法人のお客様 スマホインカムアプリ「Callsign」 事例紹介 クラシカエールVol.3「エール・マジック・オーケストラ」様

Callsign

導入事例:クラシカエールVol.3
「エール・マジック・オーケストラ」 様

クラシカエールVol.3「エール・マジック・オーケストラ」 様

2020年8月1日(土)に晴海トリトンスクエア内の第一生命ホールにて行われた新感覚のクラシックコンサート「エール・マジック・オーケストラ」の運営にて、スタッフ間や配信用撮影チームのコミュニケーションに、スマホインカムアプリCallsignをご利用いただきました。

クラシカエールとは?

クラシカエールは「暮らし・変える」の意であり、クラシック音楽を通じて、人々の暮らしをより豊かに変えたいという思いのもと、エール管弦楽団(代表:鰺坂圭司氏)と早稲田大学大学院経営管理研究科(早稲田大学ビジネススクール)の川上智子教授、そしてその研究室の学生が取り組んでいる産学官連携のプラットフォーム型プロジェクトです。

3回目となった今回のコンサートは「エール・マジック・オーケストラ」と題して、マジックやAI(人工知能)とコラボした新感覚のコンサートであり、またwithコロナの新しいコンサートの楽しみ方として、NTTドコモの「新体感ライブ CONNECT」での生配信が行われました。

■ クラシカエール
https://www.classicaile.com/

クラッシックコンサートの運営スタッフがCallsignを利用する

Callsign

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今回のコンサートでは、スタッフのコミュニケーションツールとしてCallsignをご利用いただきました。コンサートの運営スタッフだけでなく、舞台演出のスタッフ、生配信の関係者やカメラマンの方など、たくさんの方が関わられており、それら裏方のメンバーのインカムラインとして使っています。

コンサートホールは、モバイルのネットワークが使えないようになっている場所もあるため、ルーターを利用したWi-Fi回線を使って通信を行いました。

スマホは、Callsign用に用意したiPhoneだけでなく、スタッフの方の自前のスマホも利用しています。アクセサリーとしては、有線PTTイヤホンマイク「CSEM-100」とワイヤレスPPTイヤホンマイク「CSEM-200BT」に加えて、Callsignと連携ができるウェアラブルコミュニケーションギア「NYSNO-100」を使いました。

撮影チームの連絡ツールとして

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NTTドコモの「新体感ライブ CONNECT」で生配信をした映像は、数台のカメラで撮影されたマルチアングルの映像なのですが、そのうちの2台は、なんとカメラマンがカメラを持って舞台の中を動き回りながら撮影をしています。演奏者の後ろに回り込んだり、指揮者を真正面や横から捉えたり、マジシャンの手元に迫ったりと、通常では見られないようなアングルで、コンサートの新しい楽しみ方ができる配信映像です。

2人のカメラマンは、演奏や演目の進行に合わせて、その瞬間に注目すべき楽器や人の動きなどをカメラに収められるよう、舞台袖でモニターを確認しているスタッフからの指示を受けて撮影をします。そのカメラマンと舞台袖のスタッフとの会話に、CallsignとPTTイヤホンマイク、そしてNYSNO-100を利用いただきました。

カメラマンは、重たいカメラや他の機材を持ち、また演奏者の間を通り抜けながら撮影をするため、完全ワイヤレスの「NYSNO-100」を耳に付け、CallsignのアプリがダウンロードされたiPhoneはポケットに入れたままで、Bluetooth接続をして利用していました。舞台袖のスタッフは有線PTTイヤホンマイク「CSEM-100」を持ち、モニターを見ながら指示をしていました。「CSEM-100」はPTT操作(プッシュトゥトーク:押している間だけ声を送ること)ができるので、指示を送るときに手元のPTTボタンを押して、マイクのON/OFFを切り替えていました。

運営スタッフのコミュニケーションツールとして

撮影チームだけでなく、リハーサル時、本番時の運営スタッフの情報共有にもご利用いただきました。

「開場10分前です」「お客様の入場を開始しました」「再開時刻を5分ずらします」などの進行状況をスタッフに伝える連絡や、「マジシャンの方がスタンバイされました」など、次の演目の準備をしている舞台上のスタッフと舞台袖のスタッフのコミュニケーションなどにCallsignを用いています。接続距離に関係なく利用できるので、舞台裏からホール入り口のお客様受付へ遠隔の連絡も可能です。また、有線インカムとは違い、ケーブルの長さを気にする必要がないので、舞台上での作業も邪魔をすることはなく、機動力のある業務ができました。

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グループ同時接続でチーム連絡と全体連絡を同時に

今回は、運営スタッフの役割ごとに複数のグループを作成し、スタッフはそれぞれ自分が所属するグループや、進行状況の把握が必要なグループに参加をしていました。全体連絡のためのグループには全員参加しており、進行状況の連絡などはそのグループで共有されました。

Callsignは、6グループ同時接続ができ、グループの送受信を細かく設定できるので、全体連絡は指示が必要な人のみが声を送り、それ以外の人は聞くだけにするなどの設定が可能です。例えば、撮影スタッフは、撮影チームと全体連絡の両方のグループに入って、作業時は撮影チームのメンバーだけと会話をします。自分の声を送るのも、撮影チームのみです。しかし、「聞くだけ」に設定した全体連絡のグループにも参加しているので、全体に共有される進行の指示も時折聞こえてくる。というような利用の仕方をしていただきました。

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コンサートやイベントでのCallsignの利用

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今回のコンサートでご利用いただき、「スマホでできるのはありがたい。会場のインカムを借りるのは費用が高い場合も多いので。」といった感想や「操作やIP特有のディレイ(遅延)に慣れる必要はあるが、慣れればとても使いやすい。」「小さいイベントでも試してみたい」というお声を頂きました。

会場のネットワーク状況にもよりますが、周波数や接続距離に関係なく利用できるので、コンサートやイベントの運営、進行などにCallsignが利用できます。また、スマホにアプリをインストールするだけで使用できるため、業務用無線機をあらかじめ用意できなくても、参加するスタッフのスマホを当日その場で設定して共有することができます。

グループの作り方や参加の仕方次第で、連絡の方法もさまざまなので、小規模なライブから大規模な屋外イベントなどでもご利用いただけます。

まずは1か月無料トライアルを試す

Callsignは無料でアプリのトライアルが可能です。業務用無線機やインカムの代わりに使ってみたい、音質や操作性を確かめたいなど、まずはお気軽にお試しください。トライアル期間中に推奨ヘッドセットのお貸出しも可能です。

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