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ソニー「α」の軌跡 第7回
写真家・小原玲氏が実感した瞬間を逃さない瞬発力が作品の完成度を高めるカメラ

α Universe editorial team

動物写真家の小原玲さんは、2021年11月17日お亡くなりになりました。 小原さんのご冥福を心よりお祈りいたします。

偶発的な瞬間を必然の世界に変える写真家・小原玲氏。野生という予測不可能なテーマを撮り続けるのにα7R IIIは最高のカメラだという。

小原玲/動物写真家 1961年、東京都生まれ。茨城大学人文学部卒。「フライデー」専属カメラマンを経て、フリーランスの報道写真家として国内外で活動。中国・天安門事件の写真は「LIFE」誌の「The Best of LIFE」に選ばれた。アザラシの赤ちゃんとの出合いを契機に動物写真家に転身。シロクマ、マナティ、プレーリードッグ、日本のホタルなどを撮り続け、テレビ・ラジオ・雑誌などで活躍。28年間に及ぶ流氷の取材から、地球温暖化の目撃者として環境問題の講演会も行っている。著書・写真集に『アザラシの赤ちゃん』(文春文庫)、『流氷の伝言』『ほたるの伝言』(教育出版)、『シマエナガちゃん』『もっとシマエナガちゃん』(講談社ビーシー/講談社)など。

私の中でいま考えられる最高のカメラシステムそれがα7R III

「シマエナガちゃん」をはじめ数々の動物の生態をかわいく撮影し続ける写真家の小原玲氏。動きの予測がつきづらい野生動物の撮影にソニーαシリーズのカメラは欠かせないという。

α7R III,FE 100-400mm F4.5-5.6 GM OSS,F8,1/160秒,ISO6400

「α9に興味を抱き、試用してみて、撮れる写真の可能性に驚きました。ミラーレスカメラのメリットを具現化したカメラですね。もしこんな凄いカメラを、感性がみずみずしい若者が使ったら、すぐに追いつかれてしまうと危機感を抱きました。それから、α9を使い始めました。α9を使い込んでいくうちに、α7R IIIに乗り換えました。α7R IIIは有効画素数約4240万画素なので、トリミング耐性がとても高いです。トリミングすることが比較的多い野生動物の写真には α7R IIIのほうが向いていると判断したからです。トリミングしても十分な解像度を有しているので、大きめな印刷にも十分堪える『使える』データです。ワークフローにとても幅が出るのがいいですね」

α7R III,FE 70-200mm F2.8 GM OSS,F2.8,1/2000秒,ISO100

そんな小原氏が気に入っているレンズがFE 100-400mm F4.5-5.6 GM OSSだという。 「このレンズはとても解像感が高くシャープです。他社製の同焦点距離のレンズだとテレ側が甘いケースが多 かったのですが、このレンズは全域でシャープに撮れる。動物の毛並みなども繊細に表現してくれるので、とても臨場感のある写真に仕上がります。さらに1.4倍のテレコンバーターをつけることで、超望遠のレンズとしても使えます。動物写真を撮影するにはとても利点の多いレンズですね」

α7R III,FE 100-400mm F4.5-5.6 GM OSS,F11,1/320秒,ISO6400

解像感の高いレンズを振り回せるのもボディの基本性能がしっかりしているからだと小原氏は続ける。 「前述しているようにAFの精度とスピードにも満足しています。さらにα7R IIIはAF追従の約10コマ/秒 の高速連写が可能です。これだけの高画素でそれだけシャッターを切れれば全く不満はありません。また、センサーの素性が良いことがデータのダイナミックレンジの広さにつながり、作品のクオリティーをアップさせていると思います。さらに高感度耐性も高く、ISO6400でも十分常用できますね。もちろん、解像感という点だけ考えれば中判カメラという選択肢があります。ただ、中判カメラのAFは遅いし、さらにレンズも暗いものしかありません。そう考えると、α7R IIIはバランスがよく、僕との相性もべストです。」

α7R III,FE 100-400mm F4.5-5.6 GM OSS,F8,1/500秒,ISO800

そう話してくれた小原氏。過酷な条件下で撮影しているからこそ隙のないカメラが求められる。α7R IIIはその厳しい基準をクリアしたカメラなのだろう。

動物写真家・小原玲の待望の写真集『ひなエナガちゃん』がついに発売。生後間もないシマエナガのひながおとなになっていくその成長の過程を撮影。厳しい自然の中にもほっこりする可愛らしさを演出する「小原ワールド」がつまった一冊。もちろん写真はαシリーズおよびCyber-shotシリーズで撮影されたものだ。 定価:1404 円(税込み) 講談社発刊

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