商品情報・ストア Feature シンプルな部屋づくりで頭の中も整理整頓できる!? インテリアスタイリスト・窪川勝哉が提案する空間活用術(2)

シンプルな部屋づくりで頭の中も整理整頓できる!?
インテリアスタイリスト・窪川勝哉が提案する空間活用術(2)

前回、インテリアコーディネートの重要なポイントとして、部屋の床だけでなく、壁面も上手に活用することを教えていただいたインテリアスタイリストの窪川勝哉さん。

今回は、自分が大切に感じるモノだけを配置し、できるだけシンプルに暮らしたいと考える人のためのテクニックを教えていただきます。

シンプルな部屋を志向する人は
仕事の効率向上も期待できる

一般的に、ムダを極力省いたシンプルな部屋を志向する人は、整理整頓のできる人が多いといいます。必要なモノだけを身近に残すため、例えば、仕事場であれば資料を探すといった無駄な時間を削れます。また、身の回りを整頓できる人は頭の中も整理されている人が多く、仕事の効率向上も期待できるのです。

そこでまずは、シンプルな部屋作りを目指す人、また、デキる人を目指す人にも参考になるインテリアコーディネートのコツを、窪川さんに伺いました。

色調をグレー系で統一。
さらに壁面を
利用することで、
部屋はまとまった印象に

「部屋をシンプルに見せるには、色調をグレー系に統一し、直線基調のアイテムを選んでいくのが有効ですね。

また、床だけでなく壁面を活用し、何も置いていない床のスペースを広くとること。壁も利用することで、インテリア空間は数倍に広がります。例えば、今まで床に置いていたモノを壁面収納などに配置するようにすれば、ごちゃごちゃした印象のない、まとまったインテリアに仕上るのです」

単調になり過ぎない部屋にするには
“大理石”がオススメ

窪川さんによると、色あいをグレー基調で統一し、シルエットは直線的、もしくはスクエアのアイテムをそろえるようにすると、多彩なモノを部屋に配置していっても、雑然とした印象がなくなるといいます。とはいえ、それだけでは単調になり過ぎることも……。

「そんな時は、例えば、クッションなどをグレー基調に近い色調の、柄のあるタイプにすると良いでしょう。また、今回のコーディネート例では、トレンドとなっている大理石柄のテーブルをリビングに配置しました。こうしたアクセントをプラスすれば、シンプルであっても単調になり過ぎません」

「グレー基調のカラーリングで、直線的なフォルムのソファを選ぶと良いでしょう」

「近年のインテリアにおけるトレンドは、大理石です。直線的なフォルムで統一された部屋の雰囲気に、こうしたアクセントをプラスすることで、緊張感を緩和させると良いでしょう」

「全体の雰囲気に合わせ、クッションのカラーもグレー基調で統一。少し変化を持たせたいなら、柄物を選ぶのも良いですね。特にクッションは、カバーを替えることで簡単に柄を変えられるので、アクセントをプラスするためのアイテムとして効果的です」

「スタンドライトや観葉植物なども、背の高いタイプを選ぶと良いですね。また、テレビはサイズが大きく、存在感も強いため、部屋の印象を左右しがち。ですので、インテリアコーディネートに合わせてモデル選びをするといいでしょう」

シンプルな部屋づくりに活用したい
壁掛けテレビ

実は、シンプルな部屋づくりのための最たるテクニックが、テレビを壁掛けタイプにすること。せっかく薄型テレビを買ったのに、これまでと同じテレビラックに載せていたら、部屋全体に対する専有スペースの大きさは変わりません。でも、テレビを壁に掛けるだけで、これまで当たり前のように必要だと感じていたテレビの設置スペースが、不要になるのです。

「ソファやラグなどのアイテムを選ぶのと同じように、テレビもベゼル、つまりモニター周囲の縁が狭いモデルを選びたいところです。さらに、壁掛けタイプにすれば、テレビラックなどを配置する必要がなくなり、床面、つまりスペースを最大限確保できます」

「最新のテレビは、壁掛けする際にも大掛かりな部品を必要としません。そのため、壁とテレビが密着し、まるでアートフレームが掛かっているかのように見えるんです」

統一感のある整頓された部屋なら、
読書や映像視聴により没頭できる

「シンプルな部屋づくりには、色調の統一と、壁面の有効活用が肝心。特に、部屋に配置するアイテムの色が煩雑にならないよう心掛けましょう。また、今回ご紹介したように、グレー基調であれば簡単に、よりスッキリとした印象に仕上げられます。さらに、フォルムの線が細い、もしくはスクエアなアイテムを選んでいけば、誰でも素敵なコーディネートができるはずです」

家具などはもちろん、スタンドライトや観葉植物などの背が高いアイテムも、横方向に広がったり膨らんだりするものではなく、線が細いフォルムのものを選ぶと良いという窪川さん。

こうしてシンプルで整頓された部屋にすることで、読書時や映画などの映像視聴時も集中でき、気が散ることがなくなります。そうすれば自然と、頭の中も整理されていくはず。もし今、仕事の効率アップを目指したいという方も、まずは生活スペースをスッキリと整頓していくことを目指してみてはいかがでしょう?

FLOS/ロメオムーンF フロアランプ(180,000円/税抜)
●日本フロス ◆03-3582-1468
INTERNATIONAL MARMI/センターテーブル 7118(179,500円/税抜)
●IDC OTSUKA ◆03-5530-5555

※取材時はブラビアX9300Dシリーズを使用しました
液晶テレビ ブラビア「X9300シリーズ」についてはこちら
※本ページに掲載している情報は2017年2月15日現在の情報であり、予告なく変更される場合がございます。

インテリアスタイリスト
窪川勝哉

インテリアのみならず、クルマや家電、ステーショナリーなど、プロダクト全般に造詣が深いインテリアスタイリスト。雑誌やTV番組など、メディアでのスタイリングだけでなく、ウインドウディスプレイやマンションのモデルルーム、イベントのデコレーションなども手掛ける。2011年に渡英。1年半のロンドン滞在を終え、2013年から再び東京に拠点を移して活動中

Twitter

この記事が気に入ったら@FeaturebySonyJpをフォローしよう

おすすめ記事

心地良い空間づくりのための“壁面”活用のススメ (1)

雑誌や商品カタログでインテリアスタイリングを担当する窪川勝哉さんに、心地良い空間づくりのためのファーストステップを伺いました。

Sony Design | Slice of Living

画と音の体験をリビングから生み出す

リビングオーディオの新しいカタチ

テレビの音をリアルサウンドに劇変させるサウンドバーという選択肢

新しいコンセプト「Life Space UX」空間の持つ価値を変える4つのプロダクト

住空間に機器がなじみ、溶け込むLife Space UXが空間のありかたを変える
カテゴリー
    タグ