2016年10月7日
  • お知らせ

α™ Aマウント最上位機種 『α99 II』
日本市場向け発売日・価格・お客様向け先行展示のお知らせ

(左)レンズ交換式デジタル一眼カメラ 『α99 II』ボディ (右)『α99 II』で撮影した作品
(左)レンズ交換式デジタル一眼カメラ 『α99 II』ボディ、(右)『α99 II』で撮影した作品

ソニーは、79点のクロス測距点を備える新開発のハイブリッド位相差検出AFシステムとAF/AE※1追従※212コマ/秒※3連写を実現する、有効約4240万画素35mmフルサイズ裏面照射型Exmor R®(エクスモアアール)CMOSイメージセンサー搭載のレンズ交換式デジタル一眼カメラ『α99 II(マークツー)』をAマウントシリーズ最上位機種として発売します。
ソニーの最新イメージング技術を惜しみなく投入した本機は、Aマウントシステムをお使いのカメラ愛好家の期待に応え、独自の高性能AFシステム「4D フォーカス™」への対応のほか、高画質の静止画・4K(QFHD:3840×2160)動画撮影機能などを小型化したボディに凝縮しています。モータースポーツや野生動物など動きの速い被写体や一瞬の表情を切り取るポートレートなどの幅広いシーンにおいて、シャッターチャンスを逃さず美しい描写でその瞬間を捉えます。

  • *『α99 II』で撮影した高画質作例は、Sony Photo Galleryをご覧ください。
  • *『α99 II』で撮影した高画質な4K動画は、Sony Camera Channelをご覧ください。
型名 発売日 価格
レンズ交換式デジタル一眼カメラ 『α99 II』「ILCA-99M2」(Aマウント) 11月25日 オープン価格

新商品『α99 II』は、現行機『α99』からCMOSイメージセンサー、画像処理エンジン BIONZ X™(ビオンズエックス)のフロントエンドLSIをはじめとするさまざまなキーデバイスと内部機構を全面的に刷新し、基本性能が大きく進化しています。
本機は、常時イメージセンサーとAFセンサーに光を導くことが可能なトランスルーセントミラー・テクノロジーにより、専用位相差AFセンサーの79点※4(15点クロスを含む)と、像面位相差AFセンサーの399点※5が同時駆動する、新開発「ハイブリッド位相差検出AFシステム」を採用し、79点のハイブリッドクロス測距点を実現しています。進化した動体予測アルゴリズムとの組み合わせにより、センサーの画面上の広範囲において、高精度で高速応答性・追従性に優れた総合力の高いAFを達成し、35mmフルサイズセンサー搭載のαとして初めてソニー独自のAFシステム「4Dフォーカス™」に対応しました。また、高いAF性能で最高12コマ/秒※3の高速連写を実現します。
Aマウントの最上位機種にふさわしいカメラ性能として、有効約4240万画素の高解像度・高感度低ノイズ性能・広ダイナミックレンジが特長のイメージセンサー、解像感を高めるローパスフィルターレス仕様、高速画像処理エンジン BIONZ Xなどを備え、自然な質感を忠実に細部まで再現します。また、4.5段※6の補正効果がある光学式5軸ボディ内手ブレ補正をAマウント用に新たに開発し、動画・静止画を問わず補正効果が得られ、夜景などの暗所シーンでも安心して手持ち撮影が可能です。
現行機より約8%の小型化を図ったことに加え、グリップ形状、ボタンの配置、メニュー等も見直したことで操作性も向上しています。

  • ※1:AF:オートフォーカス、AE:自動露出制御
  • ※2:レンズにより対応する測距点数は異なります。連続撮影モード「Hi+」時は、専用位相差AFセンサー61点に制限され、像面位相差AFセンサー399点とのハイブリッド位相差検出AFシステムになります。また、ハイブリッド位相差検出AF対応時はF9以上、ハイブリッド位相差検出AF非対応時はF4以上に絞った場合、フォーカスは1枚目で固定されます。
  • ※3:連続撮影モード「Hi+」時。
  • ※4:撮影モード、レンズにより対応する測距点数は異なります。連続撮影モードHi+時は、61点となります。
  • ※5:撮影モード、レンズにより対応する測距点数は異なります。最大323点のフォーカスエリアを選択可能です。動画時は動作しません。
  • ※6: CIPA規格準拠、ピッチ/ヨー方向、SAL135F18Z(レンズ)装着時、長秒時ノイズリダクションオフ時。
『α99 II』の主な特長
1. 被写体の一瞬の動きも逃さない2つのAFセンサーが実現する新開発「ハイブリッド位相差検出AFシステム」

当社独自の「トランスルーセントミラー・テクノロジー」により、2つの位相差検出センサーで被写体を高精度に捉え続ける新開発「ハイブリッド位相差検出AFシステム」を実現。センサーの画面上の広範囲において、高精度で高速応答性・追従性に優れた総合力の高いAFを達成し、35mmフルサイズセンサー搭載のαシリーズとして初めて「4Dフォーカス」に対応しました。

被写体の一瞬の動きも逃さない2つのAFセンサーが実現する新開発「ハイブリッド位相差検出AFシステム」
優れた補捉性能と高精度なフォーカスを実現するハイブリッドクロス測距点
優れた補捉性能と高精度なフォーカスを実現するハイブリッドクロス測距点

専用位相差検出センサー上には、縦・横方向の動きに追従しどのような被写体でも素早くフォーカスを合わせることが可能となる15点のクロス測距点を搭載。さらに、像面位相差AFセンサー上の世界最多※7高密度399点※5のうち専用センサーの測距点と重なる79点※4は「ハイブリッドクロス」測距点として動作し、高精度に被写体を捉え続けます。

  • ※7:35mmフルサイズセンサー搭載デジタルカメラとして。2016年9月広報発表時点。ソニー調べ。
AF/AE追従※2 最高約12コマ/秒※3の高速連写

画像処理エンジンBIONZ Xとそれをサポートする新開発フロントエンドLSIにより、大容量画像データの高速処理を実現。高速AFを実現する「ハイブリッド位相差検出AF」システムや新開発のシャッターユニットとの組み合わせにより、最高約12コマ/秒※3のAF/AE追従※2の高速連写を可能にし、モータースポーツや野生動物の一瞬の動きなど、これまで捉えることが難しかった一瞬を高解像に捉えます。

動く被写体をリアルタイムに捉える AF/AE追従最高約8コマ/秒※3の高速ライブビュー連写

EVF/液晶モニターへの表示アルゴリズムの進化により、最高約8コマ/秒※3のライブビュー方式での高速連写が可能です。アフタービュー方式に比べ、表示タイムラグを限りなく低減させることができるため、これまで光学ファインダー(OVF)搭載のカメラを使用されていた方にも、違和感なくお使いいただけます。高速ライブビュー連写は撮影シーンに合わせて、約8コマ/秒、約6コマ/秒、約4コマ/秒の3段階から選択可能です。

フリッカーレス撮影※8

蛍光灯などの人工光源の点滅によるフリッカー(ちらつき)を検知し、フリッカーによる影響が少ないタイミングで静止画を撮影します。速いシャッター速度で撮影した際に、画像の上下で生じる露出や色合いの差、連続撮影時の露出や色合いのばらつきを低減します。

  • ※8:光源の点滅周期が100Hzか120Hzの場合のみフリッカーを検知できます。また、連続撮影速度が遅くなることがあります。
    バルブ撮影中、動画撮影時はフリッカーレス撮影ができません。
EV-4の低輝度環境にも対応する高精度なAF

輝度は、EV-4(中央のフォーカスポイント、専用位相差検出AFセンサー、中央を使用)からの検出を実現。低輝度下でもスムーズ、正確なピント合わせができます。

2. 有効約4240万画素35mmフルサイズ裏面照射型 Exmor R CMOSセンサー搭載

有効約4240万画素という高解像度ながら、高感度・低ノイズ性能と広いダイナミックレンジを実現。常用ISO100〜25600、拡張ISO50〜102400※9の広い感度域をカバーし、ノイズの少ない高精細な撮影が可能です。また読み出し回路を大幅に強化し、さらに伝送速度の速い銅線を採用したことにより、高速読み出しも実現しました。

  • ※9:拡張感度設定時。静止画のみ。
高速画像処理エンジンBIONZ X

見たままに忠実な描写を可能にする「ディテールリプロダクション技術」や、絞り込んだ撮影でも解像感を損なわない「回折低減処理」、エリアごとに最適なノイズ低減処理とシャープネス処理を行う「エリア分割ノイズリダクション」など、高解像度を誇るイメージセンサーに合わせて最適なチューニングを施し、自然な立体感をもつクリアな描写を高い解像感で実現しています。また、新開発の高速フロントエンドLSIとBIONZ Xを連携し、シェーディング補正や高精度なクランプ処理など、画像処理プロセスの細部までを前段でサポートし、高画質化、高速化に大きく貢献します。

解像感を極限まで高める光学ローパスフィルターレス仕様

高い解像性能を実現するために光学ローパスフィルターレス仕様を採用。αレンズの高い光学性能を最大限引き出すことができるため、有効約4240万画素の高画素との組み合わせで高い解像感で被写体の細部や質感まで再現することができます。

3. 手ブレを補正する光学式5軸ボディ内手ブレ補正をAマウントに初搭載

フルサイズ対応5軸ボディ内手ブレ補正機能をAマウント用に新規開発。望遠レンズ装着時に起こりやすい角度ブレ(ピッチ/ヨー)、マクロ撮影時など撮影倍率が大きくなるに従い顕著に現れるシフトブレ(X軸/Y軸)、夜景撮影時や動画撮影時などに目立つ回転ブレ(ロール)など、さまざまなブレに対して5軸で検出して補正します。高解像度でも4.5段※6の補正効果を実現。さらに、動画撮影時でも静止画撮影時と同様に5軸で手ブレを補正するため、イメージセンサーの高解像性能を最大限に生かしながら、夜景などの暗所シーンでも安心して手持ち撮影ができます。

ライブビュー映像で手ブレ補正効果を確認可能

静止画撮影中の手ブレ補正の効果は、シャッターボタン半押し中およびピント拡大機能表示中に、ライブビュー映像で確認することができます。望遠撮影時やマクロ撮影時など安定したライブビュー映像を確認しながら、ストレスなくフレーミングやピント合わせができます。

4. 高い操作性、信頼性と充実の撮影機能を小型化ボディに凝縮
小型化、操作性を追求したボディデザイン

さまざまなキーデバイスの刷新に加え、内部機構のレイアウトを全面的に見直し、35mmフルサイズセンサーを搭載しながらも当社製APS-Cイメージセンサー搭載の『α77 II』同等のサイズまで、約8%の小型化※10を実現しました。また、プロフェッショナルフォトグラファーの要望を反映し、グリップの形状や操作ボタンの位置を細かく見直すことで、大口径レンズ装着時でも安定したホールド性を提供します。

  • ※10:現行機『α99』比
厳しい環境下で使える防塵・防滴に配慮した設計と軽量で堅牢性に優れたボディ

主要な操作ボタンやダイヤルにシーリング処理を行い、メディア・ジャックカバー、各キャビネット部品のあわせ目を凹凸にすることでボディ全体にわたりシーリングを効果的に施した、水滴・ほこりが侵入しにくい防塵・防滴に配慮した設計※11となっています。また、トップカバー、リヤカバーに加えて、内部フレームにも軽量かつ剛性の高いマグネシウム合金を採用しています。新開発シャッターユニットは、約30万回※12のレリーズ耐久性を備えています。

  • ※11:防塵・防滴に配慮した構造となっていますが、ほこりや水滴の浸入を完全に防ぐものではありません。
  • ※12:電子先幕動作時。
0.78倍の高いファインダー倍率を実現したXGA OLED Tru-Finder™を搭載

高解像度・高コントラストの有機ELパネルに加えて、接眼レンズに両面非球面レンズを含む4枚レンズによる新規光学系の設計を採用したXGA OLED Tru-Finderを搭載しました。これにより、ファインダー倍率0.78倍(全表示域の対角視野約38.5°)を実現し、隅々までクリアな映像を映し出します。さらにZEISS® T*コーティングを採用し、覗いた際の映り込みも大幅に低減しています。また、接眼レンズの最前面に施したフッ素コーティングにより、指紋、埃、水滴、油、泥などが付きづらく、付着しても容易に拭き取れます。

さまざまな設定を登録して撮影時に操作が可能なフロントマルチコントローラー

現行機『α99』搭載のサイレントマルチコントローラーを刷新。静止画・動画撮影時に、絞り値、シャッタースピード、ISO感度などの設定の中から1種類登録し、直感的な操作が可能なことに加え、新搭載のクリック切り替えスイッチにより、操作時のクリック感を変更できます。動画撮影時はOFFに設定することで、静かでスムーズな操作が可能になります。またON設定は、操作したことが確認しやすいため静止画撮影に最適です。

さらに使いやすく進化したメニュー画面

フォントサイズやデザイン、グルーピングを刷新されたことにより、よりわかりやすい直感的なインターフェースで操作が可能です。

快適なデータコントロールが可能なデュアルスロット搭載

SDカードスロットとSD/メモリースティックカードスロットの2つのメディアスロットを搭載。2枚のメディア間での同時記録やRAW/JPEG、静止画/動画の振り分け記録、メディア間のコピーなどが簡単に行えます。

モバイル機器と連携した位置情報取得※13

モバイルアプリケーション Play Memories Mobile™をインストールしたスマートフォンやタブレットとBluetooth経由で接続・連携することで、スマートフォンなどから位置情報を取得し、映像に位置情報を記録することが可能です。取得した情報を使って、本機の日付設定やエリア設定を補正することもできます。

  • ※13:対応するスマートフォン Android端末:Android 5.0以降でBluetooth 4.0以降対応 iPhone/iPad:iPhone 4S以降/iPad(第3世代)以降
5. 高解像4K動画記録とプロの要求にこたえる多彩な動画機能
画素加算のない全画素読み出しによる高解像4K動画記録

スーパー35mm(APS-C 16:9相当)フォーマットによる4K撮影時は、画素加算のない全画素読み出しにより4K映像に必要な画素数の約1.8倍の豊富な情報量を凝縮して4K映像を出力するため、モアレやジャギーの少ない解像感の高い4K動画画質を実現。また、フルサイズ領域での4K動画記録にも対応し、フルサイズならではの表現力そのままに4Kの高解像度で記録することができます。表現や用途に合わせてスーパー35mmとフルサイズを選択することが可能です。

高ビットレート記録フォーマットXAVC S™に対応

業務用映像制作に使用されているXAVCRを民生用途に拡張したXAVC S※14記録方式を採用し、4K動画記録時、フルHD(1920×1080)動画記録時ともに最高100Mbpsのハイビットレート撮影に対応。これにより、水しぶきなど細やかで動きが多いシーンでも、圧縮ノイズの影響を抑えた解像度の高い映像が撮影可能です。

  • ※14:XAVC S記録方式での動画撮影時は、Class10以上のSDXC/SDHCカードの使用が必要です。
    記録設定が100Mbps以上の場合は、UHS-I U3以上のSDXC/SDHCカードをご使用ください。
プロフェッショナルワークフローをサポートする多彩な機能

映像の撮影フレームレートを8段階から選択できるようになり、最大60倍までのクイックモーションと最大5倍までのスローモーションを、最大50MbpsのフルHDで記録できます。その2つの撮影機能は、新たな撮影モード「S&Q」として搭載※15しました。加えて、S-Log※16収録時にモニタリングしやすいガンマ表示アシスト機能※17や露出合わせがしやすいゼブラ機能など、さまざまな動画撮影機能が進化しているほか、S-Gamutでの撮影に対応するなど、プロフェッショナルワークフローを強力にサポートします。

  • ※15:音声記録はできません。Class10以上のSDHC/SDXCカードが必要です。
  • ※16:S-Log2またはS-Log3は撮影後映像処理をすることが前提の機能です。
  • ※17:外部出力されたモニターやテレビではガンマ表示アシストは適用されません。
<先行展示のお知らせ>

本製品のお客様向け先行展示を、11月11日(金)より、ソニーショールーム/ソニーストア 銀座、ソニーストア 大阪、ソニーストア 名古屋、ソニーストア 福岡天神にて行います。詳細は、以下のURLでご覧いただけます。

<主な仕様や詳細に関しては、下記URLからご確認ください。>
  • α、BIONZ X、Exmor R、XAVC S、は、ソニー株式会社の商標です。
  • その他記載されている会社および商品名は、各社の商標または登録商標です。

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