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Adventure TRAIN

Adventure TRAIN 第9回 飯田線
鉄道写真家 中井精也 氏
中井精也がαと旅する鉄道冒険記
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α Universe editorial team
α1,FE 70-200mm F2.8 GM OSS II 149mm,F8,1/500秒,ISO800

飯田線 中井侍駅付近 自然の形状に逆らわず、溶け込むように走る飯田線の姿に胸を打たれた。その場に立って、風を感じているような臨場感は、α1とG Masterの描写力があってこそだ

新緑まぶしい渓谷の合間を
どんどこ走るローカル線

今回の舞台は飯田線。愛知県の豊橋から、険しい山岳地帯を貫き長野県の辰野に至る路線で、その総延長は195.7kmにも及ぶ。驚くことに直通の鈍行列車があり、その所要時間はなんと約7時間! 鉄道写真家としては絶好の被写体だが、限られたページで見どころを全部紹介するにはさすがに長過ぎるので、今回は長野県側の区間に絞って撮影した。 飯田線の長野県側のハイライトは、天竜峡駅から大嵐駅にかけての天竜川の渓谷に沿って走る絶景区間と、中央アルプスと南アルプスに囲まれた伊那谷を走る区間。どちらもまさに新緑に輝く季節を迎えており、伊那谷では中央アルプスと水田のコラボが生み出す、息を呑むような絶景を撮影することができた。

そんな中、僕がメインカットに選んだのは、秘境駅として知られる中井侍駅付近の山中で撮影した作品。険しい渓谷に沿った山岳地帯を電車が恐る恐る走る光景が実に飯田線らしいと言えよう。 この作品はα1で撮影したが、僕が見せたかった森の木々や渓谷の水面の風紋などの細かい部分の描写が本当に素晴らしいと感じた。拡大してみると細部までかなり繊細に描写されているのだが、高画素機に特有のカリッとし過ぎた感じがなく、どこか柔らかさというか優しさがあるところが実に良い。この柔らかさが臨場感を高めているのだろう。僕がどうしてもα1を選んでしまう理由は、ここにあるのかもしれない。 今回は派手な写真はないが、この路線の個性と日没が迫る谷を抜ける風まで表現できたような気がして、お気に入りの作品群になった。

<PHOTO TECHNIQUE>
「ピント拡大」機能を使いAFを確実に合わせる

鉄道風景写真では、線路位置に測距点を置き、列車が来るまで頻繁にAFでピント合わせをするが、何度も合わせ直していると、まれにピントがわずかに甘くなることがある。それを避けるためには「ピント拡大」機能を利用し、本番前に確実にピントが合っているかどうか確認したい。僕はAF-ONボタンに「ピント拡大」を割り当て、ピントを合わせたあとは最大の8.5倍まで拡大、まるで顕微鏡でピントをチェックするように確認している。

α1,FE 24-70mm F2.8 GM II 42mm,F8,1/2000秒,ISO800

飯田線 七久保〜高遠原 心まで澄み切って爽やかな気持ちになる、伊那谷の春。水が入ったばかりの田に、南駒ヶ岳や空木岳などの中央アルプスが映り、とても贅沢な絶景風景になった

α7R V,FE 24-70mm F2.8 GM II 47mm,F8,1/1250秒,ISO800

飯田線 為栗〜平岡 17時20分。山に日が沈むかとやきもきしたが、優しい夕方の光が狭い谷を照らしてくれた。α7R Vの高精細な描写力が、谷全体を緻密で立体的に表現してくれた

α7R V,FE 24-70mm F2.8 GM II 26mm,F8,1/500秒,ISO800

飯田線 天竜峡〜千代 そらさんぽ天竜峡から、飯田線の絶景を見下ろす。前日の雨で水量が増えた天竜川の大迫力の絶景を、α7R Vで余すことなく描写した

α1,FE 16-35mm F2.8 GM 35mm,F10,1/8秒,ISO200

飯田線 伊那福岡〜田切 1/8秒で雪解けの清廉な流れを強調した。三脚が使えない状況だったが、α1の強力なボディ内手ブレ補正機能に助けられて問題なく撮影できた

α1,FE 70-200mm F2.8 GM OSS II 103mm,F8,1/500秒,ISO400

飯田線 伊那福岡〜田切 輝く新緑と中央アルプスの絶景との、目が覚めるようなコラボレーション。沿線風景がバラエティーに富んでいるのも飯田線の魅力

<ADVENTURE EPISODE>
駐車場から徒歩3分
手軽に行ける絶景スポット

今回は絶景ポイントをご紹介。三遠南信自動車道の天竜峡大橋に併設された「そらさんぽ天竜峡」。ここからは、天竜峡と飯田線の絶景(右上の作品)を手軽に撮影できておすすめの場所だ

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