法人のお客様 [法人向け]Creators’ Cloud M2 Live 導入事例 株式会社中国放送 様

スポーツ大会地方予選をマルチカメラ配信

株式会社中国放送様では2022広島県高等学校総合体育大会のライブ配信運用において、クラウドスイッチャー「M2 Live」をご採用いただきました。採用の背景や、インタビュー当日に実施したライブ配信の感想を伺いました。

  • 株式会社中国放送
    企画室デジタルコミュニケーション部

    遠藤 貴士 様

導入の背景

ハードウェアのスイッチャーを所有するにも費用がかかり、運送も大変ということがあり、ケーブルレスでシンプルに運用を行いたいということからクラウドスイッチャーを検討し始めました。そんな中でM2 Liveを見つけました。他社のものも検討はしましたが、できることが限られているという印象でした。

決め手としてはまずソニーのサービスで信頼感があるからという点。また、操作UIもシンプルながらしっかりしているということで採用を決めました。

M2 Liveでの運用について

今回はソフトテニスの試合のライブ配信として、撮影用に2台のスマートフォンと、M2 Liveの操作用に1台のタブレットを使いました。スマートフォンカメラ1台の撮影(もう1台は固定で設置)と2つの映像の切替え、配信対応、その全てを1人で行いましたが、映像としては面白いものができたと思います。1台で試合全景を見せながら、もう1台で選手のハイタッチの場面に寄ったり、選手の顔に寄ったりすることができました。顔が映るというのは大きいです。

今回の配信はYouTubeでの無料配信でしたが、「(選手の)顔が映っているから」ということで映像DVDを作成してほしいという保護者の声をいただくこともありました。今回の映像は非常に良かったと思います。

システム概念図

スイッチャーGUI画面

2台のスマートフォンで撮影

スマートフォン内蔵カメラとスイッチャーをワンマンオペレーション

今後の展望

テロップもM2 Liveで対応でき、スマートフォン用アプリケーション「XDCAM pocket」を使用すれば内蔵カメラを使ってすぐに撮影、配信できるという点はいいと思います。できればスマートフォンの内蔵カメラだけではなく、ビデオカメラで撮影、XDCAM pocketで伝送する「ワイヤレスカメラ」として使いたいですが、ワイヤレスカメラ化のところはまだこれからです。

今後はリモート中継の人員を減らして効率化できるといいと思います。今は本社側で必ず1人が配信を受ける役割を担っていますがそれが不要になるだけでも大きいです。M2 Liveの今後の機能アップにも期待しています。

高校総体などのアマチュアスポーツの配信は、地域貢献の意味合いも強く、今後も積極的に行っていきたいと考えています。