スイッチャー
M2L-X
ソフトウェアスイッチャー

M2L-X

商品の特長

『M2L-X』 は、クラウド型のスイッチャーシステムM2 Liveを進化させ、ライブ制作ワークフローの柔軟性を高めるために設計されたソフトウェアベースのスイッチャーです。場所や施設の規模に関係なく、ニュースやスポーツ、イベントなどのライブ制作を迅速かつ効率的に運用および制御できるようになります。簡単なセットアップと短期間で導入することができ、映像スイッチングやオーディオミキシング、グラフィックスやキャプションまで、ネットワーク上のどこからでもリモートで操作できます。『M2L-X』とM2 Liveは共に進化し、設備投資や時間の制約といった課題を解決します。

『M2L-X』は、仮想プライベートクラウド(VPC)環境や汎用サーバーで使用できます。VPC環境では、安全かつスケーラブルで信頼性の高いクラウドベースの運用が可能となり、地理的に分散したチームでのコラボレーションを実現します。汎用サーバーでは、必要なスペックによって最新の高性能な機器を選択することができ、初期投資と保守コストを削減します。

『M2L-X』は、オーディオミキサー、グラフィックス、マルチビューアーなどのサードパーティ製アプリケーションと連携することで、ライブ制作のワークフローを強化します。オーディオの場合、高度なミキシングやより多くのチャンネルを処理することができます。グラフィックスでは、NDIによるアプリケーションとの連携や HTML5のサポートにより、さまざまなグラフィックを簡単に合成することができます。マルチビューアー出力は、ビデオ出力とタリー、信号名の表示が可能となります。

『M2L-X』とライブプロダクションスイッチャー『MLS-X1』を組み合わせることで、オンプレミス環境とクラウド環境を組み合わせたハイブリッド運用が可能です。『MLS-X1』は、システム規模に応じて拡張可能なスタッカブル構造のスイッチャーです。オンプレミス環境とクラウド環境でそれぞれ構築したスイッチャーを組み合わせることで、ライブ放送の規模や場所を問わずに、柔軟な制作環境を構築することができます。

『M2L-X』は、直感的な操作を可能にするシーンベースの GUI を提供します。さらにICP-Xパネルから、ハードウェアスイッチャーと同様に操作することも可能です。ハードウェアとソフトウェア両方のシームレスな操作が可能となり、効率的な制御とタスク管理を実現します。

『M2L-X』は、さまざまなストリーミングフォーマットと多数のレイヤーを扱うことができ、内蔵のクリッププレーヤーとオーディオミキサーを搭載しています。また、HDR制作にも対応しています。 NDIによるPTZカメラ制御など、より効率的なライブ制作を実現するための機能強化を続けていきます。

ソニーの提案する次世代のライブ制作ソリューションNetworked Liveに『M2L-X』が加わることで、ライブ制作の効率が向上します。Networked Liveは、ソリューション、製品、サービス、パートナーのエコシステムであり、相互に接続されたオンプレミス環境とクラウド環境による高品質で極めて信頼性の高いライブ制作を可能にします。『M2L-X』がエコシステムの一部となることで、共有リソースの活用、リモートプロダクションを促進します。

  • ※ 汎用サーバー対応、MLS-X1との連携、ハードウェアパネル対応など一部の機能については、将来のバージョンアップで対応を予定しています