BEAMSプレスからヒモ解く「文字と紙」\

Chamber 05
2017.11.27

BEAMSプレスからヒモ解く「文字と紙」

BEAMSプレスからヒモ解く「文字と紙」\

紙とペンがもつ、軽さと書き味にこだわった「デジタルペーパー」。この新たなツールが仕事道具にプラスされたとき、どんな変化が生じるのか。その変化をヒモ解いてくださるのが、アパレル業界でPR業務に携わる、BEAMS(ビームス)プレスの藤井早希子さん。

アパレル業界という華やかなイメージと、紙とペンから連想されるアナログな仕事は、どこか縁遠く見えます。しかしデジタルペーパー 「DPT-RP1」とともに過ごす藤井さんの一日を通して、これらがどのように密接にかかわっているのかが見えてきます。

雑誌を始めとしたメディアへの商品貸し出しやカタログ作成、PRイベントの企画運営と、ブランドのイメージ管理に従事するプレス業務。ときには藤井さんご自身もメディアに登場し、ブランドの“顔”を担います。まさにブランドの“顔”らしく、私物の一つ一つに感度の高さがにじみますが、「移動が多いため、荷物は少なめ」と、意外なほどにコンパクト。

普段はこのラインナップに加え、メモ帳を携帯しているそう。「とは言え、メモ帳はあくまでも覚え書きのツール。メモの内容をPCへやスマホへ書き写し、デジタル管理するのが基本です」。「デジタル管理」というフレーズだけでなく、ライトグレイで統一された「デジタルペーパー」のミニマルなデザインが、藤井さんの私物に違和感なく溶け込みます。

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「午前中は、この仕事に掛かりきりです」というのが、メディアへの商品貸し出しと返却確認業務。膨大な商品伝票が束になった台帳をもとに、返却漏れなどをチェックしますが、台帳はプレスルームに一冊のみ。「プレスはウィメンズ部門だけでも約10人。台帳の置かれた大テーブルが、いつも渋滞状態です」。伝票をPDF化し「デジタルペーパー」に集約すれば、どっしり重い台帳が一気にコンパクトになります。ペーパーレスで一人一冊を可能にし、より細やかな管理が可能になるのはもちろん、ペン先で商品を汚す心配のないことも、「デジタルペーパー」の大きな強みです。

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多忙な合間を縫って行うのが校正作業。「掲載商品のクレジット表記やイベントの紹介記事など、文字のみのチェックも少なくありません」とのこと。こうした校正業務を常時20媒体も抱えているそう。ゲラの刷り出しが不要となる「デジタルペーパー」なら、どんな場所でも作業可能。ズーム機能によって小さな文字も拡大でき、書き込みだって楽々。2画面機能により、商品画像と照らし合わせながらの訂正も。何度書き直しても消し跡が残らず、作業完了後はPCの同期フォルダからメール添付で送付でき、戻しの作業もシームレスです。

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拡大したい部分に丸(○)で囲えば、瞬時にズームアップ。ペンの側面に付いたボタンを押しながら画面をなぞると書き込みが消え、書き間違えの修正も消しゴム感覚です。

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ブランドの世界観をより強く、明確に伝えることがプレスの最大業務。「その集大成とも言えるのがカタログ制作です。関わる人たちと意見を交わし、共通認識をもつことが欠かせません」。そこで必要なのが膨大な写真資料。ビジュアルイメージが大きな役割を果たすアパレル業界でこそ、あらゆる資料が一枚に集約できる「デジタルペーパー」が活躍します。そこから広がるアイデアを直に書き込むことで、議論の流れもクリアに。活発な意見交換の後には、書き込みそのものが議事録となり、一貫したイメージ共有が行えます。

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急な予定変更も少なくないという藤井さん。スケジュール管理は「忘れないうちにスマホにメモ」と、記憶頼みの様子です。重さ349gの「デジタルペーパー」なら、電話応対中の使用も楽々。書き込んだ内容が自動的に上書きされることから、刻々と変わる予定もくまなく記録できます。さらに仕事をサポートするのが、「*」や「☆」マークによる検索機能。会議の予定と会議に使用する資料、どちらにも同じマークを書き込んでおけば、検索機能によって、その項目を瞬時に抽出。より実務とリンクしたスケジュール管理が行えます。

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ノートやグラフを始め、多彩なテンプレートが無料でダウンロード可能。手帳もマンスリー、ウィークリー、デイリーが用意され、スタイルに合ったスケジュール管理ができます。

何より印象的だったのが、藤井さんがぽつりと呟いた、「ビジュアルよりも、文字や紙と触れあう機会のほうが、ずっと多い仕事なのかもしれません」という一言。分厚い商品台帳や、文字が連なるゲラ。スケジュールのメモや、ビジュアルイメージを明確に伝えるための言葉。プレスという仕事を垣間見ただけでも、“文字と紙”の重要性が浮かび上がります。

「とにかく軽く、書き心地も軽やか。本当に紙のようですね」と、藤井さん。この紙とペンによるアナログの質感を重んじたインターフェースこそ、「デジタルペーパー」の強みです。藤井さんのお仕事ぶりから浮き彫りとなった、“アパレル業界と文字と紙”の親和性。デジタルが進歩した今も紙が根強く残るのは、そこに意味があるからでしょう。

情報をつぶさに記録できる紙とペンの魅力、膨大な記録をコンパクトに集約できるデジタルの魅力。この二つを両立させた「デジタルペーパー」なら、廃ることなく続く“アパレル業界と文字と紙”の関係性はそのままに、より効率的な仕事が可能になるはずです。

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藤井 早希子(ふじい・さきこ)

2013年ビームスに入社。ビームス池袋にて販売員を経たのち、2014年からプレス担当へ。現在はウィメンズカジュアルレーベルのプレスを手掛け、SNSからビームスの魅力を発信するインフルエンサーとしても高い人気を誇る。

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