撮影を楽しもう水族館編

海や川の生物が泳いでいる姿を間近で見ることができる水族館は、子どもから大人まで楽しめる人気スポットです。
魚たちが泳ぐ姿を見て楽しみながら、写真を撮って思い出を残しましょう。
水族館での撮影で役立つポイントをご紹介します。

水槽のガラスの反射を防いで撮影する

レンズが水槽のガラスに対して平行になるように構えましょう。
できるだけガラスにレンズを近づけると、反射を防げます。

ガラス越しにペンギンを撮影しているイメージ図
撮影イメージ
ガラスの反射で写り込んだ写真
カメラがガラスと水平になるように構えて撮影した写真

泳ぐ魚を撮影する

特定の魚をどうしても撮りたい場合を除き、基本的に魚は追わずにシャッターチャンスを待ちましょう。

撮影のポイント

  • 水槽に光が差し込むポイントを探し、あらかじめ構図を決めておく
  • 入ってきてほしいポイントに魚がきたタイミングで撮影する
  • 泳ぐ魚はブレやすいのでISO感度を高めに設定して撮影する
撮りたい場所でシャッターチャンスを待つ
魚が泳いできたらシャッターを切る

人物と水槽を一緒に撮影する

水族館の内部は暗いので、人物と水槽を一緒に撮ろうとすると暗すぎたり水槽が白飛びしてしまうことがあります。
そんなときは人物と水槽のどちらを主役にするかを決めて撮影しましょう。

人物を主役にする場合

水槽の前で魚を見つめているタイミングや、真剣に写真を撮っている姿を撮影してみましょう。

撮影のポイント

  • 水槽の光を利用する
  • 主役の人物と水槽以外はなるべくフレーム内に入らないようにする
  • 人物が向いている方向の空間を一緒に写す
  • 水槽の明るさを利用しても人物が暗い場合は、露出補正の機能を使って水槽が白飛びしない程度に明るさレベルを上げて撮影する

水槽を主役にする場合

迫力ある大きな水槽を背景に人物をシルエットにして撮影することで、水槽や魚の大きさが伝わり、迫力ある写真になります。
ホワイトバランスを調整し水槽に青みを出すことで、黒いシルエットをより際立たせることができます。

撮影のポイント

  • 水槽を背景に人物をシルエットにして撮影
  • 水槽の色がきれいに出るようにホワイトバランスで色味を調整

イルカショー、アシカショーを撮影する

イルカショーでは、イルカのスピード感のある泳ぎや水しぶきを上げてジャンプするところが見どころです。
Sモード(シャッター速度優先モード)でシャッター速度を上げて、水しぶきもしっかり捉えると迫力が伝わります。

アシカショーはボールやフラフープなどの小物を使ったショーが多く、遠くからだと撮影が難しいです。
できるだけ大きく撮影するために近くの席を選ぶか、ズームや望遠レンズを活用しましょう。