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法人のお客様向け製品導入提案

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導入事例(ビデオ会議システム・IPELA)

カリモクグループ 様

国内最大手家具メーカーの高品質を支える新たな社内コミュニケーションの太い幹
フェイス・トゥ・フェイスを重んじる企業文化のスピリットを生かしつつ、時代に適応したスピード感と新たな価値を創造。ソニーのビデオ会議システム・IPELAが、ビジネスを進化させる。

導入事例イメージ
カリモクグループ 様

ハイビジョン画質が生む遠隔地との一体感

国内最大手の家具メーカーであるカリモク家具。その高い品質はつとに知られるところだ。昭和15年、愛知県刈谷市で創業された木工所をルーツとする同社は、木材を知り尽くし、またそれを形にする技術力で顧客の信頼を集めてきた。 そんな同社の誇る企業文化が、フェイス・トゥ・フェイス重視の社内コミュニケーション。部門を超えた社員同士の一体感が、定評あるクオリティを支える根幹だ。 しかし、資材を世界各地から調達し、また多様化する顧客ニーズに応えなくてはならない今日、自らの強みを維持しながらも、複数の拠点をよりスピード感あるコミュニケーションでつながなくてはならないという気運が高まってきた。 そこで選ばれたのが、ソニーのビデオ会議システム・IPELAだ。

業 種 導入機種 使用用途
家具メーカー PCS-XG80ほか 全10台 グループ内の遠隔拠点および複数拠点間での会議

IconIPELAを採用した3つのポイント

 
  • 高いAV技術を誇るソニーならではの臨場感

    ハイビジョン画質が資材の
    肌理までを表現。
    品質向上策も迅速に

    IPELA最大の特徴である、高画質・高音質コミュニケーション。とりわけその高画質は、家具メーカーにとって命でもある、木材の木目までを鮮明に再現。遠く離れた拠点間で、 あたかも同じ資材の現物を囲んでいるかのような会議が実現できるようになった。そのため、デリケートな品質向上施策についても、スピーディーな意思疎通の下、対応の迅速化が達成されている。
  • ワンストップ
    ソリューション
    の信頼性

    機材間の相性問題とは無縁。
    ビジネスを支える
    信頼感の高さ

    複数の拠点で、さまざまな設置・回線状況の中で運用されるビデオ会議システム。そこで求められるのは、何よりもまず信頼性だ。 システムソリューションとして提供されるIPELAなら、個々の機器間での相性問題とは無縁。 また、ハードウェアだけでなく、保守サービスの面でも、業務用機器に関する豊富なノウハウを持つソニーのサービス部門が対応。安心感は一層高まる。

  • 価格に優る
    性能比の高さ

    価格を超えた
    パフォーマンスで、ビジネスに
    新しい付加価値を提供

    実は以前にもビデオ会議システムの導入を検討し、価格面から断念したという同社。今回、その決定を覆したのは、IPELAの実現した、価格を超える高い機能・性能だった。 「この臨場感がこの価格で手に入るのなら…と思わされた」という担当者の言葉が、その驚きを物語っている。
 
Icon導入経緯

これからの時代の「フェイス・トゥ・フェイス」を求めて

御社における会議のスタイルについてお聞かせください。

 田島  当社で伝統的に重んじられてきたのは「フェイス・トゥ・フェイス」のコミュニケーションです。ですから基本は、あくまで対面でのやりとりであって、会議もその例外ではありません。 木材という生きた資材を使って、お客様に満足いただける製品を作っていく上では、現物を目にし、手にしながらの打ち合わせが大切だということも大きいですね。

 木原  現在では、資材を扱うための拠点が海外を含めた遠隔地にも立地しています。それらの拠点と、製造拠点にも近いこの知多との間では、打ち合わせのための人の移動が頻繁に必要でした。 フェイス・トゥ・フェイスを重んじる上でも、そうした移動は今後もなくなりはしませんが、それだけでない、新しいコミュニケーションの手段が求められるようになってきていたのは事実です。

Image カリモク皆栄株式会社
情報システムグループ次長
田島 実様

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なるほど、そこでビデオ会議システムの登場となったわけですね。では本製品の導入経緯はどのようなものだったのでしょうか。

 田島  実は以前にも、ソニーさんからビデオ会議システムの導入提案を受けたことがありました。しかしその時点では、残念ながら予算面で折り合わず、導入に至りませんでした。 そこへ今回、改めて新システムの提案を受けたので、ではまずデモ機をお借りして、実際の会議に使ってみようということになったのです。その第一印象は、驚きの一言でしたね。 『技術はここまで進歩していたのか!』という思いです。コストを含め、ビデオ会議のクオリティに関するイメージが一変しました。さすがはAV技術のソニーだと感心しましたね。

 金原  本当に驚きました。私たちは家具に用いる木材について、細かな木目や材色など詳細な打ち合わせを行います。木は生き物ですからそれこそ一品ごとに違うのですが、どんな些細なことでもクレームにつながる可能性があるのです。 ですがこの画質なら、そうした打ち合わせにも十分対応できると確信しました。

 田島  現場の手応えも十分ということで、改めて他社製品を含めて検討を行いましたが、画質の高さはもちろんのこと、保守面での安心感や、カメラなどの周辺機器を含め、システムとして互換性の心配なく使える信頼性から、 IPELAを選ぶことを決定したのです。

Icon導入効果

お客様や会社の課題を「自分ごと」化する社員たち

選択理由の中心でもあった画質の高さは、実際にどんな効果を生んでいますか?

 木原  何と言ってもスピード感のアップですね。秋田県や北海道にある拠点のメンバーとも、それも2つだけでなく3つの拠点を同時につないで、いつでもすぐに課題を共有でき、 実際の資材を見ながら詳細な打ち合わせができますから、資材やその品質に関する問題への対応が、段違いにスピーディーなりました。

 田島  これまで遠隔地の社員は出張で会議に参加していたので、どうしてもその人数に限りがありました。さらに、会議の内容をそれぞれの拠点に持ち帰ってから対応に入るわけですが、そこではどうしても情報伝達が間接的になる面が出てきます。 ビデオ会議の場合、関係するメンバーが全員参加することができますから、取り上げられた課題を、各員が「自分ごと」としてコミットする意識が高まるのです。このことには、コストメリットなどを超えた意義があると感じています。

Image 知多カリモク株式会社
製造部次長
木原章夫様

Image カリモク皆栄株式会社
情報システムグループ
藤原秀仁様

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その他に、導入してみて分かったことなどはありますか?

 藤原  情報システムの担当者として、これほど高品質のビデオ会議システムとなると、社内ネットワークの帯域にも少なからず影響を与えるのではないかという思いもありました。 ですが、実際に運用してみて、その心配は今のところ杞憂に終わっています。圧縮伸張技術の進歩はもちろんですが、IPELAのチューニングの絶妙さを感じますね。

 木原  東日本大震災の後、地震が増えていますが、たまたま東北地方でかなり大きな地震があった時、IPELAでつながっていた秋田の拠点の映像が激しく揺れ、地震の発生をいち早く知ることができました。 その際、すぐさま電話で秋田と連絡を取ろうとしたのですが、輻輳や着発信制限のためまったくつながりませんでした。一方IPELAは画像の乱れもなく、接続を維持できたのです。 音声通話よりデータ回線の方が災害に強いことを実感すると共に、IPELAにはBCP(事業継続計画)の上でも有効なツールになる可能性があるな、と感じました。

 金原  現在は会議室同士だけでなく、工場内の現場からもビデオ会議を行っています。移動式のワゴンにIPELAを積んで自由に移動できるようにしてあるので、資材だけでなく加工機などについても、実際の映像を見ながら障害対応を行ったり、 情報共有したりできるのは便利ですね。外部ビデオカメラを接続して、資材や加工機の細かな部分まで撮影できるのもありがたいです。今では会議の時だけでなく、各拠点の執務室の映像を常時つなぎっぱなしの状態にしています。 最初は「見張られてるみたい」という声もありましたが、慣れてくると、まるでいつも同じフロアで働いているような一体感が生まれてきました。

Icon展 望

カリモクグループの進化と共に

 

資材部門からスタートしたというIPELAの導入ですが、今後に向けてはどのような展開をお考えでしょうか。

 田島  現在までに資材部門に加え、製造部門にもIPELAが導入され、確実に成果が広がりつつあります。それぞれの部門内部だけでなく、資材部門と製造部門といった部門間でのコミュニケーションも、今後より拡大していくことを期待しています。 現在当グループでは、これからの時代に備えた組織の再編成を進めていますが、そうした取り組みの中でも、この有用なビデオ会議システムによるコミュニケーションの存在は、大きな意味を持つことになるでしょう。

 藤原  IPELAには満足していますが、地方の拠点では地域の特性上、足回りの回線環境が必ずしもリッチでないケースもあり、今後の活用拡大を思うと、もう少し余裕がほしいなと感じることもあります。 最近では足早に通信コストが下がってきていますから、今後は足回り回線の充実を進めて、社内インフラの一つとしてのIPELAが、一層活発に活用される環境を作っていきたいですね。

 木原  私たち資材部門にはマレーシアにも拠点があります。現在はまだネットワーク環境などの面で課題が残りますが、将来的にはIPELAで結べるようになるといいですね。 また、先ほどもお話しした災害時の有用性については、それを意識した、万が一の際の活用について日頃から検討しておきたいと思っています。

 金原  私は工場の現場でIPELAを使う機会が多いので、外部カメラが無線接続できるようになると、より利便性が高くなるだろうなと思います。そうした機能拡張が進められていくことにも期待したいですね。

Image 知多カリモク株式会社
品質管理課係長
金原篤宣様

 

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