VLOGCAM™ ZV-1F 活用ガイド

ZV-1Fは、モニターをタッチして簡単に操作ができます。スマートフォン用アプリCreators' Appと組み合わせて使うのがおすすめです。このページではZV-1Fの基本的な操作と、おすすめの機能を紹介します。

Imaging Edge Mobile PlusはCreators' Appに名称変更されました。(2023年3月9日)
Imaging Edge Mobile Plus 1.0をアップデートすると、自動的にCreators' App 2.0となり、画面上のアイコンも変更されます。Creators' AppではImaging Edge Mobile Plusの機能に加え、クラウドストレージや交流サイト「ディスカバー」、次回からの本体ソフトウェアアップデートなどの新機能が追加されます。

  1. 初期設定と基本的な操作を確認する

    スマートフォン用アプリCreators' Appを使ってカメラとスマートフォンをBluetooth接続すれば、簡単にカメラの初期設定ができます。
    最初に設定しておけば、スマートフォンへの画像転送や、スマートフォンを使ってカメラのリモコン操作もできますので、はじめにインストールしていただくことをおすすめします。

    お使いのスマートフォンにCreators' Appをダウンロードしてください。

    Creators' Appを使ってカメラの初期設定をする方法については以下のページをご覧ください。
    Creators' App カメラの初期設定を行う

    撮影モードを切り換える

    静止画/動画/S&Q切換ボタンを押すたびに、撮影モードが切り換わります。

    静止画/動画/S&Q切換ボタン

    静止画/動画/S&Q切換ボタンは、液晶画面を手前にしたときのカメラ上部のON/OFF(電源)ボタンの右隣にあります。

    アイコンタッチ機能

    初期設定ではアイコンタッチ機能が有効です。液晶画面のアイコンをタッチして、設定変更やシャッターを切るなどの基本操作が可能です。

    動画/S&Q撮影スタンバイ画面

    タッチで設定変更ができる機能が表示されており、画面左上から順番にA〜Hで割り振られています。詳細は次をご確認ください。
    • Aアイコンタッチ機能
    • Bクリエイティブルック
    • C商品レビュー用設定
    • Dセルフタイマー
    • E露出補正
    • F録画スタート/ストップ
    • Gズーム
    • H再生/録画中はS1(ショットマーク)アイコン

    静止画撮影スタンバイ画面

    タッチで設定変更ができる機能が表示されており、画面左上から順番にA〜Iで割り振られています。詳細は次をご確認ください。
    • Aアイコンタッチ機能
    • Bクリエイティブルック
    • C商品レビュー用設定
    • Dドライブモード
    • E露出補正
    • F静止画撮影
    • G録画スタート/ストップ
    • Hズーム
    • I再生

    ワンポイントアドバイス

    液晶画面のアイコンや操作ボタンをタッチして操作するほかに、タッチでピント合わせや被写体選択なども可能です。
    タッチ操作とアイコンタッチ機能について詳しくは、ヘルプガイドをご覧ください。

    ファンクションメニュー

    ファンクションメニューには、よく使うメニュー項目が入っています。

    • 表示方法
      撮影スタンバイ画面でFn(ファンクション)ボタンを押すか、液晶画面を下から上にスワイプすると表示されます。
    • 項目選択方法
      コントロールホイールの上下左右を押すか、コントロールホイールを回して選択できます。液晶画面をタッチして項目を選択することも可能です。

    ファンクションメニュー項目の変更も可能です。

    ワンポイントアドバイス

    モニターのお手入れについて

    モニターに指紋やゴミが付いて汚れたときは、表面のゴミなどをやさしく取り除いてから、柔らかい布などを使ってきれいにすることをおすすめします。ティッシュペーパーなどで強く拭くとモニターに傷がつくことがありますのでご注意ください。

    タッチ操作に対応したモニター保護ガラスシートの利用もおすすめです。

  2. セルフタイマーで撮影する

    静止画・動画ともに、セルフタイマーで撮影できます。
    自分撮りをするときは、液晶パネルを反転させれば、画面の映り具合を見ながら画角のチェックをしたり、タッチ操作で設定をしたりできるので便利です。

    静止画のセルフタイマー

    1. 液晶画面の[1枚撮影]アイコンをタッチするか、コントロールホイールの左を押して[ドライブモード]を表示します。

    2. セルフタイマー(1枚)]にして、2秒、5秒、10秒から選んで[OK]をタッチするかコントロールホイールの中央を押して決定します。

    3. 静止画撮影アイコンをタッチするかシャッターボタンを押すと、カウントダウンが始まり、指定した秒数が経過したらシャッターが切れます。

    セルフタイマーを解除するときは一枚撮影に戻します。

    動画、S&Qのセルフタイマー

    1. 液晶画面の[セルフタイマー]アイコンをタッチするか、コントロールホイールの左を押して[セルフタイマー]を表示します。

    2. 撮影開始までのカウント時間と、繰り返し設定を決めて[OK]をタッチします。

      カウントダウン:3秒、5秒、10秒から選びます。
      繰り返し:[繰り返す]を選ぶと、動画撮影終了後、次の動画撮影もセルフタイマーで撮影します。[1回のみ]を選ぶと、動画撮影終了後、動画セルフタイマーは解除されます。

    3. 動画撮影のスタート/ストップアイコンをタッチするかMOVIE(動画)ボタンを押すとカウントダウンが始まり、指定した秒数後に撮影が始まります。

    撮影を終了するには、動画撮影のスタート/ストップアイコンをもう一度タッチします。

  3. 背景のぼけ具合を切り換える

    背景のボケ切換ボタンを押すだけで、背景のぼけ具合(ぼける/くっきりする)を切り換えることができます。別売のシューティンググリップGP-VPT2BTのC1ボタンでも同じ操作が可能です。
    GP-VPT2BTとBluetooth接続する方法は 10. シューティンググリップ(別売)を使うをご覧ください。

    (背景のボケ切換)ボタン/C1(カスタム1)ボタン

    カメラの背景のボケ切換ボタンは、液晶画面を手前にしたときのカメラ上部の一番右上にあります。

    GP-VPT2BTのC1ボタン

    シューティンググリップGP-VPT2BTのC1ボタンは、操作面を手前にしたときの左下にあります。

    [背景のボケ切換]モードでは絞り値が固定され、絞り値の代わりにアイコンで(ぼけ)または(くっきり)が表示されます。

    (ぼけ)のときは絞り値が開放値に固定される

    (くっきり)のときは絞り値がF5.6に固定される

    静止画/動画/S&Q切換ボタンを押すと通常の撮影モードに戻り、絞り値も元に戻ります。さらに詳しくは以下のページをご覧ください。

    ワンポイントアドバイス

    C1ボタンに、ほかの機能を割り当てることも可能です。

  4. クリエイティブルックで色味にこだわる

    クリエイティブルックを使えば、動画、静止画を思いどおりの雰囲気に仕上げることができます。
    10種類のプリセットが用意されていて、各ルックごとにコントラストや彩度などの微調整も可能です。

    同じ被写体でもクリエイティブルックを変えて撮影すれば、さまざまな雰囲気が楽しめます。

    クリエイティブルックを使った撮影例
    卓上の花を上からクリエイティブルックのSTモードで撮影した例

    ST

    卓上の花を上からクリエイティブルックのVV2モードで撮影した例

    VV2

    卓上の花を上からクリエイティブルックのFLモードで撮影した例

    FL

    卓上の花を上からクリエイティブルックのINモードで撮影した例

    IN

    卓上の花を上からクリエイティブルックのSHモードで撮影した例

    SH

    卓上の花を上からクリエイティブルックのSEモードで撮影した例

    SE

    撮影画面でルックを切り換えながら色味の確認ができます。クリエイティブルックのアイコンをタッチするか、ファンクションメニューからクリエイティブルックを選択すると、プリセットのルックが並んだ画面になります。お好みのルックを選び、必要に応じて微調整します。

    液晶画面のクリエイティブルックアイコン

    ファンクションメニューのクリエイティブルック項目

    クリエイティブルックについて、さらに詳しくは以下のページをご覧ください。

  5. スロー&クイックモーションで映像に変化をつける

    ZV-1Fでは、スローモーションとクイックモーションの撮影が簡単にできます。映像に変化をつけることができるのでおすすめの機能です。記録される動画のフォーマットは[記録方式]の設定にかかわらず、[XAVC S HD]に固定されます。音声は録音されません。

    1. 撮影モードをS&Qにします。

      液晶画面の左上のアイコンがS&Qになるまで静止画/動画/S&Q切換ボタンを押して切り換えてください。

    2. スローモーションやクイックモーションの速さを選びます。

      記録フレームレートとフレームレートの組み合わせで再生速度が変わります。
      MENU → (撮影)→ [画質/記録]→[スロー&クイック設定]→ で[記録フレームレート]と[フレームレート]からお好みの設定を選びます。

      初期設定では2倍スローモーションです。フレームレートの組み合わせによる再生速度について詳しくは以下のページをご覧ください。

    3. 撮影モードを決めます。

      初期設定ではおまかせオートです。プログラムオート、絞り優先、シャッタースピード優先、マニュアル露出から選べます。ファンクションメニューから変更するのが便利です。

      おまかせオート以外の設定では、コントロールホイールで絞りとシャッタースピードを変更します。
      マニュアル露出のときは、コントロールホイールの▼を押して絞りとシャッタースピードを切り換え、コントロールホイールを回して数値を変更します。

    ワンポイントアドバイス

    インターバル撮影の機能もあります。パソコンがあれば、パソコン用アプリImaging Edge Desktop(Viewer)でタイムラプス動画の作成ができます。

  6. マイクの音量を調節する

    録音レベル調整

    初期設定で[録音レベル]はファンクションメニューにあります。ここではファンクションメニューから音量調整する方法を紹介します。

    1. 動画撮影画面で液晶画面を下から上にスワイプするか、Fn(ファンクション)ボタンを押して、ファンクションメニューを表示します。

    2. ファンクションメニューの[録音レベル]をタッチするか、[録音レベル]が選択された状態で、コントロールホイールの中央ボタンを押します。

    3. -(マイナス)または+(プラス)をタッチするか、コントロールホイールの左または右を押して音量を調整し、[OK]を選びます。

    ウインドスクリーン

    ウインドスクリーンをつけると風音が軽減されます。アクセサリーシューに装着します。

    カメラ上部のアクセサリーシューにウインドスクリーンをスライドして差し込みます

    ウインドスクリーンをつけても風音が入る場合は、MENU→(撮影)→[音声記録]→[風音低減]を[入]にしてください。

    外部マイク

    (マイク)端子に外部マイクを接続すると、自動的に内蔵マイクから外部マイクに切り替わります。プラグインパワー対応の外部マイクを使うと、マイクの電源はカメラから供給されます。

    (マイク)端子

    ご注意

    アクセサリーシューは電子接点がないコールドシューです。
    別売のショットガンマイクロホンECM-G1を使用する場合は、ECM-G1をZV-1Fのアクセサリーシューに装着し、ECM-G1に付属の録音ケーブルでカメラのマイク端子とマイクのMIC OUTをつなぎます。

    ECM-G1装着イメージ

    ワンポイントアドバイス

    動画再生時の音量調整

    動画再生時の音量は、再生画面またはMENUから調整できます。
    MENU→(セットアップ)→[サウンドオプション]→[音量設定]→希望の設定を選ぶ。

  7. お気に入りのシーンにショットマークをつける

    動画撮影時または再生時に、お気に入りのシーンでS1アイコンをタッチするだけでショットマークをつけることができます。

    動画撮影時の画面例

    Creators' Appを使ってスマートフォン転送するとき、ショットマークを設定した位置を中心に、指定した秒数の動画をカットして転送することができます。([60秒にカット]/[30秒にカット]/[15秒にカット]/[カットしない])
    さらに詳しくは以下のページをご覧ください。

    Creators' Appについて詳しくは8. Creators' App アプリを使うをご覧ください。

  8. Creators' App アプリを使う

    Creators' Appを使って、スマートフォンへの静止画・動画の転送やリモート撮影、撮影画像への位置情報の付与ができます。カメラの初期設定をしたり、バッテリーやメディア残量を確認することもできる便利なアプリケーションです。
    7. お気に入りのシーンにショットマークをつけるで説明したショットマークの前後だけをスマートフォンに転送したり、縦位置動画、1:1で撮影した写真などもそのまま転送できるので、撮影してすぐにスマートフォンに転送してSNSで共有できます。

    ワンポイントアドバイス

    写真の横縦比を変更する方法

    写真の横縦比は、MENU→(撮影)→[画質/記録]→[アスペクト比]で[3:2]、[4:3]、[16:9]、[1:1]から選べます。

  9. ライブストリーミングでライブ配信する

    カメラをパソコンなどに接続し、カメラの映像と音声をライブ配信やWeb会議サービスに利用することができます。

    1. カメラとパソコンなどの接続機器の電源を入れ、カメラに付属のUSBケーブルで接続する。

      接続機器側の端子にあったケーブル、またはアダプターをお使いください。

    2. カメラの画面にUSB接続モード選択が出たら[ライブストリーミング(USBストリーミング)]を選ぶ。

    3. カメラの画面に[USBストリーミング:スタンバイ]が表示され、配信スタンバイ状態に切り換わる。

      お使いのライブ配信/Web会議サービスから配信を開始すると、スタンバイ⇒出力中になります。
      USBストリーミングを終了するには、カメラの電源を切るか、USBケーブルを抜いてください。

      ヘルプガイドもあわせてご覧ください。

    ワンポイントアドバイス

    ライブ配信でおすすめの機能

  10. シューティンググリップ(別売)を使う

    カメラとシューティンググリップGP-VPT2BT(別売)をBluetooth接続すると、リモコンとして使えます。
    Bluetooth接続方法は以下のページをご覧ください。

    C1ボタンはカメラのC1ボタンと連動しています。
    詳しくは3.背景のぼけ具合を切り換えるをご覧ください。

    ミニ三脚としても使えるので、ライブ配信にも便利です。
    詳しくは9.ライブストリーミングでライブ配信するをご覧ください。