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2010年4月12日

新機能

“HDCAM-SR”のスタジオデッキに新機能を追加『SRW-5800』、『SRW-5100』
〜 圧縮ファイルへの対応や、2倍速録画再生、3DのRGB4:4:4記録等に対応 〜

ソニーは“HDCAM-SR”スタジオデッキ『SRW-5800』、『SRW-5100』の機能向上を実現します。RGB録画再生(SQモード:440Mbps)と1080/60p録画再生の標準機能化(オプション不要)に加えて、新たに2倍速録画再生(HD RGB & YCbCr)機能に対応します。さらにオプションのプロセッサーボードを装着すると、圧縮ファイルへの対応や、3DのRGB4:4:4録画再生、2K録画再生への対応が可能となります。
なおこれらの機能は既存の『SRW-5800』でも、今後発売予定のアップグレードキット「HKSR-58UK」等を装着することでも実現します。
* 弊社サービスセンターにてアップグレードインストール・調整作業を行う必要があります。

2003年の発売以来、“HDCAM-SR”フォーマットは映画、CM、番組、アニメなど、さまざまなコンテンツ制作でご利用いただいており、全世界で7,000台が活躍をしています(2010年3月末現在)。
型名 予定スケジュール
HDCAM-SRレコーダー 『SRW-5800』 2010年6月より、各機能に順次対応
HDCAM-SRプレーヤー 『SRW-5100』 2010年7月より、各機能に順次対応

主な新機能について

  1. MXF MPEG-4 SStP (Simple Studio Profile)への対応

“HDCAM-SR”デジタルレコーダー『SRW-5800』では、既にDPX、Cineon、Tiffなどの非圧縮ファイル転送を実現していますが、今後は圧縮ファイルにも対応し、ファイルサイズを低減することによる転送の高速化により、幅広い用途にお使いいただける予定です。圧縮コーデックには“HDCAM-SR”のネイティブ・コーデックであるMPEG-4 SStP(Simple Studio Profile)、ファイル・ラッパーにはMXFといった業界標準のオープンな技術を採用することで、既に普及の進んだGbE接続を使ったファイル転送を実現します。
また圧縮レベルとしてはVTRで採用している 880Mbps・440Mbps相当に加えて、更にファイルサイズを軽減したSR Lite(220Mbps相当)モードを追加しました。SR素材の高画質を生かしたまま必要なストレージ容量や伝送帯域を削減する他、VTR内で“HDCAM”テープ素材からSR Liteファイルを生成することで“HDCAM”にアーカイブされた映像を有効活用することが可能です。

Phase 1 (2010年7月予定)
・SR 422(440Mbps) →  MXF(440Mbps)
・SR 422(440Mbps) →  MXF(220Mbps)
・HDCAM → MXF(220Mbps)

Phase 2 (2011年1月予定)
・SR 444 (440Mbps) → MXF(440Mbps)
  1. 2倍速録画再生 (HD RGB&YCbCr)

“HDCAM-SR”では既に880Mbpsの高速レートとHD-SDIのデュアルリンク技術を活用して、YCbCr 4:2:2素材の2倍速伝送機能を実現しており、ノンリニア等へのインジェスト時間を 半減させています。今後はさらに2倍速記録を開発、テープへのダビング時間を半減します。
さらに、3G-SDIのデュアルリンク技術も併せて開発し、RGB 4:4:4素材の2倍速伝送および2倍速記録機能も実現します。これにより、RGB4:4:4素材においてもインジェストやダビングにかかる時間を半減します。

 Phase 1 【2倍速記録(YCbCr)】
  ・SRW-5800 (2010年6月予定)

 Phase 2 【2倍速録再(RGB)】
  ・SRW-5800 (2011年1月予定)
  ・SRW-5100 (2011年1月予定、再生のみ)

  1. 3D RGB録画再生

“HDCAM-SR”では既にHDカメラ2台などの2チャンネルの映像記録/再生を1台のVTRで実現、3D立体映像制作のワークフローの効率化を実現していました(YCbCr 4:2:2)。
今回、3G-SDIデュアルリンクの実現により、RGB444での3D制作もサポート、豊富な色情報による高画質に加えて、ブローアップ/クロマキー/カラコレ/トレースなどのエフェクト処理において高作業効率かつ高画質を実現します。

  ・SRW-5800 (2011年1月予定)
  ・SRW-5100 (2011年1月予定、再生のみ)

  1. 2K(2048 x1556 / 2048 x1080) 対応

新たに2K映像のリアルタイム録画再生に対応しており、2K映像制作をサポートします。
フルアパーチャー(2048x1556)とビスタ(2048x1080)サイズに対応し、デジタルインターメディエイトから上映まで、幅広い用途に活用いただけます。
フレームレートは23.98/24/25 PsF、カラースペースはRGB 10bitで、ビスタサイズではXYZ 12bit (DC-SDI 標準規格)にも対応します。
オーディオは12ch, 48kHz/96kHzに対応しています。インターフェースは1.5GのSDIデュアルに加えて、3GのSDIシングルに対応、環境に合わせたシステム構築を行っていただけます。

 Phase 1 【ビスタ(2048x1080)】
  ・SRW-5800 (2010年6月予定)
  ・SRW-5100 (2010年7月予定、再生のみ)

 Phase 2 【フルアパーチャー(2048x1556)】
  ・SRW-5800 (2011年1月予定)
  ・SRW-5100 (2011年1月予定、再生のみ)

関連別売商品

【SRW-5800用】
≪新商品≫ アップグレードキット  HKSR-58UK
希望小売価格 未定 (税抜価格 未定)  2010年7月発売予定

現行SRW-5800の、新機能対応へのアップグレード を実現します。

≪新機能≫ アドバンストHQプロセッサーボード  HKSR-5803HQ
2K録再、3D RGB録再 を実現します。

≪新機能≫ ファイル転送プロセッサーボード  HKSR-5804
MXF MPEG-4 SStP (Simple Studio Profile) ファイル出力を実現します。

【SRW-5100用】
≪新機能≫ アドバンストプロセッサーボード  HKSR-5103

2K再生、3D RGB再生 を実現します。

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