映像と音を融合する仕組みは多くの映画館で採用されています。
映画館では細かい無数の穴が開いたスクリーンの真後ろにスピーカーを配置し、そこから出る音を前方へ通すことで、セリフや音などが、映像と重なって聞こえるように設計しています。
この理想的な映像と音の融合をテレビで実現するのが、
ソニーの有機ELテレビです。
※画像はイメージです
ソニーの有機ELテレビは、テレビ背面のアクチュエーターが画面そのものを振動させ、被写体の位置に合わせて音を出すので、映像と音が一体となる、映画館のような体験ができます。もちろん振動が映像に影響を与えないように緻密な設計を行っています。
※画像はイメージです
この技術のヒントとなったのは、有機ガラス管を振動させて、クリアで奥行感のある音を生み出すスピーカーシステム「サウンティーナ 『NSA-PF1』」(2008年発売)です。「サウンティーナ」で培った音の解析技術や、音の再現性を高める平面スピーカーのノウハウを生かし、ソニーの有機ELテレビに採用している「アコースティック サーフェス オーディオ プラス」が生み出されました。
BRAVIA XRのA95Kシリーズはアクチュエーターの構造変更で、音の明瞭感と広がりを向上させ、さらに背面に向いたサブウーファーを2基設置しました。映像だけが浮かんで見えるシンプルな佇まいの中で、臨場感ある豊かな高音質を実現しています。
※商品画像はXRJ-65A95Kです
認知特性プロセッサー「XR」は水平方向だけなく、垂直方向にも立体的に音を作り出します。
どのような音源であっても、5.1.2chの立体音響に変換できるので、まるでその場にいるかのような臨場感で映像を楽しむことができます。
※モノラル音源は非対応になります。
※画像はイメージです
前後左右に加え、高さ方向の音表現も可能にする立体音響技術「ドルビーアトモス」に対応。従来、立体音響を楽しむには天井を含むさまざまな場所にスピーカーを設置する必要がありましたが、ブラビアならテレビ本体のスピーカーだけで3次元の立体音響を体感でき、映画館のような臨場感あるサウンドを楽しめます。
※画像はイメージです
- 認知特性プロセッサー「XR」搭載ブラビア『83A90J』では、「アコースティック サーフェス オーディオ プラス」を搭載しています。実際に映像をご覧いただきその感想を伺いました。
黒岩:
テレビの内蔵スピーカーだけで充分にDolby Atmosの体験が楽しめることに感心しました。特に「アコースティック サーフェス オーディオ プラス」の効果が大きく、センターchの音が正しくセンターから出ているのを確認できました。
映画コンテンツなどの視聴時に、画面の中で喋っている人のイメージと、ダイアローグの音声がきちんと一致して感じられますね。
素晴らしい技術だと思います。
- 画面そのものから音を鳴らす「アコースティック サーフェス オーディオ プラス」のスピーカー構成についても感想を伺いました。
黒岩:
「アコースティック サーフェス オーディオ プラス」については、以前、ドルビー社内でテストをした際に中身の構造を確認させていただいたことがあるのですが、画面の中央よりやや上側にドライバー(アクチュエーター)を配置していたのが印象的でした。
映画館のスピーカー配置には正しく音を鳴らすためのガイドラインがあるのですが、そこでもスピーカーはスクリーン中央よりもやや上に配置するように指示しています。
これは私の想像ですが、ブラビアでもおそらくそれを意識しているのではないかな、と。
ソニーのこだわりを強く感じましたね。
あと、今回体験した最新世代モデルの「アコースティック サーフェス オーディオ プラス」は、最初期のものと比べて音の帯域が広くなっていて、よりDolby Atmosならではの包まれ感を強く感じられるようになっていますね。サウンドそのものも「XR」の効果でかなりクリアになっています。過去のモデルと比べてさらに良くなっていると感じました。
※画像はイメージです
さらに大迫力で映像作品を楽しみたい方には、サウンドバーがおすすめです。
BRAVIA XRは、対応サウンドバーとの接続時に、テレビをセンタースピーカーとして駆動させる「アコースティック センター シンク」を搭載しているので、
アコースティック サーフェス オーディオ プラスの音のクリアさや定位感を活かしたま、さらに臨場感のある映画体験が可能になりました。
さらに、A95Kシリーズは、AVアンプやスピーカーなどのサラウンドシステムとの接続時にもセンタースピーカーとして使用可能です。
対応サウンドバー/ホームシアターシステム:HT-A9、HT-A7000
※画像はイメージです
BRAVIA XRにネックバンドスピーカーを接続することで、周りの環境を気にせずに、前後左右を中心とした従来のサラウンド音場に高さ方向の表現力を加えた立体音響で、映像をお楽しみいただけます。
大きな音を出しづらい住環境や家族が寝ている深夜でも、迫力の立体音響で映画の世界に浸ることが可能です。
さらに専用アプリ*1で耳を撮影し、個人の聴感特性を解析・最適化することで、よりリアルで臨場感のある体験を実現します。
※SRS-NS7/WLA-NS7とBRAVIA XRをつないで、360立体音響を楽しむためには、BRAVIA XRを最新のソフトウェアにアップデートしてください
※360立体音響が楽しめるのは、BRAVIA XRとワイヤレストランスミッターとの組み合わせ接続時のみとなります
*1 専用アプリ「Headphones Connect」や「360 Spatial Sound Personalizer」
対応ネックスピーカー:SRS-NS7