商品情報・ストアデジタル一眼カメラ α α Universe

Photographer TAKUYA∞
ANOTHER LIVE

ロックバンド「UVERworld」の作詞・作曲そしてボーカルを担当するTAKUYA∞氏が捉えた瞬間。ドラマチックな大自然や美しい都会の夜景などの写真とともに、その写真観を紹介します。

α Universe editorial team

「融合」

――本日はお忙しいところ有難うございます。早速ですが前回のインタビューでは本格的に写真を撮り始められた経緯や、音楽との関係性などについてお話いただきましたが、あれからますます写真を撮られているとのこと。先ずはその辺りについて、お聞かせください。 TAKUYA∞「前回のインタビューの時にもお話しましたが、写真は一過性のものじゃなくて、今も本当に楽しんでます。むしろもっと深くなっているくらいです(笑)」

――もっと深くですか?それほどまでに写真に魅了されている理由って何でしょう? TAKUYA∞「一言で言うと“もうひとつの人生”を愉しめるという贅沢感かなって思います。僕は紛れも無くミュージシャンで、それが僕の人生なんですけど、写真を撮っている時だけは、純粋に別の人生を愉しんでるようなそんな感覚を持っています。音楽のLIVEの写真バージョンとも言えるかもしれません。前の時にも“音楽と写真の融合”という話をしましたが、僕という一人の人間の中に、ミュージジャンとフォトグラファーという2つが共存することで世界が拡がる心地良さみたいな。」

――一人の人間の中に2つが共存する感覚。とても興味深いです。確かにそれって贅沢ですし、楽しそうですね。 TAKUYA∞「だから音楽のために写真を撮ってるということでも無くて、僕という一人の人間の中で2つが融合されて、それが双方に、心地よく影響し合ってるみたいな感じです。音楽にも無意識下で写真の影響が出ているのかもしれないし、その逆に音楽の影響が写真に出てることがあるのかもしれません。僕が音楽を創造する時、同時にビジュアルも浮かぶというところにも関係していると思います。」

「相似」

――ここまでお話をお伺いして、ふと思ったのですが、もしかしたら音楽と写真って、そもそも似ているところがあるような気がします。 TAKUYA∞「そうなんですよ。それ僕も感じていることです。たとえば音楽でハイレゾってあるじゃないですか。CDよりももっと高精細で原音に近い音。このハイレゾって写真でも似た概念がありますよね。写真では「高解像」っていう言い方になるかと思いますけど。それにレンジ。音楽ではハイとかロウとか帯域のことですけど、カメラでも同様に階調とかダイナミックレンジが広いとか、ハイライト・シャドーって言いますよね。音楽と写真って、表現する時に必要になるロジックがとても似てるんじゃないかって思います。もしかすると、だから僕の中で音楽と写真が上手く融合できているのかもしれません。」

「反応」

――ところで写真の腕前、本当に素晴らしいと思うのですが、周りのかたの反応はどんな感じですか? TAKUYA∞「たまにミュージシャンの友達とかに見せたりするんですよ。どう?みたいに。そうすると「すごくいい写真だけど、これ、どこから拾ってきたの?」って、真顔でそう言うんですよ(笑)」

――はなから信じてない? それってイラっとしたりしませんか? TAKUYA∞「逆です!むしろ最高の褒め言葉ですね!そういう反応されると嬉しくなっちゃいます。 きっと僕が、ここまで本格的に撮っているとは想像もしないんでしょうね。」

――なるほど(笑) そう言えば昨年、カメラ専門誌の表紙を飾り、本誌でギャラリーが掲載されましたが、また今回もカメラ専門誌に表紙とギャラリーが掲載されていますよね。凄いことだと思いますが、こちらについてもお聞かせください。 TAKUYA∞「昨年の時は、たまたまカメラ専門誌の方が僕の写真を見て、気に入ったので掲載という経緯だったんです。でも今回は実はかなり前からオファーをいただいて「美しい風景写真を是非お願いしたい。夏くらいに発売する号でやらせていただきたい」というお話で。純然たるカメラ専門誌なので、当たり前のことかもしれませんけど、もう純粋に風景写真家へのオファーという感じで(笑)素敵な風景写真を撮れるのがあなたなので、撮影依頼をしていますというスタンスが嬉しかったですね」

――雑誌を拝見し、驚きました。昨年も驚いたのですが、今回は前回をさらに超えてきているというか、まさに風景写真家の作品というか。 TAKUYA∞「ありがとうございます!どうせなら思い切って凄いところに行って撮ってやろうと思って、北海道の大雪山に登ったり長野県の上高地、それも早朝に挑んだり色々と撮ってきました。「どこから拾ってきたの?」と言っていた友達にも、見せてやりたいと思います(笑)」

――ところで、こうして写真を本格的に撮るようになって、何かご自身で変わったなと思われるようなことがあったら教えてください。 TAKUYA∞「こういう仕事がら、写真を見る機会は結構多いんです。たとえばアルバムのジャケットだったりとか。それでこれまでは、見せられるサンプル写真を見て「いいね!」とか思ったり、言ったりしていたんですけど、自分自身が撮るようになってからは、目の前のサンプルを見つつも、その裏側というかあぁこの写真は恐らくあんな設定で、あんな苦労をされて撮ったんだろうなと想像しながら見るようになりました。これは、こうして自分が写真を撮るようになっていなければきっと思うことも無かった変化点だと思います。」

「撮りたいもの」

――最後に、これは前回もさせていただいた質問ですが、今一番撮りたいと思っているものは何でしょう? TAKUYA∞「そうですね。やっぱり前と同じになりますけどその時々で自由に撮りたいと感じたものを、自分の感性の赴くままに撮りたいと思います。ただどうやら僕は風景が好きみたいです。大自然も都会の街角や満天の星空とか月なんかも含めて、風景を撮りたいと思うことが多いです。この1年を振り返ってみても、あまり人物撮影をしたいと思うことはありませんでした。もし撮ったとしても、人だけではなく風景の中の人という感じかなって思います。」

――また素晴らしい写真を拝見できる日を、今から楽しみにしております!写真展や写真集なども期待しております。それでは本日は、お忙しいところありがとうございました。 TAKUYA∞「有難うございました。」

3枚組のベストアルバム※「ALL TIME BEST」を発売し、今夏より全国ツアーを展開するUVERworldだが、日本全国を巡るツアーの中で、もしかしたらもうひとつの“LIVE”を愉しんでいるTAKUYA∞氏に遭遇できるかもしれません。 それでは様々なシーンで撮られた写真からセレクトした20点を、本ギャラリーで是非ご覧ください。大雪山や上高地で撮られた大自然から東京や海外の夜景、愛用のギターそして太陽を掴もうとする自身の手まで、TAKUYA∞氏の感性が溢れ出るような写真ばかりです。そしてご覧になれば、音楽と写真が融合するTAKUYA∞氏だけが表現できる、無限の創造の世界を感じることができるかもしれません。

(※)
Newアルバム「ALL TIME BEST」について詳しくはコチラよりご覧ください。ソニーミュージックのオフィシャルサイトへ遷移します http://www.uverworld.com/disco/archive/?SRCL-9855

Photographer TAKUYA∞
Gallery

※本サイトに掲載されている全ての写真、テキストを許可無く複製、スクリーンショット、公衆送信、改変、お客様のウェブサイト、SNS(TwitterやInstagram等)へ無断転載、無断使用するなどの行為は著作権法により固く禁止されています。
© Sony Music Labels Inc.
©POWERPLAY Inc.

記事で紹介された商品はこちら

ワンクリックアンケートにご協力ください

記事一覧
最新情報をお届け

αUniverseの公式Facebookページに「いいね!」をすると最新記事の情報を随時お知らせします。

閉じる
閉じる