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2006年9月7日
新商品

新開発「3 クリアビッドCMOSセンサー」搭載、
高解像度と色再現性に優れた
HDV規格対応デジタルハイビジョン“ハンディカム“発売

画像:デジタルHDビデオカメラレコーダー『HDR-FX7』
SONYデジタルHDビデオカメラレコーダー 『 HDR-FX7 』

ソニーは、高精細なハイビジョン映像を既存のDVカセットに記録できる「HDV規格」※1に対応し、新開発の「3クリアビッドCMOSセンサー」を搭載したデジタルHDビデオカメラレコーダー『HDR-FX7』を発売します。
本機は『HDR-FX1』の後継機種で、FX1に比べ更なる小型・軽量化を実現し、加えて操作性の向上、マニュアル機能の充実を図ったソニーの民生用ハイビジョンビデオカメラの最上位機種となります。ハイアマチュアのお客様を中心に、ハイビジョンで「撮る」楽しみを提案してまいります。

※1)

2003年9月30日、キヤノン株式会社、シャープ株式会社、ソニー株式会社、日本ビクター株式会社の4社によって策定。


型 名 発売日 希望小売価格
デジタルHDビデオカメラレコーダー 『HDR-FX7』 11月11日 オープン価格

<主な特長>

1.

新開発の「3クリアビッドCMOSセンサー」搭載で高画質記録を実現

光の3原色(R・G・B)を3枚のセンサーそれぞれで独立して撮像するため、高解像度で優れた色再現性を実現。さらに、黒つぶれや白トビを抑えた自然な階調表現、スミアのない映像も実現。

2.

当社従来機種『HDR-FX1』と比較して、容積約40%・重量約25%を削減し、より小型・軽量化を実現。

3.

操作性を向上させ、使いやすさを追求するとともに、より充実したマニュアル機能を搭載。


●主な特長(詳細)

高画質ハイビジョン映像記録を実現

1.
「HDV1080i」方式による記録・再生が可能

高精細なハイビジョン映像をDVカセットに記録できる映像記録フォーマット「HDV規格」※1に対応。
ハイビジョン映像を「HDV1080i」方式(画素数 : 水平1440 × 垂直1080 )で、既存のミニDVカセットにDV方式と同じ時間記録することが可能です。
また、DV方式での記録、再生にも対応しています。

2.
新開発「3クリアビッドCMOSセンサー」搭載で、更なる高画質と優れた色再現性を実現

イメージセンサーには新開発の総画素112万画素「クリアビッドCMOSセンサー」を3枚使用しています。ソニー独自の画素配列により1画素あたりの面積を拡大し、光をより多く取り込むことで、最低被写体照度8ルクスの高感度を実現、暗いところでもノイズの少ない明るく美しい撮影が可能です。光の3原色であるR・G・B(赤・緑・青)を「3 クリアビッドCMOSセンサー」でそれぞれ独立して撮像するため、色再現性に優れた映像を記録することができます。
また、画像処理エンジン「エンハンスド・イメージング・プロセッサー」により、1920×1080のハイビジョン映像信号を生成し(信号相関画素補間)、高解像度な映像を実現します。
さらに、黒つぶれや白トビを抑えた自然な階調表現、スミアのない映像など、CMOSセンサーの優れた特長も持ち合わせています。

動画と120万画素の静止画を同時記録

動画撮影時にフォトボタンを押すと、最大120万画素の静止画をメモリースティックデュオに同時に記録することができます。また、動画再生時にも最大120万画素の静止画を切り出せるので、撮影後でもベストショットを選択することができます。

スポーツなどの撮影に便利な「なめらかスロー録画」機能

野球のボールがバットに当たる瞬間や鳥のはばたきなど動きのある被写体をスローモーションで撮影したいときに便利な「なめらかスロー録画」機能を搭載。「3クリアビッドCMOSセンサー」と「エンハンスド・イメージング・プロセッサー」の高速処理技術により、高速撮像を実現しました。通常撮影の4倍にあたる1秒間に240フィールドで、約6秒間の映像を約24秒のなめらかなスローモーション映像として記録します。※2

※2) 撮影した映像の画質は通常撮影時に比べ低解像度になります。

3.
特殊低分散ガラスを使用した光学20倍、カール ツァイス「バリオ・ゾナーT*」レンズを採用

レンズには、カール ツァイス「バリオ・ゾナーT*」レンズを採用しました。ハイビジョン撮影にふさわしい光学性能と多層膜コーティング「T*コーティング」により、より原色に忠実に光を取り込み、コントラストが高く、優れた色再現性を実現します。新開発の色収差を低減させる特殊低分散ガラスを使用した光学20倍レンズにより、近づくことが難しい野鳥や動物でも、大きくズームアップして臨場感のある映像を撮影することが可能です。

さらに、撮影中の映像を約1.5倍に拡大することが可能な「デジタルエクステンダー」機能を搭載。最大30倍のズームで迫力ある映像を記録できます。


小型・軽量化の実現

当社従来機種『HDR-FX1』と比較して、容積約40% ・ 重量約25%を削減し、より小型 ・ 軽量化を実現しました。
画像:FX1/ FX7のサイズ比較図 : FX1/ FX7のサイズ比較

『HDR-FX1』
外形寸法 : 幅154×高さ182×奥行き362mm
本体質量 : 1.9kg / 容積 : 2880cc

『HDR-FX7』
外形寸法 : 幅145×高さ156×奥行き322mm
本体質量 : 1.4kg / 容積 : 1688cc
(外形寸法 : 最大突起部含む)
(本体質量 : レンズカバー付フード含まず)


操作性の向上および充実したマニュアル機能

1.
フォーカス・ズーム・明るさ

マニュアルフォーカス / ズーム

マニュアルフォーカスおよびマニュアルズームの操作には、それぞれ独立したリングを採用しました。手前の被写体から奥の被写体にズームしながら、同時にフォーカスもゆっくりと合わせるといったマニュアル操作が楽しめます。
また、フォーカスを確認しやすいように画面中央を拡大表示する「拡大フォーカス」機能や、被写体の輪郭を強調して表示する「ピーキング」機能も搭載。これらの機能を組み合わせることにより、より精度の高いフォーカス調整が可能になります。

明るさ / アイリス調整

カメラ操作をスムーズにおこなうことができるようにズームリングの直後に明るさ/アイリスダイヤルを配置しました。メニュー設定により、明るさ/アイリス/AEシフトの機能を選択できます。

2.
最大8時間※3の長時間連続撮影が可能

“インフォリチウム” Lシリーズバッテリーを採用することにより、ハイビジョン撮影時でも最大8時間の長時間連続撮影を実現します(NP-F970使用時)。撮影 ・ 再生中にバッテリー残量を分単位で確認できるインフォリチウム機能も搭載しています。

※3)

ビューファインダーOFF : 液晶モニターON ( バックライトON ) 時 / ビューファインダーON : 液晶モニターOFF時

3.
3.5型ワイド大画面液晶モニター「クリアフォト液晶プラス」搭載

図:従来の液晶画面(左)とクリアフォト液晶プラス画面(右)液晶モニターには3.5型ワイド大画面の「クリアフォト液晶プラス」を採用。従来のハイブリッド液晶に比べ、約1.6倍のコントラスト比・広色域を実現しました。日差しの強い屋外はもちろん、暗い場所での撮影でも、よりきめ細やかで色鮮やかに被写体を表示します。


その他、豊富な撮影機能

1.
多彩な画作りを可能にする「ピクチャープロファイル」機能

色の濃さやシネマトーンガンマなどの細かな画質の設定が可能です。撮影時間帯や気象条件などに応じて6個のプロファイルを登録することができるので、条件に合わせてすばやく呼び出すことが可能です。また各プロファイルには名前を付けることが可能です。

2.
なめらかなシーン遷移を自動で行える「ショットトランジション」機能

フォーカス、ズーム、アイリス、ゲイン、シャッタースピード、ホワイトバランスの値をあらかじめ2つ登録し、その登録した設定値間をなめらかに遷移します。たとえば、画面手前にフォーカスがあっている状態から徐々に画面奥へのフォーカス送りを自動で実現することが可能です。

3.
ユーザー設定ボタン

ユーザーの好みに応じた機能を6つ※4の「ユーザー設定ボタン」に登録して、割り当てた機能を即座に呼び出すことができます。

※4)

割り当て可能な機能:
フェーダー、逆光補正、スポットライト、マーカー、手ぶれ補正、インデックス打込み、レックレビュー、画面表示、カラーバー、ピクチャープロファイル(PP1〜PP6)、ピーキング、エンドサーチ、デジタルエクステンダー、ショットトランジション、フォーカス無限

4.
カメラ、音声レベルデータ表示

オート撮影時でもアイリス・ゲイン・シャッタースピードの値を確認することができるカメラデータ表示機能を搭載しました。さらに音声レベルもオート時に確認することが可能です。従来オート撮影時には表示されなかったこれらの値を確認することが可能になりました。

5.
HDMI端子搭載

別売りのHDMIケーブルをHDMI端子搭載のテレビとつなげば、一本のケーブルで手軽にハイビジョン映像と音声が再生できます。また、D端子やコンポジット端子も装備しており、HDV1080i方式で撮影した映像を、ハイビジョンテレビはもちろん、高性能ダウンコンバート機能によりハイビジョン非対応テレビでも高画質再生をお楽しみいただけます。

●主な別売りアクセサリー

画像:ワイドコンバージョンレンズ『VCL-HG0862』ワイドコンバージョンレンズ『VCL-HG0862』
よりワイドな画角での撮影が可能な広角レンズ(0.8倍)。
バヨネット式なのでワンタッチで装着できます。
希望小売価格 44,940円(税抜価格:42,800円)

画像:CPLフィルターキット『VF-62CPK』CPLフィルターキット『VF-62CPK』
CPLフィルター、MCプロテクター、キャリングケースのキット。
水面やガラスなどの表面反射を押さえ、色彩のコントラストを強化します。
希望小売価格 15,750円(税抜価格:15,000円)

画像:液晶遮光フード『SH-L35W』液晶遮光フード『SH-L35W』
日差しの強い屋外での撮影に便利な遮光フード。
簡単に取り付けることができるほか、折りたたみ式なので、本体に着けたまま持ち運びができます。
希望小売価格 5,250円(税抜価格:5,000円)


※)

尚、『HDR-FX7』を使ったハイビジョン撮影・編集セミナー(有料)を開催する予定です。
詳細は下記URLをご参照ください。

「FX7 撮影・編集体験セミナー」
http://www.sony.co.jp/sd/event/iteseminar/topics/fx7/index.html



●『HDR-FX7』の主な仕様

記録メディア ミニDVカセットテープ
イメージセンサー 総画素数
有効画素数
最低被写体照度
112万画素
104万画素
8ルクス(1/60秒 シャッタースピード)
レンズ レンズ
フィルター径
ズーム
F値
焦点距離(35mm換算)
カール ツァイス「バリオ・ゾナーT*」レンズ
62mm
光学20倍(連続可変)
F = 1.6〜2.8
f = 3.9〜78mm
16 : 9時  (37.4〜748mm)
4 : 3時 (45.7〜914mm)
手ブレ補正機能 アクティブレンズ方式(ON/OFF、感度 : 4種類)
モニター
ビューファインダー
3.5型(16 : 9)クリアフォト液晶プラス(211,200ドット)
0.54型(16 : 9)、カラー(252,000ドット)
音声記録/再生 HDVモード : MPEG1 AUDIO LayerII
DVモード : PCMデジタルステレオ
記録メディア 動画 ミニDVカセットテープ(HDV1080i方式、DV方式)
静止画 メモリースティック デュオ
メモリースティック PRO デュオ
静止画記録画素数 1,440×810ドット(120万画素相当、16 : 9)
1,080×810ドット(90万画素相当、4 : 3)
HDMI出力
HDV/DV入出力
コンポーネント出力
映像入出力
S映像入出力
HDMI端子
i.LINK(4ピン)
D3/D1対応 (特殊D端子)
特殊コネクター(出力のみ)
特殊コネクター(出力のみ)(別売AVケーブル使用)
本体質量 約1.4kg
撮影時総質量※5 約1.6kg(NP-F570使用時)
約1.7kg(NP-F770使用時)
約1.8kg(NP-F970使用時)
外形寸法
(最大突起部含む)
幅145X高さ156X奥行322mm(レンズカバー付フード含)
基本バッテリーシステム “インフォリチウム”Lシリーズ対応
連続撮影時間※6
(ビューファインダーON時)
()内は実撮影時間
NP-F570(別売)
DVモード : 2時間40分(1時間40分)
HDVモード : 2時間35分(1時間30分)
NP-F770(別売)
DVモード : 5時間35分(3時間20分)
HDVモード : 5時間20分(3時間5分)
NP-F970(別売)
DVモード : 8時間20分(5時間00分)
HDVモード : 8時間00分(4時間50分)
付属品 ワイヤレスリモコン(RMT-831)
USBケーブル
大型アイカップ
レンズカバー付フード
AV接続ケーブル
D端子コンポーネントビデオケーブル
その他

※5)

バッテリーとメディア、およびレンズカバー付フードを含んだ質量です。

※6)

連続撮影時間は、1本の満充電したバッテリーを使用して、25℃で連続撮影した場合の時間。実撮影時間は撮影、ズーム、撮影スタンバイ、電源ON/OFFを繰り返した時の撮影時間の目安です。ビデオ再生など、撮影以外の操作は含まれていません。実際にはこれより短くなる場合があります。


注)

文中の効果写真はすべてイメージ写真です。

注)

HDVおよびHDVロゴはソニー株式会社と日本ビクター株式会社の商標です。

注)

ハンディカム、HANDYCAM、Handycam、Handycam はソニー株式会社の登録商標です。

■お客様からのお問い合わせ■
ソニーマーケティング(株)お客様ご相談センター 
TEL 0570-00-3311(ナビダイヤル)、03-5448-3311(携帯電話・PHSの場合)
ソニードライブ:http://www.sony.co.jp/SonyDrive/
ハンディカムホームページ:http://www.sony.co.jp/cam
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