早春の景色に華やかさを添える梅の花。淡いピンクや艶やかな紅色、そして白。彩り豊かに咲き誇ります。
ふっくら丸いつぼみ、梅とメジロとの組み合わせなど、魅力的な撮りどころがいっぱいです。
晴れた日でも寒いことがありますので、防寒対策をお忘れなく。

前後にきれいなぼけをつくる

紅梅や白梅など、梅にはさまざまな色があり、一本の木に異なる色の花が咲いていることもあります。
前後に違う色のぼけをつくることもできるので、枝ぶりや花の付き方をよく観察して、一番いい角度からねらいましょう。

風がなく、被写体の動きが少ない場合は、フォーカスモードを[AF-S]にします。
撮影モードをAモードにして、ぼけの量をコントロールします。
絞りを大きく開ける(F値を小さくする)と、ピントの合う範囲が狭くなり、背景や手前にある被写体をぼかすことができます。

Aモードで絞りを大きく開けて撮影しました。[フレキシブルスポット]で任意の花にピントを合わせると、前後にきれいなぼけができます。

全体にピントが合った写真を撮りたい場合はフォーカスエリアを[ワイド]に設定し、絞りはF8〜F11を目安に絞り気味に設定します。

絞り値の設定や、Aモードについて詳しくは以下のページをご覧ください。

絞り(F値)とAモード

ぼけの大きさをコントロールするには、『絞り(F値)』、『焦点距離』、『撮影距離』、『背景との距離』の4つの要素が重要です。ぼけの要素について詳しくは以下のページをご覧ください。

ぼけの要素

好きな位置にピントを合わせる

梅や桜のように、花や枝がたくさんある被写体を撮影するとき、思ったところにピントが合わないことがよくあります。
このような場合はフォーカスエリアを[フレキシブルスポット]に設定すれば、好きな位置にピントを合わせることができます。さらに微妙にピントの位置を調節したい場合は、マニュアルフォーカスでピントを合わせましょう。

フォーカスモードについて詳しくは以下のページをご覧ください。

オートフォーカスとマニュアルフォーカス

フォーカスエリア[ワイド]では、手前の花にピントが合いました。

手前の梅の花にピントがあっている写真
焦点距離:90mm / F値:2.8 / シャッター速度:1/320秒

[フレキシブルスポット]でピント位置を奥の花に合わせました。Aモードで絞りを大きく開ければきれいな前ぼけをつくることができます。

奥の梅の花にピントがあっている写真
焦点距離:90mm / F値:2.8 / シャッター速度:1/320秒

風に揺れる花にピントを合わせる

風が吹いていて、花が揺れる場合は[AF-C]がおすすめです。細かく揺れ動く被写体をしっかり追いかけてくれます。

揺れを補正し、しっかりとピントがあっている梅の花の写真
* フォーカス枠はイメージです。

メジロを撮るとき

花や枝の間にメジロを見つけたときは、ぜひ鳥の撮影にもチャレンジしてみてください。
鳥は動きが速いので、シャッタースピード優先に設定し、シャッタースピードを速めに設定すれば被写体がぶれにくくなります。

シャッタースピードは天候や時間帯、鳥までの距離や鳥の動きにもよりますが、鳥の羽ばたきがぶれないように写し止めるには1/2000秒を目安に速いシャッタースピードに設定します。

おすすめの撮影設定

  • 撮影モード:Sモード
  • フォーカスモード:[AF-C]
  • フォーカスエリア:[トラッキング]または[ロックオンAF]

    * カメラによって、搭載されている機能が異なります。

  • ドライブモード:[連続撮影:Hi]
  • ISO感度:オート

シャッターボタン半押しで被写体を追い始めます。シャッターボタンをさらに押し込むとシャッターが切れ、シャッターボタンを押し込んでいる間、連続で撮影します。

シャッターボタン半押しでメジロに焦点があっている写真
焦点距離:300mm / F値:5.6 / シャッター速度:1/2500秒 / ISO:640 / 露出補正:+0.7
* トラッキング枠はイメージです。

シャッタースピードを速くすると、光を多く取り込むために絞りが開き、F値が小さくなります。天候や状況によっては絞り開放でも光量が不足することがあります。ISO感度はAUTOに設定し、露出補正も活用します。この作例では+0.7に補正しました。

シャッタースピードと露出補正について詳しくは以下のページをご覧ください。

望遠レンズは画角(写る範囲)が狭く、カメラを少し動かすだけでも狙っていた場所から大きくずれてしまいます。
とくにメジロは小さくて素早いので、「画面内にいたはずなのに見失ってしまった」ということもよくあります。
ファインダーを覗いていない方の目もしっかり開いて、周りの状況もよく見ながら撮影しましょう。

また、少し広めの範囲で撮影し、撮影した写真をパソコンなどに取り込んでから、編集アプリを使ってトリミングするのもよいでしょう。

スローモーション撮影もおすすめです。

メジロと桜をスローモーション撮影する 別ウィンドウで開きます

色味や明るさを変えて、伝えたいイメージに近づける

ホワイトバランスやクリエイティブスタイル/クリエイティブルックの設定を変えて、伝えたいイメージに近づけてみましょう。

くもりの日に撮影。ホワイトバランスを[日陰]に設定して、見た目に近い色味に仕上げました。暗いと感じる場合は、露出補正で+方向に調整して、好みの明るさにします。

色鮮やかな紅梅を、クリエイティブスタイル[ビビッド]でより鮮やかに表現します。

ホワイトバランスについて詳しくは以下のページをご覧ください。

ホワイトバランス

クリエイティブスタイルとクリエイティブルックのどちらが搭載されているかはお使いのカメラの取扱説明書またはヘルプガイドをご確認ください。クリエイティブスタイルとクリエイティブルックについて詳しくは以下のページをご覧ください。

Fn(ファンクション)ボタンから素早く設定を変更する

あらかじめファンクションメニューによく使う項目を設定しておくと、素早く設定を切り換えられて便利です。
ファンクションメニューはFn(ファンクション)ボタンを押すと表示されます。

Fnボタン(α6100の例)

ファンクションボタンから設定を変更する方法

  1. Fnボタンを押すと、ファンクションメニューが表示されます。
  2. コントロールホイールの上/下/右/左を押して項目を選びます。
  3. コントロールホイールを回して設定を変更します。

ファンクションメニューの項目を入れ替える方法

  1. MENU → (撮影設定2)→[ファンクションメニュー設定]を選びます。
  2. コントロールホイールの上/下/右/左を押して項目を選び、中央ボタンを押します。
  3. コントロールホイールの右/左を押して設定したい項目を選び、中央ボタンを押して決定します。
    複数の項目を変更する場合は同じ操作を繰り返します。
    * 設定できる項目は、カメラによって異なります。
  4. MENU を押して確定します。
ワンポイントアドバイス
ワンポイントアドバイス

ファンクションメニューに[撮影モード]を設定した場合、シーンセレクションの設定や、動画撮影時の露出モードなどが変更できます。
静止画撮影時のAモード、Sモードなどの切り替えは、モードダイヤルでおこなってください。

望遠レンズを使ってみよう

高い位置にある花や鳥を撮影するには望遠レンズがおすすめです。ズームレンズであれば一本のレンズでさまざまな画角が楽しめます。

望遠レンズの特徴はこちら

ここで紹介するレンズはすべて光学式手ブレ補正機構を搭載しています。手ブレしやすい望遠撮影での手持ち撮影でもブレを軽減し、安定したフレーミングを可能にしています。

OSSってなに?(レンズの手ブレ補正機能)

ボディ、レンズともに、35mmフルサイズとAPS-Cフォーマットがあります。
35mmフルサイズのボディにAPS-Cのレンズを装着したり、APS-Cのボディに35mmフルサイズのレンズを装着することも可能です。詳しくは以下のページをご覧ください。

APS-Cフォーマットのボディまたはレンズと35mmフルサイズのボディまたはレンズを組み合わせて使えるか
  • 70mmから300mmまでの望遠域をカバーする高解像望遠ズームレンズです。最短撮影距離0.9m、最大撮影倍率0.31倍の優れた近接撮影能力により、望遠撮影だけでなくテレマクロ撮影にも対応しています。

  • 光学式手ブレ補正機構の搭載により、手持ちで高精度な等倍撮影ができる中望遠マクロレンズです。Gレンズならではの柔らかく美しいぼけ味を実現し、遠距離から至近距離までピントが合った被写体を鮮明に描写します。

  • スポーツや野生動物などの撮影で求められる400mmの超望遠域をカバーするズームレンズ。シャープな描写だけでなく、決定的瞬間を逃さず捉える高速・高精度なAF駆動を両立し、撮影領域をさらに広げる1本です。
    望遠域でのぼけを使い、少し離れた被写体をふんわりと撮影するシーンにもおすすめです。

  • 35mm判換算で中望遠82.5mmから望遠315mm相当までの撮影領域をカバーする、スリムかつ軽量(約345g)な光学約3.8倍の望遠ズームレンズです。

  • Gレンズならではの高解像とコンパクトを両立した、350mm(35mm判換算525mm)の世界まで切り取れるAPS-C超望遠ズームレンズです。光学式手ブレ補正機能の搭載により、運動会やスポーツ、自然・アウトドア、ペットや野生動物など幅広い被写体の撮影に適し、さまざまなシーンで手軽に超望遠撮影が楽しめます。

  • このテーマのアルファユーザー作例を見るにはこちらから アルファカフェ
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デジタル一眼カメラ α(アルファ)で写真撮影を楽しむ

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