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シリーズ 〜私が一眼レフから
乗り換えた、αの魅力〜
フォトグラファー/ビデオグラファー 中西 学 撮影の常識を覆す、
イメージセンサーと5軸ボディ
内手ブレ補正

α Universe editorial team

フォトグラファー/ビデオグラファー
中西 学 Manabu Nakanishi
1976年岡山県生 最終学歴:神戸電子専門学校CG/CAD科
風景写真を元々専門で撮影をし、近年はドローン写真家としても活動。 2016年に行われた伊勢志摩サミット開催時には、三重の空撮写真(ドローン)のみの写真展をソニーストア名古屋とイギリスの日本大使館で開催。 写真家目線での動画撮影、編集も数多く手がけている。 所属団体:公益社団法人日本写真家協会(JPS)、日本UAS産業振興協議会(JUIDA)
http://www.ukphoto.co/

プロフェッショナルにとっての、「FE(Full-Frame E-mount)レンズの魅力」とは?
風景写真を中心に写真家としてのキャリアをスタートし、近年では写真家目線での動画撮影/編集や、ドローンを使用しての空撮なども数多く手がけるなど、α7R IIをメインカメラとしてマルチに活動なさっている中西学氏。
販売店/ソニーストアでもセミナー講師を行っていただいている同氏に、愛用しているα7R II、そしてα7シリーズについて、その魅力を語っていただいた。

手軽にもっていける。しかも描写が良い

プロフェッショナルにとっての、「FE(Full-Frame E-mount)私の仕事は風景、スポーツ、ポートレート、物撮り、建築などの幅広いジャンルにおいてストックフォトへの素材提供、ウェディングを中心としたイベント撮影を行っております。
α7に出会うまでは一眼レフカメラで仕事をしていたのですが、始めて購入したα7シリーズは、α7Rでした。登場した時、これだけ小型で軽量なボディにフルサイズセンサーを搭載していることは私にとって、とても魅力的でした。そこで、思い切って買い増しと言う形で購入して、不安を抱きながら仕事場に持ち出して使ってみました。結果、充分に使えたのです。
現在ではα7R IIとα7S II、両方を使っていますが、仕事をするうえで不可欠な存在になりました。今回は、私にとってここまでα7シリーズが不可欠になった理由、それを4つに分けてお話したいと思います。

小型軽量と画質の両立

1つ目の理由、それは小型で軽量なボディにフルサイズセンサーを搭載していること、ですね。
α7に出会うまでは一眼レフカメラで仕事をしていたのですが、1日中持ち歩いているとカメラバックをぶら下げている肩がとても痛くなっていました。できるだけ荷物を軽くしようと、いつもレンズを厳選していくんですけど、結局バックにぎゅうぎゅうになるくらいになってしまって…特に望遠レンズなどが入ると重くて仕方がありませんでしたね。
スポーツ撮影の際は一脚をつけて動き回るので、カメラを支える右手の中指が腱鞘炎になるくらい痛くなってしまい、スポーツの撮影が続く時は憂鬱でした。それでも画質に妥協はできないので、いつも体に鞭打ちながら撮影をしていました。カメラマンは体力勝負なんですね。
そんな時に発売されたのがα7でした。カメラの小ささと軽さは非常に大きなメリットですし、ボディだけでなく、レンズについても使用頻度の高い標準単焦点と広角ズームレンズにSEL55F18Z, SEL1635Zといった、画質がとびきり良いのにコンパクトなツァイスレンズが選べることも、決め手の1つでした。

圧倒的なセンサー性能と5軸手ブレ補正

2つめの理由は、優れたセンサーの性能と、5軸の手ブレ補正です。
私の場合、撮影現場は色々なので、ウェディング関係では無理な姿勢での撮影を強いられることもありますし、冬場はイルミネーションなどの撮影依頼も多く、暗い撮影現場で撮ることもあります。そんな撮影現場で、現在ではα7R IIとα7S IIの高解像と高感度にそれぞれ優れた特質と、5軸手ぶれ補正、そしてそこにEVFが加われば、撮れないものなんて無いんじゃないか、って言うくらい、色々なものを撮っています。

例えばこの写真は、ウェディング会場のチャペルの宣伝用の写真を依頼された時のものです。ナイトウェディングを売りにしている式場で、イルミネーションの雰囲気を残してチャペルを撮影して欲しい、という依頼でした。チャペルの全体を俯瞰して見せたいので、男性が立っているよりも更に上の視線から撮っています。
普通に一眼レフで撮るなら、何か台を用意してその上に三脚を据えてカメラを設置して、自分は脚立などに立ってファインダーを覗いて撮影しますが、このときはバンザイして手持ちで撮りました。こんな時、EVFでも背面の液晶でもAFや動作が変わらないのは本当にありがたいですね。背面液晶でも電子水準器を出せるから、バンザイ状態でも簡単に水平をとれて助かりますし、この暗い状態でもAFは一切迷い無しです。
周辺までしっかり深度内に入れたいから、絞りはF8まで絞っているので相当に厳しい撮影環境ですが、ISO12800でも全く問題なく使える画質でした。最終的には1/125のシャッタースピードで撮影した写真を使いましたが、これより下げていっても手ブレ補正の効果か、手ブレが起きずに余裕があるのがわかりました。いざというときに、もっとシャッタースピードを下げても大丈夫、という感触があるのは安心感がありますし、頼もしいです。

一方で、α7R IIの4,240万画素は、周辺までの緻密な描写ができるレンズを組み合わせたときの解像感は格別ですね。この写真はα7R IIにSEL1635Zで撮影したものですが、暮れかけでライトアップされている部分以外はコントラストが低くなり始めていて、解像感のないレンズだと途端に精細感のない写真になってしまうんです。でも、この組み合わせではハイライトも粘りつつ、コントラストの低い部分もびっくりするくらい緻密な描写をしてくれました。
シャープさに関しては、ローパースフィルターレスのセンサーも凄いのでしょうが、それを引き出すこのレンズにも感動しました。特に驚いたのは、シャープさだけではなくて、周辺の色ズレやにじみの少なさです。広角レンズは、周辺に多少のズレやにじみが出ても仕方ないかなと思っていましたが、このレンズを使い始めて、その辺の描写力、シャープさは本当にすごいと感じました。

後編では、私がα7シリーズを仕事で使う、3つ目の理由をお話します。

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