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大切な思い出を印刷(プリント)しよう

  • サイバーショットで撮影したが印刷方法がわからない。
    写真を印刷したら、上下や左右が切れてしまった。
    適切な画像(静止画)サイズがわからない。

    このようなことはありませんか?
    このページでは、撮影した写真を印刷(プリント)するまで、わかりやすくご説明します。

PlayMemories Homeから印刷する方法

PlayMemories Homeでは、サイバーショットで撮影した写真をパソコンへ取り込み、印刷することができます。ここでは、パソコンに取り込んだ写真の基本的な印刷方法をご説明します。

PlayMemories Homeを起動して、画面右上の[ツール]ボタンを押します。
右のメニューから、印刷を選択します。

印刷したい写真をドラッグ&ドロップして右側のエリアに移動させて、[次へ]ボタンを押します。

パソコンに、プリンターが接続されていて、設定もお済みの場合は、印刷ボタンを押すと印刷ができます。

横縦比(アスペクト比)とプリントサイズの関係

撮影画像と印刷した写真を比べると上下や左右が切れてしまったことがありませんか?
これは、撮影画像の横縦比と印刷用紙の横縦比が異なることが原因です。

横縦比はアスペクト比とも呼ばれますが、ここでは横縦比で統一してご説明します。
サイバーショットは、横縦比が4:3、16:9のいずれかで撮影できます。

※一部機種では、さらに、3:2や、1:1も選べます。

いっぽう、プリント用紙で、昔から最も使われる一般的なサイズ L判の横縦比は、3:2に近いサイズとなり、インクジェット式のプリンター用紙も、写真の印刷といえば、L判が一般的となります。

つまり、3:2で撮影できるカメラの場合、L判が最適なサイズの1つとなりますが、4:3や、16:9の横縦比で撮影した場合、一般的なL判にプリントしてしまうと、上下や、左右が切れるため最適とは言えません。では、実際にどのくらい切れるのか、下の2つの写真を例に見てみましょう。

横縦比4:3で撮影 → プリント用紙 L判(3:2に近いサイズ)で印刷

上下の白黒部分を含むすべてが4:3で撮影したサイズで、赤点線内がL判で印刷できる範囲になります。
L判で印刷すると上下が切れるため、被写体を大きく撮影していた場合、頭の部分が切れてしまいます。

横縦比16:9で撮影 → プリント用紙 L判(3:2に近いサイズ)で印刷

左右の白黒部分を含むすべてが16:9で撮影したサイズで、赤点線内がL判で印刷できる範囲になります。
上下より、まだ左右が切れてしまうほうがよい気もしますが、集合写真なら両端の人が見切れてしまいます。

4:3や16:9で撮影した写真に最適なプリントサイズはなにか

4:3で撮影した写真に最適なプリントサイズは「DSCサイズ」となります。
DSCとは、デジタル・スチル・カメラの頭文字で、デジタルスチルカメラの普及にともない最適なプリントサイズとして生まれた比較的、新しいサイズです。

しかし、DSCサイズの用紙が市販されていないので、自宅のプリンターでは印刷できません。
カメラ屋さんでプリント注文する場合は、こちらのサイズを指定できる場合があります。

16:9で撮影した写真に最適なプリントサイズは、「HVサイズ」となります。
こちらも、一部のメーカーでプリンター用紙を販売していますが、一般的なサイズではありません。
カメラ屋さんでプリント注文する場合は、こちらのサイズで指定できる場合があります。

16:9は、TVやパソコンなど画面で表示する際に最適なサイズとなります。

PlayMemories Homeで事前にトリミング修正

パソコンでPlayMemories Homeを使えば、事前に横縦比を決めてトリミングすることができます。
つまり、プリントの前にあらかじめ好みの位置で3:2へ切り取ってしまうという方法になります。
この方法なら、自宅のプリンターを使ってL判で印刷するのもよいのではないでしょうか。

例)横は、被写体を中心から外し、縦は、腰から上の上半身にして3:2でトリミング

PlayMemories Homeでトリミングする方法の詳細は、以下のページをご覧ください。

いろいろなサイズで印刷したい

ここでは、代表的なプリントサイズの比較と、4:3、3:2のどちらにあったプリントサイズかご説明します。

DSCサイズ 119×89mm 縦横比 4:3 に近い

一般的なデジタルカメラは、横縦比が4:3のため、こちらが最適なサイズになります。(一部の機種は、3:2に変更できます)
しかし、DSCサイズの用紙が市販されていないので、自宅のプリンターでは印刷できません。
カメラ屋さんでプリント注文する場合は、こちらのサイズを指定することができます。

L判サイズ 127×89mm 横縦比 3:2に近い

昔から最も使われる一般的なサイズで、家庭用プリンターの用紙も豊富にあります。
横縦比が4:3の撮影画像では、上下が大きくカットされてしまいます。
多くのサイバーショットの横縦比は4:3となります。
ちなみに一般的なデジタル一眼カメラは、横縦比が3:2となり、左右は少し切れますが こちらの方がL判に最適なサイズとなります。

はがきサイズ 152×102mm 横縦比 3:2に近い

KGサイズとも言います。L判より少し大きく、はがきに近い大きさ。
L判と同様に、デジタル一眼カメラなら最適なサイズとなります。
家庭用プリンターで年賀状など、はがき印刷する場合は、4:3のまま、印刷すると上下が切れてしまいます。

6切サイズ 254×203mm 横縦比 4:3に近い

DSCサイズを大きくしたようなサイズで写真立てや、額縁にも多いサイズとなります。
4:3に近いサイズになるため、一般的なデジタルカメラ(横縦比4:3)で撮影して、大きいサイズにしたいなら、こちらが最適なサイズになります。
ちなみに一般的なデジタル一眼カメラは、横縦比が3:2となり、左右が大きくカットされてしまいます。

A4サイズ 297×210mm 横縦比 3:2に近い

ノートでおなじみのA4サイズ。
横長で、どちらかというと3:2に近いため、デジタル一眼カメラに向いたサイズとなります。

撮影前にカメラで設定できる画像サイズと横縦比

横縦比(アスペクト比)とプリントサイズの関係の冒頭でご説明したように、サイバーショットでは、横縦比を4:3か、16:9で撮影できます。一部の機種は、3:2や1:1も選べます。
ここでは、サイバーショット DSC-TX30を例に、横縦比の設定方法と、画像サイズについてご説明します。

液晶画面に表示される[MENU]を押します。

メニュー一覧が表示されたら、[静止画サイズ]を選択します。

横縦比や、画像サイズが選択できる画面が表示されますので、好みにあったサイズを選びます。

画像サイズは、18M、10M、5M、VGAと書かれています。
数字は、機種によって異なりますが、例えば18Mと書かれている場合、1800万画素という意味になります。
取扱説明書などでは、4896×3672と併記されている場合もありますが、こちらは、1800万画素を横×縦で表記しているだけで同じ意味になります。
ちなみに、VGAは、640×480でEメールに添付する程度のサイズとなり印刷には向いていません。

ここでは、画像サイズの数字が大きいほど、大きく印刷してもきれいに印刷できますが、画像サイズが大きくなればなるほど、写真1枚のデーターとしての容量が大きくなるため、カメラで撮影できる撮影可能枚数が少なくなるということを覚えておきましょう。

ちなみに、A4サイズまでの印刷なら、5M程度で十分です。

まとめ

  • デジタルカメラの横縦比と、印刷(プリント)サイズの横縦比は、一致しているわけではありません。
    多少、上下または、左右が切れることを想定して撮影するのが無難になります。
  • 撮影前にデジタルカメラで、用途にあった横縦比と画像サイズに設定しておけば、いざ、印刷するときにも慌てないですみます。
  • 印刷したいサイズと、お持ちのデジタルカメラで設定できる横縦比が異なる場合もあります。
    その場合は、PlayMemories Homeで、横縦比にあわせてトリミング(切り取り)することもできます。
  • カメラ屋さんでは、DSCサイズや、HVサイズなど各種取り扱っている場合もありますので、どうしても撮影したままの写真を印刷したい場合、ご相談してみるのもよいかもしれません。
  • 画像サイズは、数字が大きいほど大きく印刷しても粗くなりませんが、データ容量も大きくなるのでカメラの撮影可能枚数が少なくなります。

いかがでしたか?
さっそく、お持ちのデジタルカメラで設定している横縦比と画像サイズの設定が、ご自身の用途にあっているか確認して、シャッターチャンスに備えておきましょう!

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