法人のお客様 ニュースリリース一覧 バーチャルプロダクション向けの機能強化など、Crystal LEDのソフトウェアアップデートとハードウェアの仕様変更を実施

2022年1月24日

バーチャルプロダクション向けの機能強化など、
Crystal LEDのソフトウェアアップデートとハードウェアの仕様変更を実施

ソニーは、高精細な映像を自由な形状とサイズで表現できるディスプレイ、Crystal LED のソフトウェアアップデートとハードウェアの仕様変更を実施します。
Crystal LEDに映し出した映像を背景や照明として利用するバーチャルプロダクションは、クリエイターの自由な映像表現と制作の効率化を実現する新しい撮影手法です。
今回のアップデートでは、制作現場からの声をもとに、おもにバーチャルプロダクション向けの画質調整機能を強化したほか、HDR/SDR自動検出機能の追加、天井および傾斜設置対応によって操作性や設置性を向上させています。
本アップデートは、2022年2月1日より提供を開始します。

対象機種

Crystal LED Bシリーズ「ZRD-B12A」「ZRD-B15A」
Crystal LED Cシリーズ「ZRD-C12A」「ZRD-C15A」
ディスプレイコントローラー「ZRCT-300」

追加する機能

<バーチャルプロダクション向け機能強化>

1. 「Camera Sync(カメラシンク)」*
撮影カメラのシャッター開角度とフレームレートをディスプレイ側にも設定し、独自のアルゴリズムで同期させる機能。これにより、LEDディスプレイをカメラで撮影する際に発生するライン状の画像ノイズを軽減します。
*「Camera Sync(カメラシンク)」はソニーのデジタルシネマカメラ『VENICE』および『VENICE 2』との組み合わせで動作を確認済みです

2. 照明用Art-Netプロトコル対応
照明機材をネットワーク上で制御するArt-Netコマンドに対応。Crystal LEDを照明として利用する際、その他の照明機材と同じ操作パネルからCrystal LEDの色温度、RGB値などを制御でき、ワークフローが改善します。

<操作性の向上と運用の効率化>

3. HDR/SDR自動検出機能
HDMI入力信号を自動検出して、入力設定をHDR(SMPTE ST 2084 / ITU-R BT.2100 (HLG))または、SDRに自動的に切り替えます。

<ハードウェアの仕様変更による設置性の向上>

4. 天井および傾斜設置対応
落下防止用安全パーツ(オプション)を用いて画面を下向きに設置できます。

製品情報サイト

Crystal LED https://www.sony.jp/crystal-led/

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