報道資料 総合情報会社案内 プレスリリース

2007年8月7日
2007年8月9日 追記
2007年10月29日 追記


新開発「低ジッタ型・ロスレスデコードエンジン」を搭載
ブルーレイディスクなどの新フォーマット音声の高音質再生を実現した
マルチチャンネルインテグレートアンプを発売

〜新設計「広帯域パワーアンプII」により さらに原音に忠実で濁りのない音を実現〜

マルチチャンネルインテグレートアンプ『TA-DA5300ES』
SONYマルチチャンネルインテグレートアンプ『TA-DA5300ES』

  ソニーは、「HDMIバージョン1.3a」※※に対応し、ブルーレイディスクやBS/CS/地上デジタル放送などハイビジョンメディアの高音質デジタル音声信号と高精細デジタル映像信号に対応したマルチチャンネルインテグレートアンプ『TA-DA5300ES』を発売します。
  本機は、新たにストリーム伝送が可能となった「ドルビーTrueHD」および「DTS-HDマスターオーディオ」(ともにロスレスコーデック)のデコードに、ソニー独自技術「低ジッタ型・ロスレスデコードエンジン」を開発、搭載。ハイビジョン時代にふさわしい高品位な音質を誇るマルチチャンネルインテグレートアンプとして商品化しました。
  また、活性化するホームシアター需要に対応し、新製品スピーカー4機種を商品化します。


型 名 発売日 希望小売価格
マルチチャンネルインテグレートアンプ『TA-DA5300ES』 10月20日 231,000円
(税抜価格 220,000円)

●主な特長

1.

新開発「低ジッタ型・ロスレスデコードエンジン」を搭載
「HDMIバージョン1.3a」※※で伝送可能となるロスレスコーデックを高音質にデコードするために、ソニー独自のデコードエンジンを開発、搭載。

2.

進化した“広帯域アナログパワーアンプII”を搭載
ソニーが開発し好評を博した“広帯域アナログパワーアンプ”をさらに改良。位相変化の影響を極力排除したことで、力強さに加え濁りのない音や繊細な表現力を実現。

3.

高精度自動音場補正機能D.C.A.C.(Digital Cinema Auto Calibration)を搭載
付属の2点マイクロフォンと独自開発のテストトーンを用い、高精度かつ高速に音場を補正する自動音場補正機能を搭載。新たに、自然で広いリスニングエリアで効果が得られる「ペアマッチング技術」を採用。

4.

「HDMIバージョン1.3a」※※に対応
HDMI端子を入力6系統/出力1系統搭載し、「ドルビーTrueHD」「ドルビーデジタルプラス」「DTS-HDマスターオーディオ」「DTS-HDハイレゾリュ―ションオーディオ」「リニアPCM8ch(7.1ch)サラウンド」などの高音質デジタル音声信号や、フルHD1080pの高精細デジタル映像信号に対応。


●主な特長(詳細)

1.
新開発「低ジッタ型・ロスレスデコードエンジン」を搭載

新たにストリーム伝送が可能となった「ドルビーTrueHD」および「DTS-HDマスターオーディオ」は、ともにロスレスコーデックと呼ばれるもので、記録ストリームをデコードするとエンコード前のPCMと同じデータが得られます。したがって原理的にはリニアPCM記録再生と同じデータが得られ、音質も同じになるとされています。
しかし実際には、デコード時にDSPが発生する電気ノイズが従来のコーデックよりはるかに大きいため、DA変換回路に音質に有害なジッタを発生させやすく、音質をリニアPCM記録と同じにすることは難しさを伴います。
ソニーは『TA-DA3200ES』でHDMI伝送の高音質化を達成した経験からこの部分を改善し、業界に先駆けてジッタ発生を起こしにくいデコードエンジンを開発しました。
ロスレスなら同じという固定観念を打ち破る、ソニーならではの高音質ロスレスデコードにより、ハイビジョン時代にふさわしいブルーレイディスクなどの新音声コーデックの高音質再生が可能となります。

2.
進化した“広帯域アナログパワーアンプII”を搭載

一般的なアナログアンプでは、トランジスタの温度変化に伴う位相変化により「音像フォーカスが甘くなりがち」「コーラスが濁りがち」「シンバルの音色が単調になりがち」などが指摘されました。しかし本機では、パワーアンプの帯域を広げ位相変化が発生し始める周波数をより高い帯域に移動し、位相変化の影響を極力排除しました。その結果、濁りがなく音像フォーカスに非常に優れたサウンドを実現し、目を閉じるとそこにステージそのものが現れるような臨場感で音楽に身を浸すことができます。
“広帯域アナログパワーアンプII”は2006年モデルの『TA-DA3200ES』で初搭載した“広帯域アナログパワーアンプ”を改良したものです。配線材の排除と基板保持方法の改善により、電気的安定度と機構的剛性がアップ。帯域特性を150kHzまで広げ、音質を飛躍的に向上させました。

この周波数帯域は内部のパワーアンプ単独の特性です。『TA-DA5300ES』全体での総合帯域は100kHzまでです。

3.
自動音場補正機能D.C.A.C.(Digital Cinema Auto Calibration)搭載

付属の2点マイクロフォンと独自開発のテストトーンを用い、高精度かつ高速に音場を補正する自動音場補正機能を搭載しました。測定により、各スピーカー有無判定や、各チャンネルの距離・音量バランス・周波数特性の補正を自動的に行います。
また、リスニングルームの中央を測定するだけで、広いリスニングエリアで効果が得られるペアマッチング処理も新たに搭載しました。
周波数特性の反映には、高精度32ビット・31バンドのグラフィックイコライザーを採用しました。ソニー開発研究所で作られた最新のアルゴリズムにより、バンド内のデータは常に32ビット精度を保ち位相変化が全く起こらない機能を有しています。さらに、一度測定するとその特性を3パターンメモリーする機能が付いています。

4.
「HDMIバージョン1.3a」※※に対応。HDMI 6入力/1出力端子を搭載。ブルーレイディスクなどの新音声フォーマットや高画質映像フォーマットに対応

「ドルビーTrueHD」「ドルビーデジタルプラス」「DTS-HDマスターオーディオ」「DTS-HDハイレゾリューションオーディオ」などの高音質デジタル音声信号をデコードします。また「リニアPCM8ch(7.1ch)サラウンド」にも対応しています。
さらに「スーパーオーディオCD」の音声をDSD信号のまま受信しDA 変換して再生することも可能です。※1
HDMIは入力端子6系統/出力端子1系統を搭載しており、HDMI録画再生機器の増加にも充分に対応します。また、6番入力端子には「for AUDIO」とし、特に高音質性能を高めた端子として提供しています。※2そのほか、x.v.Color、ディープカラー、フルHD1080pの高精細デジタル映像信号にも対応しました。高音質・高画質技術を磨き上げた本機は、ハイビジョン時代にふさわしいマルチチャンネルインテグレートアンプです。

※1

DSD信号を出力できる「スーパーオーディオCD」プレーヤーが必要です。

※2

HDMI6番入力端子も、1〜5入力端子と同じようにお使いいただけます。

5.
フルHDアップスケーリング機能を搭載

映像処理技術において非常に高い評価を得ているGENESIS社のファロージャLSIを搭載し、入力する全てのアナログ映像信号を1080pまでアップスケールします。例えば、ビデオ/フィルム素材を問わず斜め線のジャギーが起こりにくく、滑らかな高画質で楽しむことができます。

6.
分かりやすいGUI(グラフィカルユーザーインターフェイス)画面を搭載

従来のGUIは文字のみでの表示でしたが、本機ではアイコン・イラスト等のグラフィックで映し出します。アイコンの元に各種設定項目を集めることで、操作性の改善をはかった結果、各種の設定やその確認をする時に見やすく、直感的な操作を実現しています。

左図:自動音場補正時の画面
右図:メインメニュー画面

7.
その他

・大小2種類のリモコンを付属
ディスプレイやプレーヤーも操作できるフル機能タイプと、本機の操作に絞ったシンプルな小型タイプを付属しました。小型タイプのリモコンはボタンも少なく、直感的でわかりやすい操作を実現しています。


※※

2007年8月9日 追記
本機では、「HDMIバージョン1.3a」において、ビットストリーム伝送が新たにサポートされた「ドルビーTrueHD」および「DTS-HDマスターオーディオ」(ともにロスレスコーデック)の受信信号デコードに対応します。
また、x.v.Color、ディープカラー伝送の転送にも対応します。



型 名 発売日 希望小売価格
トールボーイ型スピーカー『SS-F6000』 10月20日 26,250円
(税抜価格 25,000円)(2台1組)
センタースピーカー『SS-CN5000』 10月20日 11,550円
(税抜価格 11,000円)(1台)
ブックシェルフ型スピーカー『SS-B1000』 10月20日 8,400円
(税抜価格 8,000円)(2台1組)
アクティブサブウーファー『SA-W3000』 10月20日 26,250円
(税抜価格 25,000円)(1台)

●主な特長

外側から
トールボーイ型スピーカー『SS-F6000』
ブックシェルフ型スピーカー『SS-B1000』
センタースピーカー『SS-CN5000』 『SS-F6000』、『SS-CN5000』、『SS-B1000』

ナノファインフィルムの表面をコーティングする新技術を開発。従来のナノファイントゥイーターよりも内部損失を更に向上させ、分解能が高く原音に忠実な再生を可能にしました。


アクティブサブウーファー『SA-W3000』 『SA-W3000』

振動板を適切にコントロールする新開発のモーションフィードバック機能を搭載し、音楽ソースを楽しむ際にも自然に溶け込む、高速でキレが良い低域再生を実現します。


●『TA-DA5300ES』の主な仕様

型名 『TA-DA5300ES』
定格出力
(20Hz-20kHz,8Ω)
フロント120W+120W、センター120W、サラウンド120W+120W、
サラウンドバック120W+120W
実用最大出力
(JEITA,4/8Ω)
フロント150W+150W、センター150W、サラウンド150W+150W、
サラウンドバック150W+150W
高調波ひずみ率
(2ch.STEREO時)
フロント0.09%以下(8Ω負荷)
120W+120W(20Hz〜20kHz)
周波数特性
(SA-CD/CD入力-スピーカ出力間)
10Hz〜100kHz ±3dB (8Ω時)
SN比 LINE:96dB(サラウンド、EQ全てOFF)
映像入力 コンポーネント端子 3系統
S端子 5系統
コンポジット端子 5系統
映像出力 コンポーネント端子 1系統(モニター)
S端子 2系統(モニター×1)
コンポジット端子 2系統(モニター×1)
音声入力 デジタル端子
(同軸/光)
3系統/6系統
アナログ端子 11系統
マルチチャンネルインプット端子 7.1ch×1系統
音声出力 デジタル端子(光) 1系統
アナログ端子 3系統
ヘッドホン端子 1系統
プリアウト端子 7.1ch×1系統
HDMI入力 6系統
HDMI出力 1系統
リモコン 学習リモコン RM-AAL010
簡易リモコン RM-AAU016
電源 AC100V、50/60Hz
消費電力 300W
外形寸法 W430×H175×D430mm
質量 約17.0kg

●スピーカーの主な仕様

型名 『SS-F6000』
形式 バスレフ型4ウェイ
ユニット ウーファー(低音用):160mmコーン
ウーファー(中低音用):160mmコーン
スコーカー:80mmコーン
トゥイーター:25mmバランスドーム
最大入力(JEITA) 180W
実行周波数帯域 40〜50,000Hz
最大外形寸法 約W215×H950×D261mm
質量 約12.2kg
型名 『SS-CN5000』
形式 バスレフ型2ウェイ
ユニット ウーファー:130mmコーン
トゥイーター:25mmバランスドーム
最大入力(JEITA) 150W
実行周波数帯域 85〜50,000Hz
最大外形寸法 約W400×H170×D216mm
質量 約4.8kg
型名 『SS-B1000』
形式 バスレフ型2ウェイ
ユニット ウーファー:130mmコーン
トゥイーター:25mmバランスドーム
最大入力(JEITA) 120W
実行周波数帯域 80〜50,000Hz
最大外形寸法 約W170×H255×D186mm
質量 約2.9kg
型名 『SA-W3000』
形式 アクティブサブウーファー
ユニット 300mmコーン
実用最大出力(JEITA) 180W
消費電力 85W
最大外形寸法 約W360×H425×D421mm
質量 約16kg

■お客様からのお問い合わせ■
ソニーマーケティング(株)お客様ご相談センター 
TEL 0570-00-3311(ナビダイヤル)、03-5448-3311(携帯電話・PHSの場合)
ソニードライブ:http://www.sony.co.jp/SonyDrive/
AV/Hi-Fiオーディオ商品Official Web:http://www.sony.co.jp/sd/products/Consumer/AV-HiFi/
一般のお客様へ
SonyDrive News Mail
製品サイトへ