法人のお客様[法人向け] カメラ 事例紹介 有限会社野尻写真場 様

事例紹介

有限会社野尻写真場 様

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最新技術で最高の
パフォーマンスを追求すべく、
100年以上の歴史を
誇る写真館が
社内カメラをαに移行

有限会社野尻写真場は明治38年に創業し、今年で115年目を迎える歴史ある写真館。熊本県八代市鷹辻町に本店を置き、長らく地元の家族の歴史を記録し続けてきました。本店スタジオでの記念撮影(七五三・成人式・卒業式など)に加え、結婚式場指定写真館としてのウェディング写真撮影や、老舗デパートとの商品開発など、「美しく・楽しく・愛らしく」をモットーに、メモリアルフォトにまつわるさまざまな事業を展開しています。そんな野尻写真場が社内のカメラ機材をαに一新したのは約2年前。その理由と導入にまつわる工夫などについて、同社4代目代表となる取締役 野尻 雄介 様にお伺いしました。

目次

    カメラの進化に追従できる、
    “これから”の買い方でαを
    本格一斉導入

    ―まずは野尻さんとαの出会いについて教えてください。

    General Manager
    野尻 雄介 様

    野尻:2017年9月、日本全国の写真館や写真家およびカメラメーカー・商社によって構成される研究団体「ポートレートアカデミーオブジャパン(PAJ)」の講演会において、長野県の写真家・中嶋秀磨さん(イメージバンクナカジマ)が行った発表会でαの凄さを知りました。

    特に衝撃を受けたのが、「リアルタイム瞳AF」機能ですね。野尻写真場では結婚式披露宴での撮影もやらせていただいているのですが、85mm / F1.4のようなレンズだと、従来一眼レフでしっかりピントを合わせて撮るのはとても神経を使います。その点αなら、カメラ任せでパチっとピントが合いますから、現場スタッフがストレスなく撮影に集中することができます。

    その後、2018年5月に熊本の写真家の勉強会に中嶋さんを講師としてお招きし、そこにソニーの方も参加・協力していただくかたちで、当時まだ出たばかりの『α7 III』などを試用。同席した現場スタッフたちの反応も良く、本格的な導入を決意しました。

    ―そこから実際の導入までの流れについてお話しください。

    野尻:機動力重視のスナップ撮影用に『α7 III』を、結婚式の前撮り写真など大きく引き延ばすもの向けに『α7R III』を複数台、一挙に導入しました。この際、工夫したのがソニーストアの提供している「残価設定クレジット」を利用したこと。近年のカメラは驚くべき速度で機能が向上しています。お客様に最高のパフォーマンスでサービスを提供するには、カメラを資産として所持し壊れるまで使い切るのではなく、どんどん買い換えて最新の機能をいち早く使いこなすべきだろうと考えたのです。残価設定クレジットの期間は2年なので気がつけば、あと半年ほどで期間満了。次に導入する機種としては『α7R IV』が気になっています。また、このタイミングでさらに台数を増やし、社内の機材をαに一本化したいとも考えています。

    ちなみにレンズは『FE 24-70mm F2.8 GM』、『FE 24-105mm F4 G OSS』、『FE 70-200mm F4 G OSS』を同時に導入。その後も利用状況に応じて単焦点レンズや広角レンズを段階的に追加していますが、レンズは本体と異なり、資産として「購入」するかたちをとっています。

    なお、前回購入した時にはまだ「α for biz」という枠組みがなかったため個人向けのソニーストアで 「残価設定クレジット」を利用したのですが、次からは残価設定クレジットのような法人向けの買い方が できないかソニーの担当の方に相談をしています。

    修理時の素早い
    代替機貸し出しサービスや、
    適切なサポートなどが
    ありがたい

    ―αのサポート体制についてはどのように感じられましたか?

    野尻:毎日、かなりヘビーに使い込んでいるため、どうしても細かな故障・不調が避けられないのですが、その場合も、電話1本ですぐに代替機を送ってきてくださるので助かっています。およそ中1日程度で届く上、届いてから修理品を送ればよいのもありがたいですね。

    α導入以前は、修理にかかる時間が長く、適切な代替機が用意できないということもありました。そのため、いざというときのためにサブ機を用意しておくのが当たり前になっていたのですが、α導入以降はサブ機が必要なくなっています。

    αのプロ向けサポートは故障以外の点でもありがたく、例えば、利用上の細かな疑問点を相談すると、すぐに返答が返ってくるのは大きなメリットと考えています。先日も、ファームウェアアップデート後の「リアルタイム瞳AF」の挙動について問い合わせた時に、すぐに設定の問題だというレスポンスがありとても助かりました。担当の方が弊社の業務内容をきちんと把握してくださっているので、実に適切なアドバイスをいただくことができます。

    サポートについて詳しくはこちら

    ―導入後の現場の声、今後の活用についてもお聞かせください。

    野尻:私自身もカメラマンとして現場で撮影しているのですが、何より画質が素晴らしいと感じました。単焦点レンズを開放で撮ったときの画質にはスタッフ全員が「バケモノか!」と驚いたほど。単焦点レンズの魅力がとても際立って感じられました。また、ミラーレスカメラならではのEVF(電子ビューファインダー)も秀逸ですね。露出決定が速くなり、無駄打ちも激減しています。

    そして近年はブライダル案件で静止画に加えてムービーを撮ってほしいという依頼が増えおり、現在、試験的に『α6600』を使った動画の制作を始めています。これは野尻写真場115年の歴史において、初めての挑戦(笑)。αの導入が我々の事業内容も変え始めたと言っても過言ではないかも知れませんね。

    使用機材紹介

    デジタル一眼カメラ
    α7

    商品情報

    ※デジタル一眼カメラ α(アルファ)サイトにリンクします

    野尻写真場

    熊本県八代市鷹辻町5-16
    年中無休 9:00〜18:00
    https://nojiriphoto.com/別ウィンドウで開きます

    ※本ページ内の記事・画像は2020年2月に行った取材を基に作成しています。

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