望遠鏡がなくても、αと望遠のレンズがあれば、月のクレーターを撮影することができます。あなたも月の撮影に挑戦してみませんか?
ここでは、月を撮るテクニックをご紹介します。
撮影の際はMモードに設定しましょう。月は意外と明るいものです。シャッター速度が遅いと、月が白く光ってしまいます。月面の表面の模様まできれいに写すには、シャッター速度を1/125秒以上、絞りをF8からF10を目安に設定しましょう。ISO感度はISO100からISO400を基準に、月の明るさや周囲の環境によって調整してください。
ピントはマニュアルフォーカス(MF)で合わせます。ピントは必ずしもフォーカスリングを回し切った位置(無限遠)で合うとは限らないので、必ず拡大して確認することをお勧めします。MFアシストやピント拡大、ピーキングなどを使い、月を液晶画面で拡大しながらピントを合わせます。拡大する場所は操作ボタンで移動できるので、ピントが合っているかどうかを確認しましょう。
『ピーキング』を使ったピント合わせの例。赤い部分にピントが合っていることを示しています。
シャッターを切るときの振動でブレが気になる場合は、セルフタイマーを2秒に設定して撮影しましょう。
ILCE-6000にSEL70200Gを装着して撮影しました。APS-Cサイズのボディなので、300mm相当の望遠になり、月の表情がよくわかります。
満月よりも、欠けた月のほうが、光と影の境界でクレーターのでこぼこした様子がよくわかります
ホワイトバランスで、イメージに合った色に調整してみましょう。ホワイトバランスを変えることで、月のイメージは大きく変化します。ひとつひとつ試してみてお気に入りの色を見つけましょう。下の写真は、ホワイトバランスを3通りに変えて撮影したものです。
月を大きく撮りたい場合は望遠レンズが必須です。スポーツ観戦や運動会、鳥や動物の撮影が多い方にも是非おすすめしたいレンズです。
望遠レンズの特徴については詳しくは以下のページをご覧ください。
望遠レンズの特徴機種はさまざまですが、NEX-7やα6000(ILCE-6000)で使っていたレンズをα7C(ILCE-7C)やα7III(ILCE-7M3)で使えるか、といった内容のお問い合わせをお客様からいただくことがあります。
ボディ、レンズともに、APS-Cフォーマットと35mmフルサイズがあり、同じEマウントであれば組み合わせてお使いいただくことが可能です。使用時の注意点などについては以下のページをご覧ください。
APS-Cフォーマットのボディまたはレンズと35mmフルサイズのボディまたはレンズを組み合わせて使えるか(α:アルファ:Eマウント)α7シリーズにマッチする、軽量・コンパクトな望遠ズームレンズ。最新の光学技術を採用し、ズーム全域でソニーのGレンズならではのぼけ味や圧倒的な解像力を実現。非球面レンズには、ソニー独自の高度な成型技術を用いた高度非球面 AA(advanced aspherical)レンズを2枚採用しています。
Eマウント35mmフルサイズ対応で300mmまでの望遠域をカバーする高解像望遠ズームレンズです。非球面レンズ4枚とEDガラス2枚、ナノARコーティングの採用により、諸収差を良好に補正しながら中心から周辺まで高解像を実現。ワイド端だけでなくテレ端でも高い解像力を誇ります。
Gレンズならではの高解像とコンパクトを両立した、350mm(35mm判換算525mm)の世界まで切り取れるAPS-C超望遠ズームレンズです。光学式手ブレ補正機能の搭載により、運動会やスポーツ、自然・アウトドア、ペットや野生動物など幅広い被写体の撮影に適し、さまざまなシーンで手軽に超望遠撮影が楽しめます。
以下はAマウントレンズです。Eマウントのボディで使うにはマウントアダプターが必要です。
AマウントとEマウントについて
動体追尾性能は前モデル(70-400mm F4-5.6 G SSM)比約4倍と劇的な高速化に成功。連写時のAF補捉力が格段に向上したことで、スポーツ撮影や動物撮影など、動きの速い被写体にも高い精度でAFが追従します。また画質面では500mm F4 G SSM や300mm F2.8 G SSM IIで採用しているソニー独自のコーティング技術ナノARコーティング(Nano AR Coating)を採用。内面反射によるフレア・ゴーストを抑えた、ヌケのよいクリアで透明感のある高い描写性能を実現しました。