法人のお客様[法人向け] カメラ 事例紹介 青山学院大学「青学TV」様

事例紹介

青山学院大学
「青学TV」様

青山学院大学「青学TV」が、
より引き込まれる映像作りのために
αを導入した理由。

大学の広報活動の一環として、学生が主体で運営しているインターネットテレビ「青学TV」。2017年9月の活動開始以来、「つながる・つなげる・青学TV」をコンセプトに、ニュース性、エンタテインメント性を前面に押し出した多彩なコンテンツを制作・配信し続けてきました。最近では、学生や関係者、受験生だけでなく、駅伝ファンなどからも注目を集めているという「青学TV」。そこにαがどのように活用されているのかを、青学TVディレクター 小沢 和史 様にお伺いしてきました。

目次

    広報全体でカメラ機材を
    αにフルリニューアル

    ―「青学TV」と一般的な大学の広報活動との違いはどのような点でしょうか? 最近ではどこの大学でも動画コンテンツの配信をやっていますよね。

    小沢:「青学TV」は青山学院大学の広報活動を担う一つの組織で、インターネット上に公開する動画制作を担当しています。最も大きな違いは、一部の動画について学生が主体になってコンテンツを作りあげるような仕掛けを施しているところにあると思います。しかも各人、目的やスキルがバラバラなど、ある意味で部活やサークル活動的な部分があり、それが持ち味になっているのかな、と。ちなみに所属している学生は昨年度の実績で40名程度、そのうち、特に熱心に活動している学生が10名前後といったところです。そこに、「青学TV」を立ち上げた総合文化政策学部の井口典夫教授が編集長として、私とあと1人が制作アドバイザーとして参加しています。

    ―今回、「青学TV」がαを導入した背景について聞かせてください。

    インタビュー風景の写真

    青学TVディレクター
    小沢 和史 様

    小沢:それまで「青学TV」では『FDR-AX700』や『FDR-AX45』などソニーのデジタルビデオカメラハンディカムを主体とした撮影を行ってきました。ただ、今後、映像の品質をさらに高めていくことを考えるとミラーレス一眼カメラにすべきだろうという思いもずっとありまして……。そんななか、試しに駅伝に向けた練習の様子を私が個人的に所有している『α7S III』で撮影してみたところ、これが想像以上に良くて、学生からも「こんな映像を撮りたい」という声が上がりました。ランナーたちがストイックに練習に取り組む姿や、その際の魅力的な表情などがαだと、とても美しく、リアルに撮影できるんです。それで2022年春に「青学TV」としてαを導入することになりました。

    ―導入されたαの機種名と台数を教えてください。

    小沢:青山学院大学の広報は青学TV編集室の他に、受験生向けの広報とそれ以外の広報に組織が分かれているのですが、全体として『α7 IV』を2台と『α7 III』を1台購入しています。このうち『α7 III』が「青学TV」用です。レンズも同様に、「青学TV」用には望遠ズームレンズ『SEL70200GM2』と単焦点レンズ『SEL55F18Z』を購入しましたが、全体では、標準ズームレンズ『SEL2470GM』や広角レンズ『SEL1635GM』など所有し、必要に応じて広報全体で活用しています。『α7 IV』と『α7 III』はレンズマウントが一緒なので予算を抑えつつ、幅広いレンズラインアップを揃えることができました。

    αで撮るのは楽しい。
    それが視聴者にも伝わる

    ―「青学TV」の現場では、購入したαがどのように使われているのでしょうか?

    小沢:まず、そもそもの前提として『FDR-AX700』などのビデオカメラと併用するかたちでハイブリッドに利用しています。ビデオカメラにも取り回しの良さや優れたズーム性能など、良い点がありますから、適材適所で使い分けるイメージですね。その中でαは駅伝に出場する選手の取材や、著名人が登壇するイベントやインタビューなど、外部の注目度も高く、特に画質が求められるようなコンテンツで活躍しています。

    ―「青学TV」メンバーからの評価や使い心地に関する感想はいかがですか?

    小沢:実はまだ導入したばかりということもあって、学生が本格的にαを使うのはこれからなんです。ただ、できあがった映像から何か感じることがあるんでしょうね。αでの撮影に興味を持つ学生が現れ始めています。今後、折を見て少しずつ学生も使っていく予定です。操作も複雑ではないので、少し教えればすぐに使いこなせるようになると思っています。

    ―小沢さんはビデオカメラでの撮影とαでの撮影にどのような違いを感じていますか?

    小沢:まず作り手側の意識が変わりますね。これまで以上に画作りを意識するようになると言うか。ピントやボケ(絞り)など、一つ一つの要素にこれまで以上にこだわれるようになりますし、こだわってしまいます。そして何より撮っていて楽しいですね。

    私は、「青学TV」コンテンツに最も大切なのは「活気」だと思っています。撮影者自身が創作にワクワクしなければ良いものは撮れませんから。その点、αにはこのカメラで駅伝ランナーら、魅力的な人々を撮影してみたいと思わせる力があると感じています。

    また、αは圧倒的に「ワンオペ」に強いということが挙げられます。「青学TV」の撮影では複数カメラを同時に回すということが多いのですが、撮影スタッフが1人しかいないということもざらです。その点、αは高精度なAFなど、カメラ任せにできる部分が多く、ワンオペでもミスなく美しい映像を記録できます。また、本体サイズも抑えられているので持ち運びが苦にならないこともありがたいです。

    小沢:青学TVに限らず、広報全体としてもウェブや動画コンテンツ制作の内製化を進めているようですが、その結果、写真や動画を撮る量が圧倒的に増えているのを感じています。それによってニュースやコンテンツの数も大幅に増加しており、これまでのやり方では対応が難しくなってくるのではないかと思っています。そうした面でもフットワーク軽く撮影できるαの存在はありがたいですね。内製化を進めた次は、質を上げていこうとしているのですが、αにはそうしたクオリティアップという観点でも大いに期待しています。

    ―αの運用で工夫していることを教えてください。

    小沢:「青学TV」や大学の広報活動でオリジナリティのある画作りのため、ピクチャープロファイルを利用しています。また、ピクチャープロファイルとシーンに応じた撮影設定などをプリセットしておくことで、比較的経験の浅いカメラマンでも撮影しやすい環境を作っています。ちなみに「青学TV」では静止画はほとんど撮らないのですが、大学のウェブ担当者は、静止画を撮影する場合は、Instagramやインタビュー時はこのプリセットを、ウェブニュースや記録映像を撮影する場合はこのプリセットをといった感じで撮影し、広報活動全体での画作りを揃えるようにしています。

    ―今回、法人としての導入に際し、「α法人サポートパック」もご契約いただいています。こちらの狙いについてもお聞かせください。

    小沢:「青学TV」は学生メンバーがいろいろなところに取材し、駆け回るので、落下などが原因で壊してしまうことが多いんですね(苦笑)。その際、安心できるサポートがないと使う人が萎縮してしまいますから。彼らにのびのびと使ってもらうために導入しています。まだ必要になる状況は訪れていないのですが、転ばぬ先の杖ですね。

    ―最後に今後の「青学TV」の取り組みについてお話しいただけますか?

    小沢:今後はこれまで以上に「青学TV」というコンテンツで、青学という場を体験してもらいたいという気持ちがあります。そのためには、先ほどお話しした撮影者自身が楽しむ気持ちがなにより大切。ソニーにはそうした気持ちを刺激するような製品を数多く作ってほしいですね。ちなみに今、私が欲しいのはジンバルが内蔵されているようなカメラ。必要な時にすぐに使い始められて、スムーズに自撮りで動画が撮れるようなものを出してくれることに期待しています。

    使用機材紹介

    FX6

    デジタル一眼カメラ
    α7S III

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    ※デジタル一眼カメラ αサイトにリンクします

    FX3

    デジタル一眼カメラ
    α7 IV

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    ※デジタル一眼カメラ αサイトにリンクします

    ※本ページ内の記事・画像は2022年7月に行った取材を基に作成しています。

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