき倒してしまうというハプニングまで収め、そのリアルな生態をありありと記録することができた。

また、軽量・小型・長時間撮影・モジュール外部からの優れたコントロール性が、他のデバイスとのスムーズな共存・連携を可能にしたことで世界でも前例のない超深海での3Dビデオ撮影に成功した事も、特筆すべき成果の一つに挙げられている。

写真:過酷な環境下で、産卵し、子育てをする地球上唯一の鳥類、皇帝ペンギン。

写真:HDR-AZ1の超小型ボディによりペンギンを警戒させることなく近接撮影に成功。

西川茂樹

アドベンチャーTVカメラマン。山岳ガイド。国内外の山岳地帯・秘境での撮影に加え、ラフティング、ウインドサーフィン、マウンテンバイクといった激しいアクションのアドベンチャースポーツでの特殊撮影分野で高い評価を得ている。

この撮影に使われたビデオカメラ

デジタル4K ビデオカメラレコーダー FDR-AX100

4Kハンディカムの2号機。4Kの高解像度を維持しつつ、さらなる小型軽量化。4K撮影の一般普及に大きく貢献した1台。 2014年3月14日発売。

ハンディーカムラインナップ

デジタルHDビデオカメラレコーダー アクションカム HDR-AZ1

アクションカム4号機。本体防滴は維持しつつ、従来比約30%減(*)の小型軽量化。ウエアラブルカメラの可能性を大きく広げた1台。2014年10月24日発売。

アクションカムラインナップ