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「のとつづり」
制作=november クリエイティブディレクター=鎌田貴史 (spfdesign Inc.) プロデューサー=山田翔太 監督+撮影+編集=柘植泰人 撮影助手+編集=井手内創 プロダクションアシスタント=菅原あかり (spfdesign Inc.)・森本晃充 (spfdesign Inc.)・山本花観 音楽=谷口彩子

ディレクター 柘植泰人

α Universe editorial team

1983年愛知県生まれ。大阪芸大映像学科中退。 2012年、草津・京都・美濃など日本の風景を収めた映像が大きな話題を呼び、以後、広告をはじめとした数多くのプロジェクトに参加。 代表作に、「真夏の通り雨 / 宇多田ヒカル」などがある。
http://yasuhitotsuge.com/  デジタル・コンテンツ・プロダクション・augment5に参加してディレクターとして活動を始めた柘植泰人さん。2011年からわずか数人でチームを組んで撮影から仕上げまでを行なうスタイルで草津温泉、高野山、プラチナプリントのフォトグラファー、東アフリカなど、美しい映像で描かれるドキュメンタリーを次々と発表。Vimeoを通じて世界中にファンを持つ人気作家になった。  2015年にnovemberを設立すると、宇多田ヒカルのMV「真夏の通り雨」(α7S IIで撮影)でMTV 最優秀MV賞受賞するなど、広告、MV、プロモーション映像など活躍の場をさらに広げている。

機動性の良さでソニーαを選択

――柘植さんが映像を作り始めたきっかけはなんですか。 柘植 映像をやりたいと思って、大学で映画の勉強をしていました。その頃は自主映画を作っていました。本格的に作品にまとめるようになったのはaugment5に所属してからですね。主にドキュメンタリーっぽい映像を作って発表していました。クライアントのある仕事ではないし、作品は納期がないので、ちょっとでも気になる箇所があると何度も改訂作業をしていました。

――ソニーのαを使い始めたきっかけはなんですか。 柘植 novemberを立ち上げた際に、ソニーα7S IIとツァイスレンズ
(Zeiss Distagon T* 1.4/35 ZEとZeiss Planar T* 1.4/50 ZE)を購入しました。それ以前にもα7を使っていて、機動性がいいなと感じていました。撮影する時に三脚を使わず、手持ちで撮影することが多いので手ブレ補正が強力に効くのが気に入っています。

映像は作りながら試行錯誤して学んだ

――柘植さんの映像は日本で活躍する多くのディレクターやシネマトグラファーにもファンが多いのですが、映像はどのように学んだのですか。 柘植 もともと師匠と呼べる人がいないので、誰かに学んだということはないですね。ほぼ独学で実際に作りながら試行錯誤しています。今はVimeoとかYouTubeがあるので、自分がいいなと思う映像を何度も何度も見たりはします。カチッと撮るというよりはラフな感じで撮っているものに惹かれます。どうやって撮っているんだろうと気になると何度も何度も見ちゃいます。

――高校生の頃にこんな映像を作りたいと思っていたものと今見るものは似ているのですか。 柘植 全く違いますね。ネットで動画が見られるようになって、テレビや映画で見ていた映像の世界から解放されました。いろんな映像に触れるようになったことで視野が広がって「こんな映像を作りたい」と思うようになったんだと思います。

――いいなと思った映像は細かく検証するんですか。 柘植 案外飛ばしながらですが、いいなと思ったものだけじっくり見ていることが多いですね。それは今も続けています。

――話題になった映像作品があると似たような映像を作って欲しいという要望が多くなると思うのですが、それはどうやってすり抜けているのでしょうか。 柘植 ドキュメンタリータッチの企画を作って欲しいという依頼は多いです。正直飽きたなと思うこともあります(笑)。そこは意識して別のテイストの作品作らないと抜け出せないだろうと思います。できれば監督に専念したいと思っているのですが、僕が撮った作品を評価して依頼してきてくれる案件も多く、自分で回したほうが期待に応えられると判断した場合はカメラマンを兼任することもあります。
 最近は「求められているならやろう」とも思っています。あるフォトグラファーに「自分が思っているほど他人は飽きてない」と言われたことがあって、求められているものに応えつつ新しいことがやれればいいなと。飽きたと思っていたけど自分のやっていることが全然浅かったと気づけたのが「のとつづり」(四季折々の能登を撮影したドキュメンタリー。
http://tadaya.net/nototsuduri/)でしたし、似たような映像を作って欲しいという依頼に対しては今までよりももっと進化したものを作りたいと思っています。まだまだ掘り下げていかれるかなとも思っています。

6月15日発売の「コマーシャル・フォト」7月号では、α7S IIで撮影した映像作品(ドキュメンタリー)を紹介。全編手持ち撮影で作り上げた制作の裏側を解説してもらう。

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