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「Dragon Speech(TM) Select Ver 5.0 」ICレコーダー用音声認識の手引き

2001/05/15
改訂:2002/03/18
改訂:2002/07/23
改訂:2003/02/18
■はじめに
ここでは、DragonSpeech(TM) Select Ver 5.0とソニーICレコーダーを組み合わせて使う場合の使いかたを説明しています。
ICレコーダーおよびICレコーダー用PCソフトウェア(Digital Voice Editor/Memory Stick Voice Editor)について詳しくは取扱説明書およびオンラインヘルプをお読みください。
DragonSpeech Selectについては、DragonSpeech Selectに付属の取扱説明書をお読みください。
■準備:使う人の声に合わせて調整する(DragonSpeechのトレーニング)
「トレーニング」とは?
ICレコーダーで録音した音声をDragonSpeechでテキストに変換する前に、まず話し手の発音や話しかたのくせをDragonSpeechに学習させる必要があります。これを「トレーニング」と呼んでいます。
トレーニングをすると、話し手の録音した音声の特徴の情報が入った専用のスピーチファイルが作成されます。
すでにヘッドセットマイクを使ってスピーチファイルを作成してある場合も、より高度な認識精度を得るためには、ICレコーダー用に別々のスピーチファイルを作成してください。
トレーニングの手順
!ご注意

必ずDragonSpeechから先に起動してください。すでにDigital Voice Editor/Memory Stick Voice Editorが起動されている場合は、いったん終了させてください。

1. DragonSpeechを起動する。
[新規ユーザーウィザード]が開きます。
すでにDragonSpeechでトレーニングをした「ユーザー」がある場合は、そのユーザーでDragonSpeechが起動します。
[Dragonspeech]メニューから [ツール] → [ユーザーの管理] を選んでください。
(複数のユーザーがある場合は、[ユーザーの管理] ダイアログボックスが表示されます。 [新規]をクリックしてください。)

ユーザー名を入力し、[使用する機器]を選択します。
○ ICレコーダーICD-BPシリーズをご使用の場合は、[Sony ICレコーダーICD-BPシリーズ] を選びます。
○ メモリースティックICレコーダーICD-MS1/MS2をご使用の場合は、[Sony メモリースティックICレコーダーICD-MS1/MS2] を選びます。
○メモリースティックICレコーダーICD-MS500をご使用の場合は、[SonyメモリースティックICレコーダーICD-MS1/MS2]を選びます。
○ICレコーダーICD-S/STシリーズをご使用の場合は、[Sony ICレコーダーICD-BPシリーズ]を選びます。
画面キャプチャー01
2. トレーニングテキストの録音
画面キャプチャー02

「表示」ボタンまたは「印刷」ボタンを押してテキストを表示させます。テキストを読み上げてICレコーダーへ録音してください。録音が終了したら録音された用件をパソコンへ取り込みます。
○ ICレコーダー ICD-BP/S/STシリーズをご使用の場合は、ICレコーダーをパソコンへ接続してください。
○ メモリースティック ICレコーダー ICD-MSシリーズをご使用の場合は、ICレコーダーからメモリースティックを取り出し、パソコンへ接続してください。


<ICレコーダーの使いかたのコツ>
ICレコーダーで録音した音声をDragonSpeechでテキストに変換する場合は、ICレコーダーの使いかたのコツを覚えておくと、認識精度の高い録音ができます。 ICレコーダーの操作について詳しくは、ICレコーダー本体の取扱説明書を参照してください。
録音モードをSP/ST(*1)に設定して録音する。LPモードで録音した音声はテキスト変換できません。

口述モードで録音する。ICレコーダー裏面のマイク感度切替スイッチを「口述」に切り替えます。

ICレコーダーを正しく持って録音する。ICレコーダーは、息の音が録音されないように、口の正面ではなく、やや横にくるようにします。 また、認識精度を高めるため、マイクが常に2〜3センチの位置になるように持ちます。
   
*1: STモードはICD-STシリーズのみの対応となります。
3. Digital Voice EditorまたはMemory Stick Voice Editorの起動
新規ユーザーウィザード上のボタンを押し、Digital Voice EditorまたはMemory Stick Voice Editorを起動します。
画面キャプチャー03
4. 録音した音声の転送
Digital Voice EditorまたはMemory Stick Voice Editorの画面が表示されたら、トレーニング用の録音データを選択し、音声認識アイコンをクリックしてください。

○Digital Voice Editor Ver.2.x/Memory Stick Voice Editor Ver.2.xの場合
右下またはツールバーの音声認識ボタンをクリックします。または、[ファイル]メニューから[音声認識]を選びます。用件を右クリックしてポップアップメニューを表示させて[音声認識]を選ぶことにもできます。
画面キャプチャー03_1
  ○ Digital Voice Editor Ver.1.xの場合
左下またはツールバーの音声認識ボタンをクリックします。または[ICレコーダー]→[用件]メニューから[音声認識]を選びます。用件を右クリックしてポップアップメニューを表示させて[音声認識]を選ぶこともできます。
画面キャプチャー04

○ Memory Stick Voice Editor Ver.1.xの場合
ツールバーの音声認識ボタンをクリックします。または[ファイル]メニューから[音声認識]を選びます。用件を右クリックしてポップアップメニューを表示させて[音声認識]を選ぶこともできます。
画面キャプチャー05
5. 転送の完了
転送が完了すると、下のようなメッセージが表示され、Digital Voice Editor/Memory Stick Voice Editorは終了し、DragonSpeechの新規ユーザーウィザードに戻ります。
画面キャプチャー06
6. スピーチファイルの適合
スピーチファイルとトレーニング原稿を照らし合わせ、分析を行います。分析が終わりますと、ICレコーダー用トレーニングは終了となります。
画面キャプチャー07
画面キャプチャー09
以上でトレーニングは終了です。
■ICレコーダーの音声をテキスト変換する。
1. テキスト変換したい用件をICレコーダーに録音する。
2. ICレコーダーをパソコンに接続する。もしくはメモリースティックをパソコンに接続する。
3. Digital Voice EditorまたはMemory Stick Voice Editorを起動する。
4. テキスト変換したい用件をクリックして選ぶ。
5. ツールバーの[音声認識]ボタンをクリックする。
6. [音声の文字化]ウインドウが表示されます。[音声の文字化]ボタンをクリックしてください。テキスト変換が終了すると、DragonSpeechのウインドウに変換されたテキストが表示されます。

<コメント>
[DragonSpeech] メニューから [ツール] → [ユーザーの管理] を選び、[ユーザーの管理]ダイヤログボックスよりユーザーを選択し状況に応じたユーザーを選択してください。マイク入力より音声認識したい時にはマイク入力のユーザーを選択し、ICレコーダーから音声認識をしたい場合にはICレコーダー用のユーザーを選択して音声認識をしてください。このことにより、より高い認識率が獲得できます。
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