CineAlta4KカメラPMW-F55/F5にダイレクト接続可能なRAWレコーダーAXS-R5と一体化することで、NEX-FS700Jの外部収録レコーダーとして機能します。
NEX-FS700Jとの接続は3G-SDI経由なので、リグでの一体化やカメラヘッドとレコーダーを分離するなど、さまざまな撮影スタイルが可能です。リグなどへの取り付けのために、ハンドルや底面に1/4インチサイズのネジ穴を搭載しています。電源はリチウムイオンバッテリーパックBP-FL75やXLR4ピンのDC12Vに対応します(AXS-R5側)。
最大2.4Gbpsの高速書き込みに対応したAXSメモリーカードを採用し、16bitリニアRAWの高画質記録を実現しました。NEX-FS700Jの4K対応イメージセンサーの持つ広いラチチュードを生かした映像を、16bitの広い諧調や高い色解像度で収録できます。
AXSメモリーカードUSBリーダーAXS-CR1を用いてPCに取り込んだ撮影データは、ソニー製ソフトウェアRAW Viewerでの再生・現像・簡易グレーディングが可能です。動画としてだけでなく、静止画として切り出した場合にも、最大840万画素の高品質素材として活用できます。
4K解像度(4096×2160)では60/30/24p収録だけでなく、約4秒の120fps収録が可能です。さらに、2K解像度(2048×1080)では240/120fpsの連続収録が可能で、NEX-FS700Jのみでは不可能な高画質ハイスピード連続撮影を実現します。
RAW出力時においても、NEX-FS700J側でAVCHD記録が可能です。NEX-FS700Jの記録START/STOPボタンで、AVCHD記録と連動したRAW記録が可能なので、タイムコードが同期したオフライン編集用素材として活用できます。
撮影時のモニタリングに、NEX-FS700JのHDMI/コンポーネント/ビデオ出力やAXS-R5のAUX OUT端子を活用できます。撮影時にダイナミックレンジを適切にモニタリングするために、NEX-FS700Jのピクチャープロファイルのガンマカーブに「S-Log2」を追加しました。