ネットワークカメラ/防犯・監視システム

ソニーシティ

オフィスセキュリティ

国内最大級オフィスビルのセキュリティシステムをネットワークカメラがサポート。

ソニーシティ


ソニーシティ 外観

ソニー生命とソニーの共同プロジェクトとして芝浦に誕生したソニーの新本社ビル「ソニーシティ」は、地上20階地下2階建、延べ床面積16万平方メートルと、国内最大級を誇ります。ビルの竣工に合わせて、共用部やオフィス内に200台以上のネットワークカメラが導入され、2006年12月から防犯・監視システムとして稼動を開始しています。

ネットワークカメラの性能の高さと、インフラを含めたトータル提案が決め手


ソニーファシリティマネジメント株式会社 新芝浦BM室統括部長 能美 一男様


ソニーファシリティマネジメント株式会社 新芝浦BM室統括係長 荒川 祐司様

外装全面のダブルスキンカーテンウォールに、斜め鉄骨柱のひし形模様がひときわ目立つソニーシティは、国内有数のオフィスエリアへと変貌した品川駅港南口に位置しています。このビルほどの規模ともなると、多くの場合、アナログカメラによる防犯・監視システムが採用されるのですが、ソニーシティには"最先端の技術を結集する"という計画当初からのコンセプトがあり、検討の結果、ネットワークカメラによる防犯・監視システムが選択されました。

セキュリティシステムを含め、ソニーシティを総合的に運用・管理するソニーファシリティマネジメント 新芝浦BM室統括部長の能美一男様にお話を伺いました。

「ソニー製ネットワークカメラに決定するまで、他社製のネットワークカメラや、アナログカメラによるシステムとの性能比較を行いました。ソニー製ネットワークカメラは、JPEGとMPEG-4に対応し、QVGA時の最大フレームレートが30フレーム/秒、VGA時では18フレーム/秒と非常に高機能であったこと、最大1Gbpsのインフラ敷設も含めてトータルでのシステム提案がなされたことなどを高く評価しました。さらに、アナログカメラのシステムと比べて、カメラの増設や移設が容易であり、他のセキュリティシステムとの連動も行えるなど、システムの拡張性が高いことも決め手の1つでした」(能美部長)

ビルの防犯・監視システムにテナントのシステムを統合するなど、柔軟かつ拡張性が高い

防犯・監視システム用カメラとして、200台以上のソニー製ネットワークカメラが導入されました。三層吹き抜けのエントランスホールをはじめ、風除室、エレベータ内部、共用廊下など、設置場所それぞれに適したモデルが選択されています。

同じくソニーファシリティマネジメント 新芝浦BM室統括係長の荒川祐司様に、運用方法を説明していただきました。

「すべてのカメラ映像は、防犯センター内にある40型液晶ディスプレイと、壁付けモニターに表示しています。映像の切り替えやカメラの遠隔操作などは、RealShot Managerをインストールした管理用PCから行います。
また、映像の記録・保存用として、ネットワークカメラ専用レコーダーNSR-100を導入しました。ここにすべてのカメラ映像を記録します」(荒川係長)


防災センターでカメラ映像をチェック


ラックに収納されたNSR-100


エントランスホール、共用廊下などにネットワークカメラを設置

画質調整や他システムとの運用など、セキュリティシステムの強化も視野に

最後に、今後の展開についてお尋ねしました。

「現在は映像の保存日数を考えて、映像品質を多少調整しています。カメラの数が非常に多いので、設定を少し変更しただけでも保存日数に大きく影響します。コストがからみますので、その判断が難しいところですね。また、他のセキュリティシステムとも連動できれば、運用がかなり楽になると思います。システム的には可能ですので、それらのメリットデメリットを踏まえた上で、さらにセキュリティを強固にしていきたいと思います」(能美部長)

「運用開始後間もないので、現在はまだ、計画当初のシステム構想で問題がないかチェックしている段階です。しかし今後、たとえば活用頻度が少ない場所の映像品質を下げ、その分頻度の高い場所のカメラの品質を上げるなど、システムの微調整を行うことも必要だと考えています。そのようなことを念頭において、日々運用しています」(荒川係長)

これからも引き続き、ソニーシティのセキュリティをサポートして参ります。