デジタルサイネージで実現するDXと顧客体験
事例:ウエルシア薬局様

ウエルシア薬局様は全国に約2000店舗を展開されており、医薬品、日用品、食品などの幅広い商品を扱われています。今回は店舗DXとデジタルサイネージの活用についてお話を伺いました。

ウエルシア薬局株式会社 商品本部 販促企画部長 清田明信氏

(質問)
ウエルシア薬局様の経営理念についてお聞かせください

(清田様)
弊社の企業理念は、お客様の豊かな社会生活と健康な暮らしを提供するというのが企業理念となっております。

社長の松本もよく申しているのですけれども、専門総合店舗というものを目指しております。

平たくいいますと、買い物は「ワンストップ」といっていろんなものがラインロビングであります。

だけれども、その商品については専門家であれと。

例えば、雑貨商品のスポンジであってもその商品に対してちゃんとカウンセリングができて、お客様の相談に対応できるような店舗を目指しております。

(質問)
どのような店舗DXを推進されていますか。

(清田様)
お客様が何でも相談できる体制を整えたいということで、店舗作業のなるべくDX化できるところは、デジタル化できることはして、それ以外のところの、人対人じゃなきゃできないところに重点を置きたいと思っています。

今までは入り口の販促物だとか、いろんなポスターなどアナログで全部やっていたんですけれども、それを設置するには、膨大なコストと時間と手間がかかります。

完全設置、弊社2000店舗くらいあるんですけれどもそこを全部やるっていうのは、非常に困難ですね。

それを実現するためにも、デジタル化ということでサイネージを導入させていただきました。

コンテンツは、お客様に有用な情報を流すように努めています。

具体的にいいますと、メーカーさんと取り組んでいる商品の説明だとか広告も含みますけれども、そういったものだとかあとは、ウエルシアの得意日ですね。販促の得意日。

例えば月曜日ポイント2倍だとか、20日の日だと1.5倍の還元ができるだとか、そういうような情報。

あとはお客様に、キャンペーンですね。

「こういうキャンペーンをやってますよ」というようなものを中心に配信しております。

(質問)
サイネージの導入によって、どのような効果がありましたか。

(清田様)
出稿していただいているメーカー様の実績は、良い事例がたくさん出ております。

どんな風に効果測定をしているかといいますと、2000店舗ありますので、例えば店舗を選んだりだとか、時間帯を選んだりだとか、あとはその効果測定によってはID-POS情報がありますので、そのPOS情報を照らし合わせて本当に売り上げが上がったのか上がってないのか、ということも測定することができます。

入り口に入った時に、お客様が「このお店でこれを買った方がいいな」ということを気付いてもらうことが非常に重要だと思うんですね。

ある調査だと、買い物をするときに決めている商品というのは、本当に2割くらいしかないという風に統計も出ていますので、それ以外の8割の商品については、この時に今買った方がいいよということの気付きになればと思っています。

(質問)
ブラビアの画質について、印象をお聞かせください。

(清田様)
店頭のサイネージではなかなか珍しいと思うんですけれども4Kの解像度と、あと明るさが、非常に目立つようなちょうどいい明るさになっていて、入り口に入った時に、他のサイネージと比べると、非常に視認性が良くて、インパクトのあるようなものになっていて魅力的だと思っております。

(質問)
ソニーマーケティングとのパートナーシップについて、お聞かせください。

(清田様)
サイネージを置くには場所が必要なんですね。

場所を効率的に使うために、ソニーさんといろいろお話をしてカゴの上が良いんじゃないかということでカゴだと必ずお客様が通りますし、あとは店舗にとっても場所を有用に使えますので、一石二鳥ということでソニーさんに什器を開発していただいて、その場所に設置しています。

ソニーさんと組ませていただいて、非常に良かったと思っています。

単なるサイネージを納入していただいただけではなくて、配信の方法だとか、先ほど申し上げた什器、あのカゴの上に設置するだとかあとは、いろんな配信のシステムですね。

店舗ごとに配信内容を変えるだとか、時間ごとに変えるみたいなことも本当にご協力いただいて、今回非常に助かっております。

ありがとうございました。