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小型軽量で高性能
ZV-1は撮りたい気持ちを後押ししてくれる

ストリートフォトグラファー 川音真矢 氏

α Universe editorial team

川音真矢/ストリートフォトグラファー 1980年、神奈川県生まれ。2016年頃より東京の都市を中心にストリート写真を撮り始める。都会に暮らす人々の表情を通して、その街の移り変わりを記録すべく日々撮影。「ソニーワールドフォトグラフィーアワード2017」一般公募部門ストリート・カテゴリー・ショートリスト、「レンズカルチャーマグナムフォトグラフィーアワード2017」ファイナリストなど、海外を中心にさまざまなコンペティションに入賞。2018年3月、東京での個展「Scrap of Build」を開催。世界約40カ国で販売している東京のストリート写真誌『Void Tokyo』のメンバーでもある。

ストリートフォトグラファーである川音氏に、今回ZV-1で撮影いただいた。小型軽量の機動力や、最高約24コマ/秒の連写性能など、ZV-1の魅力やスナップ撮影との相性などを存分に語っていただいた。

「撮りたい」を叶えてくれる1台

ZV-1はとにかく小型軽量であることと、広角から望遠まで使用できるズーム機能に大きな魅力を感じました。スナップ撮影は、偶然との出会いの連続です。「あ!撮りたい」と思ったときにすぐに反応して撮影ができるかどうかが鍵となります。ZV-1は、ポケットにすっと入れられるほど小さいですし、片手で楽々と動かせるほど軽く機動力もあるため、スナップ撮影に非常に向いていると感じました。気軽にどこにでも持っていけるので「いつでも撮影ができる」という心強さもあります。

ZV-1,24mm相当,F5.6,1/80秒,ISO400

この1枚は、タイミングを合わせて撮ることが非常に困難だったのですが、バリアングル液晶がとても役に立ってくれて助かりました。 再開発が進む渋谷には、高層ビルや工事用クレーンがたくさん立ち並んでいます。これらの渋谷の象徴とモデルさんを一緒に画面内に収めるために、地面すれすれからのローアングルで撮影を行いました。また、コントラストを強くするために、モデルさんに対してフラッシュを当てています。ただ、画面左には車が走っていてすぐに画面に被っちゃう状況でした。 そのため、バリアングル液晶で構図を確認しながら、タイミングを見計らってシャッターを切りました。これはバリアングル液晶がないと撮ることが困難だったと思います。ZV-1は軽いので、カメラアングルの調整が片手で容易にできていいですね。

コンパクトながら性能面も申し分ない

ZV-1,70mm相当,F5.6,1/500秒,ISO500

こちらは風の強い歩道橋の上で撮影した1枚です。瞳AFを活用してピントを合わせました。そして背景に映る通行人の印象を強めるため、圧縮効果を狙って70mmの望遠側で撮影を行っています。ZV-1の瞳AFは高性能で申し分ないですね。モデルさんの髪が風に流れて少しラフな印象の作品にしたかったのですが、瞳AFが素早く正確に動いてくれるため、タイミングを合わせることに集中できました。そのお陰でいい瞬間を捉えられました。また、表情や髪などの解像感、背景のぼけ感など描写性能も非常に高いです。瞳を一度検知させると、その後で片方の瞳が隠れた場合であっても、数秒間は検知し直してくれるのでその点も便利に感じました。

ZV-1,32mm相当,F5.6,1/15秒,ISO640

休憩中にモデルさんがふざけて遊んでいて、「あ!面白そう!」と思い咄嗟にシャッターを切った1枚です。ZV-1は最高約24コマ/秒の連写性能があり、偶然の一瞬を狙った撮影にはピッタリだと思いましたね。液晶モニターで撮影した写真を見返していると、見事に面白い瞬間が切り取られていました。カメラが軽いため、ふとした瞬間でもさっと素早くカメラを向けられますし、瞬間を逃さない機能が備わっていて有り難いですね。ZV-1だから撮れた1枚です。

ZV-1,70mm相当,F6.3,1/800秒,ISO160

階調の豊かさが非常に素晴らしいと感じました。私はスナップ撮影において、被写体のインパクトを強めるためにモノクロで現像することが多いです。そのため影の描写にはこだわりが強いのですが、ZV-1は黒のグラデーションがとても滑らかなため、光と影による表現で立体感のある描写ができます。被写体と背景をしっかりとセパレートすることにより、インパクトのある作品にすることができました。

機動力は撮影の幅を広げてくれる

ZV-1,64mm相当,F5.6,1/640秒,ISO800

今回ZV-1で撮影した作品たちは偶然を狙ったものが多いのですが、これもその1枚です。次の撮影場所に移動する途中で、恐らくこの場所に10秒も止まっていなかったと思います。コンパクトでカメラがあまり目立たないため、人通りの多い場所でも周囲の雰囲気を壊しにくいです。そのためすごく撮りやすいですね。カメラも構えやすいですし。 撮りたいと思ったときにさっと写真を撮る、そしてまた気になった場所へ移動していく、ということを繰り返すことができる。小型軽量でフットワークが軽くなり、いいリズムが生まれることで撮影の幅も広がっていきますよね。

ZV-1,70mm相当,F5.6,1/160秒,ISO400

これは、網目状になっている工事用フェンスの穴から覗いて撮った写真です。この日は、一日中渋谷を歩き回っていたのですが、網目状のフェンスの先に渋谷のビル群と工事用クレーンが見えたんです。これは面白い写真が撮れそうだと、思わずシャッターを切りました。トンネル効果を狙ってビル群の印象を強めるために70mmの望遠で撮っています。 ひとつ前の写真もそうですが、「いいな!」と気持ちが動いたときにさっと準備ができて、そして自分の思った通りにすぐ撮れるというのは非常に気持ちがよくなります。機動性の高い ZV-1だからできることだと感じました。

大勢の人が行き交うスクランブル交差点を上から撮影

前々からやってみたかったのですが、今回動画撮影に初挑戦してみました。動画撮影ってすごく面白いですね。何を表現するかを考えていた時、以前に渋谷のスクランブル交差点で外国人観光客が「Too many people!!」と叫んでいたことを思い出しました。 私がスナップ撮影をする上で一貫してテーマにしているのは街の記録です。静止画では、何気ない人の所作の一瞬を切り取って1枚で完結させることが多いですが、大都会で生活する人々の流れそのものを動画で表現するのも面白いなと感じました。

フルサイズ機と使い分けて楽しみたい

ZV-1には、高性能な瞳AF・小回りが利いて扱いやすいバリアングル液晶・一瞬を逃さない最高約24コマ/秒の連写性能・広角から望遠までのズームなどの強力で頼もしい機能が備わっています。それでいてポケットサイズです。いつでもどこでも気軽に持ち歩けるという魅力があります。 私の場合、フルサイズ機とZV-1を撮る目的によって使い分けるのがベストだと感じました。フルサイズ機では、自分のテーマとなる写真をじっくり撮るために、ZV-1では今まで自分が撮らなかったような写真表現に出会うためにといった具合です。 例えばバリアングル液晶は、片手で軽快にアングルの決定ができるため、構図の自由度が大幅に上がります。機動性の高いZV-1だからこそできることです。そのお陰で、普段だったら見逃しているような場面・場所に出くわしたときに「撮りたい!」という気持ちにさせてくれます。またそれが撮れる機能が備わっている。この「撮りたい!」という気持ちになるかならないかというのは、写真を撮る上で非常に重要なことで、自分の写真表現の幅が広がることに繋がります。そして静止画も動画も両方楽しめる。ZV-1は撮影しながら色々な気付きを与えてくれるカメラですね。

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