商品情報・ストアデジタル一眼カメラ α α Universe

Creative Journey
with α
表現者×α  新しい世界をきりとる思考の旅

軽さにより加速する、
旅の表現の自由度

photographer佐藤健寿

Kenji Sato

profile佐藤健寿(さとうけんじ)/Photographer

世界各地のユニークな風習や建築、人物を撮影。写真集『奇界遺産』『奇界遺産2』(エクスナレッジ)は異例のベストセラーに。テレビ・ラジオ・雑誌への出演歴多数。 http://kikai.org/
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Twitter http://twitter.com/x51

佐藤健寿がコンパクトの
フルサイズ
ミラーレス一眼α7Cを携えて向かったのは
美しく奇妙な風景が詰まっている佐渡島。
自由な表現でその世界観を捉える。

Interview 表現への想いを語る

旅先に選んだのは、訪れたことがない佐渡島。
産業遺跡や面白い文化を捉えたい

僕は日本の離島にも多く撮影に出かけていますが、佐渡島はなぜか縁がなく「いつか行こう」と思いつつもチャンスがありませんでした。人口が100人を切っているような小さい島には行っているのに、有名な佐渡には行ったことがなくて。でも、「佐渡金山」や「北沢浮遊選鉱場」という産業遺跡があったり、夏にはウミホタルを見ることができたり、船大工の技術でつくり上げられた宿根木の特徴的な町並など、僕の撮影テーマである廃墟や面白い文化があることは知っていました。いろいろなものがギュッと詰まった佐渡で一度撮影してみたいと思い、旅先をこの地に決めたわけです。 実際に行ってみると、常に海が見えているのに決して小さいわけではない「島のサイズ感」がとても面白かったですね。佐渡は島の周囲が260kmくらいあって大きいですし、峠道も多いので機動力が求められる撮影でした。でも今回持って行ったカメラはα7Cですからね。この軽さと小ささが存分に力を発揮してくれました。

α7C,FE 70-200mm F2.8 GM OSS 70mm,F4.5,1/250秒,ISO100 佐渡に来て最初に撮影した、島の東側にある「岩首昇竜棚田」。黄金色の棚田の向こうに海を望む佐渡のシンボリックな景色のひとつ。

実際にα7Cを使ってみると、僕が普段使っているα7R IVやα9と基本操作は似ているので使いやすく、「本当にコンパクトになっただけ」という感じでした。基本性能で「これがない、あれがない」ということもなかったですし、逆に最新モデルならではのメリットを感じることもあって。第一印象では「僕の撮影に関して言えば、α7Cで7〜8割はカバーできる」と思っていましたが、正直、旅に持って行くならこれをメイン機にしたいと思ったくらいです。 αには多彩なシリーズがあり、α7Rシリーズは高解像、α9シリーズは動体撮影と、それぞれに得意分野があります。被写体やシーン、求められるものによってはα7R IVやα9のほうがいい場合もありますが、少なくとも旅に関していえば僕はα7Cを選ぶ確率が高いです。 特に雑誌の仕事の場合は有効約2420万画素という解像度でも十分で、扱いやすいですからね。本当に気合いを入れて撮影する時はα7R IVを選びますが、旅先でスピーディに、軽快に撮影するならα7Cがベストです。

青い光が波間に漂う神秘の世界。
ウミホタルの撮影では高感度のアドバンテージを実感

佐渡には丸4日間滞在しました。初日の夕方に向かったのは「万畳敷(まんじょうじき)」です。「今日の日没はここで撮ろう」と決めていて、棚田を撮影した岩首からこの場所に向かいました。直線距離ではたいしたことはなかったので「30分くらいかな」と思っていたら、沿岸部を回って1時間ぐらいかかってしまいました。

α7C,FE 24mm F1.4 GM 24mm,F1.4,1/30秒,ISO125

「万畳敷」は潮の満ち引きによって姿を変えていく岩場で、岩の隙間に水が溜まり、沖のほうまでその風景が続いています。南米のウユニ塩湖を思わせる空の映り込みは日本らしからぬ神秘的な光景です。繊細な表現が求められるシーンですが、階調性能は高く「小型だから」というトレードオフはまったく感じられませんでした。 そして夜にはウミホタルを撮影するために、佐渡市の内海にある長石海岸へ向かいました。湾の部分がビーチになっている、ウミホタル鑑賞の名所です。7月〜9月くらいの夏場にしか見ることができないので、いい時期に来ることができてラッキーでしたね。今回は「佐渡ウミホタル鑑賞ツアー」のガイドをされている現地のかたに協力していただき、撮影に挑みました。

α7C,FE 24mm F1.4 GM 24mm,F1.4,15秒,ISO1600

α7C,FE 16-35mm F2.8 GM 24mm,F2.8,20秒,ISO1600

びっくりするほどたくさんのウミホタルが光を放っていて、かなりテンションが上がりましたね。青く発光しているのはウミホタルではなく、ウミホタルが分泌する物質です。普通のホタルの場合は明るく見えるようにカメラ設定を工夫することも多いですが、ウミホタルの光は肉眼で見ても写真と同じくらいの明るさです。1m先から離れて見てもはっきりと青く光っているのがわかるくらい光が強く、初めて見て僕は本当に驚きました。予想以上に撮れ高があり、非常に楽しい撮影でしたね。 正面から海に向かって撮った作品は長時間露光で撮影しました。地上を飛ぶホタルと同じように海を漂う光跡を表現。自分でも見たことがない感じの光で、プレビューが映し出された時には思わず「おお!」と声が出てしまうほどの感動でした。青い光が海岸に流されて、波の形が可視化されるところが面白いですよね。 この時は高感度撮影をしましたが、α7Cの高感度に関して言えば、α7R IVよりも常用ISO感度が高いので、このようなシーンではより向いていると言えるでしょう。階調性やシャープさもしっかり出ていて暗所に強いという印象です。

濃淡のある緑の階調はαならではの繊細さ。
撮影の名所ではディテールを切り取ることも大切

前から行ってみたいと思っていた「北沢浮遊選鉱場」も撮影しました。僕はその雰囲気から山奥にあると思っていたのですが、実際行ってみると街の中にあってびっくり。今のように保護される前はゴルフの打ちっぱなしとして使われていたぐらい放置状態だったようですが、ある時から「これは産業遺産じゃないか」と言われ始めたそうです。行ってみるとたしかに保護すべき景色だと思いましたね。

α7C,FE 28-60mm F4-5.6 28mm,F7.1,1/30秒,ISO125

産業遺産は決して珍しいものではありませんが、ここは緑で覆われているのが面白いところ。海外ではたまに見る光景ですが、海の近くにあると湿気を帯びた温かい風が打ち付けるので植物が自生しやすいのです。こんな光景、日本では貴重ですね。 多くの人は上の作品に写り込んでいる長方形の芝生広場のような場所から建造物を見上げるように撮っていますが、僕は少し登ったところから生い茂った緑の向こうに建造物が見える構図を選び、俯瞰(ふかん)気味に撮影しました。浅い色から濃い色まで緑の表現が多彩ですが、色についても僕が普段から使っているαと同じように鮮やか。スマートフォンで撮る画像と比べると、さすがフルサイズ。階調性能はとても優秀です。

α7C,FE 70-200mm F2.8 GM OSS 200mm,F7.1,1/250秒,ISO1600

こういった名所では全体像を写そうと広角で撮る人が多く、広角ではどう撮っても「見たことがある写真だな」と思われがちです。そんな場所で僕がよくやるのが「望遠で切り取る」こと。上の作品は焦点距離200mmでディテールを切り取り、植物のモサモサした感じや、遠景ではわからない重厚感が出るように撮影しました。 α7Cに「FE 70-200mm F2.8 GM OSS」を装着すると「重量バランスが悪いのでは?」と思う人もいるかもしれませんが、僕はそれほど気になりませんでした。カメラが小さく軽いので大きなズームレンズをつけた時の違和感はありますが、それで使いづらくなることはありません。困るようなことは特になく、「プロ機として全然使えるな」という印象です。結果的に総重量は軽くなるので、今回の旅では「FE 70-200mm F2.8 GM OSS」をいつもより積極的に使いました。

α7C,FE 16-35mm F2.8 GM 16mm,F4,1/30秒,ISO250

上の作品は水と不純物を分離する直径50mもある「シックナー」という装置です。「FE 16-35mm F2.8 GM」の超広角レンズを装着し、バリアングルモニターを使って地面スレスレから見上げるように撮影しました。シックナーはローマの神殿や遺跡を思わせる巨大な建造物なので、被写体に近づいて広角で撮るのが一番だと思ったのです。こういうシーンではバリアングルモニターが役に立ちます。足場が限られる中、無理な姿勢をとらずに撮影できたのでとても助かりました。

悪条件で機材の性能が問われる「佐渡金山」での撮影。
セオリーに反した軽いカメラでも表現豊かに描き出す

佐渡といえば「金山」は欠かせない名所です。この日は雨が降っていたので地面がかなり濡れていて三脚が立てづらい状況でした。ですから都度、三脚を立ててゆっくり撮影するのではなく、手持ちで移動しながら最終目的地に向かう感じで撮影することに。下の作品は僕のお気に入りのレンズ「FE 24mm F1.4 GM」で撮ったものです。金山や洞窟のように薄暗く撮影環境が悪い場所でも、これだけクリアに撮れるのは非常に心強く感じました。

α7C,FE 24mm F1.4 GM 24mm,F1.4,1/30秒,ISO640

このような悪条件での撮影は、カメラとレンズの基本性能が問われるものです。しかし感度を上げてもノイズが少なく、かつ開放で撮っても電灯が白飛びもしていないし、ぼけも非常にきれい。これだけのレンズ性能を発揮させるにはそれなりのボディが必要でしたが、そうすると結果的に重くなるもの。それが今までのセオリーでしたが、軽量なα7Cでもここまで表現豊かに仕上げることができました。「FE 24mm F1.4 GM」ともα7Cの組み合わせはとてもコンパクトで使い勝手が良く、装着時のバランスもいいですね。

α7C,50mm,F2,1/200秒,ISO800

見学ルートには鉱夫をモデルにした人形があり、それが動いたり、音を出したりして発掘の現場を再現しています。僕が一番衝撃を受けたのは、ルートの最後にある上の作品の場面です。大きい金脈を掘り当てたときに人が集まり、神主さんが来て祝いの儀式をやったそうです。耳に残るような音楽が流れていて、ぼんやりとした光の中に岩の模様が浮かび上がっている。その光景がとても印象的で、ここではあえてアダプタを介しオールドレンズを使うことで、この何とも言えない世界観を表現しようと思いました。「本当にこのような事をやっていたんだな」と思うととてもドキドキしましたね。多くの人は素通りしていましたが、僕はここだけ三脚を立て、時間をかけて撮影するほどその光景に魅了されたのです。 狭いルートを進む金山のような場所では、持ち運びやすく取り回しのいいコンパクトなカメラが有利です。今回はルート内が蒸していて湿度が高く、たくさんのレンズを持ち運ぶと汗だくになってしまうような環境でした。そういう場所でコンパクトに、スリムにまとめられるのはありがたいことです。

宿根木では名物のたらい舟や古い町並を撮影。
α7R IVと同等の広いダイナミックレンジが階調表現を豊かに

α7C,50mm,F2,1/800秒,ISO100

次に撮影したのは、佐渡名物の「たらい舟」です。島の最南端に「宿根木(しゅくねぎ)」という古い集落があり、近くの入り江にたらい舟の乗り場がいくつかあります。そこには漕ぎ手の人たちが待機していました。今回は人物の撮影が難しくて苦労しましたが、この女性たちは「あー、いいよいいよ」という感じでモデルになってくれたんです。でもカメラを向けると照れてしまった上に、今の状況でマスクを着用。そのため顔はよく見えませんが、編み笠にかすり衣装で雰囲気は伝わりますよね。

α7C,FE 70-200mm F2.8 GM OSS 123mm,F2.8,1/1600秒,ISO100 リアルタイムトラッキングで動いているたらい舟を的確に捉えた作品。「αの優れた技術が継承されていて少しのストレスもなく撮影できた」と、佐藤さん。

宿根木では古い町並も撮影しました。北前船の寄港地として発展した小木海岸の入り江にある集落には、船大工たちが暮らしていた名残があります。特にこの町は家が古いまま残っているのが特徴で、一番古い家は17世紀から残っていると聞きました。

α7C,50mm,F2.0,1/200秒,ISO100

上の作品は高台から集落を見下ろし、家の密集度や周囲の環境がわかるように撮った1枚です。このシーンは「まさに佐渡の原風景だな」と思いながら撮っていました。かなり日差しが強かったので、空の青みを残すためにアンダー気味に撮影し、湿度を帯びたような日本的な「しっとり感」が出るように仕上げました。 暗い中にも階調性があり、シャープさも残している。αはダイナミックレンジの広さも魅力ですが、このカメラもα7R IVと同じ最大約15ストップを維持していますからね。僕は自分好みの表現に仕上げるために、あえてダイナミックレンジを狭くして追い込むこともあります。データを残すことも黒く潰すこともできるので、表現の自由度は幅広いと言えますね。

α7C,FE 28-60mm F4-5.6 38mm,F8,1/320秒,ISO100

この作品は町の中を歩きつつ撮影したものですが、木造の家ばかりで通路も狭く、迷路に迷い込んだような感覚でした。家と家の隙間が狭くて、どの家も雰囲気が似ているので画づくりが難しかったですね。板を塗装しないのがこの地域のスタイルのようですが、船の廃材を使っている家もあるそうです。町を歩いているだけで船大工の暮らしや文化を垣間見ることができるということですから、いい町ですよね。

α7C,FE 28-60mm F4-5.6 38mm,F5,1/40秒,ISO160

路地にいた猫の撮影では動物対応のリアルタイム瞳 AFを活用しました。超ローアングルでバリアングルモニターを上に向け、モニターを見ながら、猫に話しかけていい瞬間を狙いました。この時はタッチパネルを使ってピント合わせをしましたが、バリアングルと合わせて使うととても便利です。この状態でカメラを操作してのピント合わせは大変ですから、指1本でピント合わせができるのはとても楽。タッチパネルでの操作は、より便利さを実感しました。 宿根木の町歩きでは新レンズ「FE 28-60mm F4-5.6」を多用しましたが、想像以上に素晴らしかったですね。欠点らしい欠点は見当たりません。F4-5.6という数値ですが、F4通しのズームレンズでも少なからずある周辺部の緩さや甘さがまったくないのもすごいことです。 α7Cと「FE 28-60mm F4-5.6」の組み合わせは、これ以上は望めないほど小さく、ソニーらしいプロダクトだと思います。「小さくする」というのはソニーのお家芸だと思うので、グリップをフラットに、バッテリーも小さくしてつくることもできたはず。でもグリップはしっかり残してバッテリーも最新の大容量を採用したところが個人的には「大英断だな」と感じました。αが今まで蓄積してきたフィードバックがきちんと反映されていると思いましたし、カメラのフィーリングも非常にいいですからね。バッテリーも充電なしで丸1日持ちましたし、カメラが小さくなった分、持ちが良くなったような気さえします。この新レンズは本当に良かったので、「もしかしたらカメラよりも称賛されるべきエポックメイキングなレンズなのでは?」と思ってしまうくらいです。

予想以上の撮れ高でも、まだ撮り足りない。
奇妙な風景が点在する佐渡島にきっとまた戻ってくる

今回の旅を通して思ったのは、カメラやレンズがコンパクトになったことで撮影の幅が想像以上に広がったということです。例えば、重くて旅に持っていく機会が少ない「FE 70-200mm F2.8 GM OSS」を持って行こう、ドローンを持って行こうと、余計なものを持つことに躊躇(ちゅうちょ)がなかった。使用頻度が低そうだから持っていくのをやめよう、諦めようということがなかったのです。僕は移動しながら撮影するスタイルなので、「機材の重さ」はかなり重要。自分でバッグをつくってしまうほど重さに関して突き詰めているので、カメラやレンズは小さく軽いに越したことはないのです。現時点で僕が求める性能がほぼすべて入っていると言っていいほど妥協がなく、小さく軽いα7Cは多くの旅で自己表現をする自分にとっては最適なカメラでした。

α7C,FE 16-35mm F2.8 GM 16mm,F8,30秒,ISO50 島の北部を車で走っている時に偶然見つけた名もない岩。日没後にドローンを使ってライティングして幻想的な作品に仕上げた。いつもは持って行くのを諦めてしまうドローンがあったからこそ撮れた1枚。

旅のレンズ選びは、20年近くプロとして活動してきた僕でもとても悩むものです。しかしカメラがこれだけ小さければレンズの選択肢が増えて自由度が広がるし、同時にバリアングルなどで撮影そのものの自由度も高くなる。機動力と画質という部分では、これ以上求めるものはないのではないかと思うほどです。

α7C,50mm,F2.0,1/200秒,ISO800 日没を狙って旅の最後に撮った平根崎海岸にある「波蝕甌穴群(はしょくおうけつぐん)」。長時間露光で波を霧にように表現し、不思議な風景に仕上げた。

今回の旅は日数も限られていたので、ウミホタルや北沢浮遊選鉱場などの名物や名所だけ撮れればいいと思っていましたが、結果的には名もない場所や、行けないだろうと思った場所にも行くことができて本当に良かったです。それでも佐渡島は大きいですから、すべてを見て回ることはできなくて。そう考えるとかなりと撮り甲斐のある島だと思います。 佐渡島は観光地としても有名な場所ですから、そもそも予定していた撮影場所以外はさほど期待値が高くなかったんです。でも実際行ってみたら写欲をそそられる場所がたくさんあって、撮り足りないくらいでした。見たことがない風景をたくさん見ることができたので、帰り際には「また絶対に来るな」と思いましたね。 とにかく旅での撮影は「足で稼ぐ」に尽きます。いろいろな旅のスタイルがあると思いますが、僕の場合は今回のように町を歩いたり、山や海に行ったりと、とにかくいろいろなシチュエーションが出てくるものです。乗り物で移動しながら撮影することもあるでしょうから、常に持っていられる高性能なカメラを使うことが「人とは違う個性的な写真」を撮る秘訣ではないかと思います。 そうなると大事なのは機動力です。僕は撮影に出かけると、奇妙なお寺の看板など面白そうなものがパッと目につきます。でも撮影後だったりすると「もう帰りたいな」と思うわけです。そういう時でもカメラが小さく軽ければUターンして戻る「根性」のようなものが出てきますからね。面白いものを見つける、足で稼ぐという意味でも、α7Cの機動力は「いい写真を撮る可能性」を秘めています。

Wonderful Journey in SADOGASHIMA 新潟県・佐渡島の魅力

α7Cを手に、新潟県・佐渡島で撮影された佐藤健寿の作品の数々。
その撮影場所とあわせ、佐渡島の魅力的なロケーションをご紹介します。

1 shooting spot たらい舟力屋観光汽船 たらいぶね りきや かんこうきせん

佐渡島ならではの体験を思い出に
今も漁に使われているたらい舟

サザエやアワビを獲る「磯ねぎ」という漁で使用されるたらい舟。明治の初めごろ、岩礁の多い海岸でも漁がしやすいように考案され、洗濯桶から改良を重ねて現在の形になったといわれています。小舟より安定感があり小回りが利くたらい舟は、今でも磯ねぎ漁に使われています。観光用のたらい舟は漁に使われるものより一回り大きく、簡単には沈んだり、ひっくり返ったりしないそう。船頭さんにお願いすれば自分で漕ぐこともできます。(写真提供:さど観光ナビ)

point

α7Cはたらい舟に一度ピントを合わせると動いても追随してくれるので、思い通りの瞬間を撮影できます。(撮影:佐藤健寿)

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たらい舟力屋観光汽船
新潟県佐渡市小木町

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2 shooting spot 北沢浮遊選鉱場 きたざわふゆうせんこうば

かつて東洋一とうたわれた金銀抽出施設
近代化を象徴する史跡は古代遺跡のよう

浮遊選鉱場とは、採掘した鉱物を化学薬品とともに水槽に入れ、有用な鉱物を選り分ける作業場のこと。銅の製造に使用されていた浮遊選鉱法を、日本で初めて金銀の採取に応用し、鉱山の近代化に貢献しました。シックナーは分離沈澱槽で、浮遊選鉱場の要ともいえる装置です。1ヶ月で50,000トン以上の鉱石を処理することができた選鉱場は「東洋一」とうたわれました。現在は豊かな緑に囲まれ、古代遺跡のような趣があります。(撮影:佐藤健寿)

point

シックナーは広角レンズを使い、地面に近い位置から撮影すると迫力大! バリアングルモニターが大活躍です。(撮影:佐藤健寿)

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北沢浮遊選鉱場/シックナー
新潟県佐渡市相川北沢町

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3 shooting spot 宿根木 しゅくねぎ

船大工が建てた家屋と入り組んだ路地
江戸時代の面影を伝える町並

中世から港があり、佐渡金山繁栄期の17世紀を経て、江戸後期から明治初期にかけては北前船の寄港地として発展した小木海岸の集落。板壁の民家と入り組んだ細い路地が迷路のような町並を作り出しています。船大工が建てた家々で形成された集落は、国の重要伝統的建造物群保存地区に。現在も人々が暮らしていますが、博物館として公開している建物や見学できる家屋もあり、歴史情緒あふれる風景に出合うことができます。(撮影:佐藤健寿)

point

路地に入ると歴史を感じられる町並が広がります。町歩きをしながらの撮影は小型ズームレンズが強い味方。(撮影:佐藤健寿)

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宿根木
新潟県佐渡市宿根木

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4 view spot 佐渡大埼灯台 さどおおさきとうだい

岩肌と白い灯台のコントラストが美しい
佐渡島屈指の景勝

佐渡島の中でも人気の高い景勝地「尖閣湾」にたたずむ佐渡大埼灯台。観光施設「尖閣湾揚島遊園」の敷地内にあり、遊歩道が整備されているので徒歩で簡単に訪れることができます。険しい岸壁と真っ白な灯台のコントラストが広々とした海の景観に映え、絶景を演出。遠景で撮影するなら、展望台へと続く「まちこ橋(遊仙橋)」も構図に取り入れてみましょう。自然と人工物が織り成す、尖閣湾ならではの風景を楽しめます。(写真提供:さど観光ナビ)

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初灯は昭和39年。長い歴史を持つ灯台は、佐渡金山と並ぶ佐渡島の代表的な観光スポットです。(写真提供:さど観光ナビ)

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佐渡大埼灯台
新潟県佐渡市北狄

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5 food 古民家食堂&居酒屋&カフェ 持田家 こみんかしょくどう&いざかや&かふぇ もちだや

古民家を再生した空間で味わう
佐渡島の新鮮な旬の魚介

約50年の歴史を持つ老舗「持田鮮魚店」が経営するこの店では、旬の魚介を使用した季節感あふれる料理を味わえます。ランチで1番人気のメニューは、10種類ほどの新鮮なネタを惜しみなく使った「海鮮丼」。他にも天然アンコウやフグを佐渡産コシヒカリの米粉100%で揚げたからあげや地魚の自家製一夜干しなど、佐渡の味覚をここぞと堪能できます。夜は食事だけでなく、居酒屋として地酒やカクテルも一緒に楽しめます。(写真提供:持田家)

point

築60年の古民家を当時の姿に再生した建物。昭和の香りが残る和モダンの空間でゆったりと過ごせます。(写真提供:さど観光ナビ)

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古民家食堂&居酒屋&カフェ 持田家
新潟県佐渡市相川

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6 food SEISUKE next door せいすけ ねくすと どあ

海に沈む夕日を眺めながら
佐渡の自然食材を堪能

佐和田海水浴場に建つ複合施設「on the 美一」内に位置する店舗は、佐渡市・両津の隠れ家レストラン「Restaurant 清助」の2号店。和食・フレンチ・イタリアンに精通したオーナーシェフ尾崎邦彰氏が仕入れるこだわりの食材を、海の景色とともに楽しめます。佐渡牛や無農薬無化学肥料野菜、新鮮な海産物、山に自生している木の実など、佐渡産の自然食材をふんだんに使用したフレンチ、イタリアンをどうぞ。(写真提供:SEISUKE next door)

point

大きな窓から海に沈む夕日を眺められます。また、店こだわりのピザを注文して好きな場所で楽しめます(要予約)。(写真提供:さど観光ナビ)

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SEISUKE next door
新潟県佐渡市河原田諏訪町

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