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デジタル一眼カメラ α(アルファ)で写真撮影を楽しむデジタル一眼カメラ α(アルファ)で写真撮影を楽しむ

  • 「22」月の表情を撮る

    望遠鏡がなくても、αと望遠のレンズがあれば、月のクレーターを撮影することができます。あなたも月の撮影に挑戦してみませんか?
    ここでは、月を撮るテクニックをご紹介します。

  • 拡大焦点距離:750mm(35mm換算)/ F値:16.0 / シャッター速度:1/60 / ISO200

月を撮る準備をする

  • 月の形、方角、高さは季節や時間帯によって変わります。撮りたいイメージどおりの月がいつごろ見られるか、月齢カレンダーを参考にするとよいでしょう。
  • 200mmの望遠レンズがあれば、比較的簡単にクレーターまで写すことができます。全画素超解像ズームを使えば解像感を保ったまま2倍までズームアップできます。全画素超解像ズームの設定方法はお使いのカメラの取扱説明書やヘルプガイドをご覧ください。
  • 月は明るいので比較的ブレにくい被写体ですが、月を大きく撮影したい場合はブレやすくなりますので、三脚やレリーズを使用するとよいでしょう。
    三脚を使用する場合は手ブレ補正機能をオフにします。

撮りながらチェックしよう

撮影の際はMモードに設定しましょう。月は意外と明るいものです。シャッター速度が遅いと、月が白く光ってしまいます。月面の表面の模様まできれいに写すには、シャッター速度を1/125秒以上、絞りをF8からF10を目安に設定しましょう。ISO感度はISO100からISO400を基準に、月の明るさや周囲の環境によって調整してください。

  • 拡大F値:8.0 / シャッター速度:1/5秒 / ISO400

  • 拡大F値:8.0 / シャッター速度:1/400秒 / ISO100

ピントはマニュアルフォーカス(MF)で合わせます。ピントは必ずしもフォーカスリングを回し切った位置(無限遠)で合うとは限らないので、必ず拡大して確認することをお勧めします。MFアシストやピント拡大、ピーキングなどを使い、月を液晶画面で拡大しながらピントを合わせます。拡大する場所は操作ボタンで移動できるので、ピントが合っているかどうかを確認しましょう。

  • 『ピーキング』を使ったピント合わせの例。赤い部分にピントが合っていることを示しています。

シャッターを切るときの振動でブレが気になる場合は、セルフタイマーを2秒に設定して撮影しましょう。

  • 拡大焦点距離:300mm(35mm換算)/ F値:8.0 / シャッター速度:1/250秒 / ISO200 / ホワイトバランス:AWB

ILCE-6000にSEL70200Gを装着して撮影しました。APS-Cサイズのボディなので、300mm相当の望遠になり、月の表情がよくわかります。

満月よりも、欠けた月のほうが、光と影の境界でクレーターのでこぼこした様子がよくわかります

  • 拡大焦点距離:840mm(35mm換算)/ F値:11.0 / シャッター速度:1/80 / ISO800 / ホワイトバランス:太陽光 / テレコンバーターレンズ使用

STL-A57にテレコンバーターレンズSAL14TC とSAL70400Gを装着して撮影しました。テレコンバーターレンズを使用することで、マスターレンズ焦点距離を1.4倍に伸ばすことができます。APS-Cサイズのボディに装着すると、一番望遠側に設定した場合約1.5倍の560mm相当の焦点距離になりますが、さらにテレコンバーターレンズで1.4倍の840mm相当の望遠になります。クレーターの凹凸がはっきり写っています。

イメージ通りの色に調整しよう

ホワイトバランスで、イメージに合った色に調整してみましょう。ホワイトバランスを変えることで、月のイメージは大きく変化します。ひとつひとつ試してみてお気に入りの色を見つけましょう。下の写真は、ホワイトバランスを3通りに変えて撮影したものです。

  • 拡大【AWB】

  • 拡大【太陽光】

  • 拡大【電球】

月に抱くイメージは人それぞれです。また、実際に見たときの月の色は、月の見える位置や時間帯によっても変わります。クールなイメージであれば電球で青白く、温かみのある黄色やオレンジがかった色合いにしたい場合はカスタム設定にチャレンジしてみましょう。冒頭の作例はカスタムホワイトバランスで5400Kです。

望遠レンズを使う

月を大きく撮りたい場合は望遠レンズが必須です。スポーツ観戦や運動会、鳥や動物の撮影が多い方にも是非おすすめしたいレンズです。

望遠レンズの特徴については詳しくは以下のページをご覧ください。

望遠レンズの特徴

α7シリーズにマッチする、軽量・コンパクトな望遠ズームレンズ。最新の光学技術を採用し、ズーム全域でソニーのGレンズならではのぼけ味や圧倒的な解像力を実現。非球面レンズには、ソニー独自の高度な成型技術を用いた高度非球面 AA(advanced aspherical)レンズを2枚採用しています。

Eマウント35mmフルサイズ対応で300mmまでの望遠域をカバーする高解像望遠ズームレンズです。非球面レンズ4枚とEDガラス2枚、ナノARコーティングの採用により、諸収差を良好に補正しながら中心から周辺まで高解像を実現。ワイド端だけでなくテレ端でも高い解像力を誇ります。

Gレンズならではの高解像とコンパクトを両立した、350mm(35mm判換算525mm)の世界まで切り取れるAPS-C超望遠ズームレンズです。光学式手ブレ補正機能の搭載により、運動会やスポーツ、自然・アウトドア、ペットや野生動物など幅広い被写体の撮影に適し、さまざまなシーンで手軽に超望遠撮影が楽しめます。

以下はAマウントレンズです。Eマウントのボディで使うにはマウントアダプターが必要です。
AマウントとEマウントについて

動体追尾性能は前モデル(70-400mm F4-5.6 G SSM)比約4倍と劇的な高速化に成功。連写時のAF補捉力が格段に向上したことで、スポーツ撮影や動物撮影など、動きの速い被写体にも高い精度でAFが追従します。また画質面では500mm F4 G SSM や300mm F2.8 G SSM IIで採用しているソニー独自のコーティング技術ナノARコーティング(Nano AR Coating)を採用。内面反射によるフレア・ゴーストを抑えた、ヌケのよいクリアで透明感のある高い描写性能を実現しました。

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