法人のお客様メディカル関連機器 メディカル関連機器 導入事例 ほんだ内科・内視鏡クリニック 様

ほんだ内科・内視鏡クリニック 様

明るく高画質なモニターは医療の安全と安心につながる
ー鮮明で高輝度な4Kモニターで内視鏡検査の質を向上させるー
本田徹郎 先生
ほんだ内科・内視鏡クリニック(長崎県)
https://hondanaika.jp/ 別ウィンドウで開きます
院長 本田徹郎 先生
日本内科学会専門医 日本消化器内視鏡学会専門医

ほんだ内科・内視鏡クリニックは、大規模再開発によって新たなにぎわいが生まれている長崎駅前に2023年春に開業しました。JR、路面電車、バスに加えて新幹線が開通してアクセスが良い立地に構え、県内外の多くの人々の健康増進に真摯に取り組まれています。

より良いものを選択して、少しでも前へ進みたい

私は自治医科大学を卒業して、地元長崎県の対馬や五島の離島病院などで地域医療に約10年間従事しました。その後は、基幹病院の消化器内科にて胃カメラ/大腸カメラ/超音波/カプセルなど多岐にわたる内視鏡の専門家としての経験を約10年間積んできました。そして、開業してこれから次の10年は、これまでやってきたことを統合させた答え合わせだと捉えています。「地域医療」と「内視鏡の専門家」としての経験を余すことなく生かしたいと思い、「内科」と「内視鏡」を組み合わせた名称の「ほんだ内科・内視鏡クリニック」としました。

今回の新規開業に際しては、患者様のプライバシーに配慮してリラックスしながら大腸内視鏡検査に臨んでいただけるように完全個室の前処置室を設けたほか、膵臓カメラ(超音波内視鏡検査:EUS)や大腸CT検査・カプセル内視鏡検査など可能な限り設備を備えました。クリニックの事業規模において、開業当初から設備を充実させたのは、「より良いものを選択して、少しでも前へ進みたい」という想いがあります。

それは、モニター選びにおいても同じことで、最先端の優れたモニターを導入すべきだと考えて、ソニーの4Kモニターを選択しました。現時点では、内視鏡システムからの映像出力はHD解像度でアップコンバートさせていますが、近い将来には4K画質になることを期待しています。それに対応できる4Kモニターを初めから導入しました。

明るく高画質なモニターは医療の安全と安心につながる

手術室では天吊り(懸垂)モニターは一般的ですが、クリニックの検査室においても使いやすさに優れています。スペースが限られた中でシステムカートを移動させることは大変ですが、天吊りであれば簡単に見やすい位置や角度に変更ができて自由度が高いです。

実際に4Kモニターを導入してみて、初めて目にした時には「すごく綺麗で、これならば何の問題もない」と感じました。そして、本格的に使い続けるうちに、この4Kモニターのさらなる素晴らしさに気付かされました。その一つが、黒の色を一つとっても「濃い黒」と「薄い黒」の絶妙な濃淡が見分けられることです。部位がハッキリと浮かび上がって見えて、「鮮明でコントラストが良い」という印象です。エコーからの映像は、明るい白い部分から黒い部分までを含んでいて繊細な映像を出力することは難しいことだと思うのですが、この4Kモニターでは視認しやすいです。こうしたモニターの見やすさは、病変の発見のしやすさにもつながります。


【LMD-X2705MDは明るい室内照明でも見やすい】

また、今回導入したソニーの4Kモニターは800カンデラ(cd/m2)なので室内光の明るさに負けないで鮮明な映像を見ることができます。明るい中で医療作業ができることは安全面においてとても大事なことです。

クリニックでの先進的な内視鏡活用とテクノロジー

27型4K液晶モニター LMD-X2705MDには、2画面表示・アンダースキャンなどの表示機能があるのでそれも活用していきたいです。以前は、エコー画像のみを表示して処置をしていましたが、今回導入した超音波内視鏡システムの2画面機能と、モニターを組み合わせることで、内視鏡画像とエコー画像の両方をしっかり確認しながら観察・処置を行うことができて効率的です。今後、横長の曲面モニターが登場しても使いやすいかもしれません。

今までは組織の一部を取り除くことや、チューブを挿したり、膿を抜いたり、薬液を注入することなどは大きな病院でないと対応できませんでしたが、今後はクリニックでも行えるような時代がやってくると思います。わたしもクリニックでもやれることは全部やっていきたいです。ソニーには、最先端のAIや3D技術とも融合しながら、これまで世界中の幅広い分野で培ってきたテクノロジーを医療界に余すことなく注ぐことを期待しています。

導入機器の概要

27型4K液晶モニター LMD-X2705MD
天吊りアームに装着して対面モニターとして使用
今後さらなる高精細化が見込まれる内視鏡や術野カメラ、顕微鏡カメラなどの映像に適した4K解像度・広色域・ハイダイナミックレンジ(HDR)に対応。4K信号対応インターフェース(Display Port、HDMI)のほか、HD解像度まで対応するDVI-Dインターフェースを標準装備。オペ室懸垂モニターとしての運用性を向上する3G-SDI入出力端子も備えています。

商品情報

※本製品は日本においては医療機器ではありません。