<報道資料>

プレスリリース 目次
2000年 11月 14日

新商品

メモリースティック対応B5サイズのセットトップ型の普及モデルと
外付け多地点コントローラーなしで6地点同時会議が可能な最上位モデル発売

−幅広いユーザーにテレビ会議システムを訴求−
PCS

テレビ会議システム『PCS-1600』(左)    『PCS-6000』(右)



 ソニーマーケティング株式会社(社長:林 誠宏 本社:東京都港区)は、お求めやすい価格帯ながら、多機能なテレビ会議システム『PCS-1600』と、6地点同時会議対応など高機能なハイエンドユーザー向けテレビ会議システム『PCS-6000』を発売します。

型 名発売時期価格
テレビ会議システム『PCS-1600』12月1日798,000円
テレビ会議システム『PCS-6000』1,980,000円


 ビジネス市場におけるテレビ会議システムの利用は近年拡大していますが、その普及にともない、専用のテレビ会議室での利用のみならず、オフィスで簡単に利用できるセットトップ型のテレビ会議システムの需要が増加しています。一方、情報インフラの急速な進展とブロードバンド化にともない、遠隔教育や遠隔医療、ビジネス市場におけるエクゼクティブの利用など、テレビ会議システムを用いたアプリケーションがますます注目されると予想されています。
 普及タイプの『PCS-1600』は本体重量2.5kg、B5サイズとコンパクトなボディながら、384kbpsの高速通信を可能とし、4地点までの同時会議ができるなど多機能で、オフィス利用の小規模テレビ会議システムの普及を目指した低価格モデルです。セットトップタイプなので、設置はテレビの上に置くだけ。操作もアイコンによる操作なのできわめて簡単です。打ち合わせや会議などのコミュニケーションツールとして、さらに専用ドキュメントスタンドPCS-DS150を用いることにより、遠隔プレゼンテーションツールとしても効果的な利用が可能です。オプションで、INSネット64 3回線を用いた高画質会議が可能であり、社内ネットワークなどのLANへの対応や、最大4地点同時会議機能などビジネスの多彩なニーズに対応する拡張性に優れたテレビ会議システムです。ITU-T国際標準化方式に準拠しており、同方式採用の海外を含む他社製テレビ会議システムとの接続が可能です。
 一方、多機能タイプの『PCS-6000』は、幅広く通信速度を選択することが可能であり(ISDN通信時では最大1.5Mbps、LAN通信時では最大2Mbps)、6地点までの多地点同時会議(オプション)や外部のパソコン接続なしでデータ会議が可能など高度な機能を搭載。コミュニケーションツールとしてだけでなく、遠隔教育や遠隔医療、また役員会議や取締役会などのビジネスユースでのさまざまな要求を満たします。


●『PCS-1600/PCS-6000』の主な特長


1.ISDNやLANに対応
ISDNやLANのインターフェースを標準で装備。さらにオプションボードによりISDNでPCS-1600は最大384kbps、PCS-6000は1.5Mbpsの通信速度を実現します。オプションのLANアップグレードソフトをインストールすればLAN上でのテレビ会議が行え、PCS-1600は最大1Mbps、 PCS-6000は最大2Mbpsの高速通信を実現可能。遠隔プレゼンテーション、遠隔授業や遠隔医療など幅広い用途で高画質なテレビ会議が行なうことができます。

2. 多地点同時会議に対応
オプションのH.320MCUアップグレードソフトをインストールすることにより、高額の外付け多地点コントローラーを用いなくても、PCS-1600は最大4地点、PCS-6000は最大6地点(自局含む)までの同時会議が可能です。
またPCS-6000は最大4地点までの同時会議機能(機能限定)を標準装備しており、4地点までは高画質同時会議(最大512kbps)も可能になります。
* PCS-1600の場合はオプションの2BRIボード PCS-I160が、PCS-6000の場合はオプションの4BRIボード、PCS-I600かPRIボード、PCS-I601が別途必要です。またLAN接続時に多地点同時会議を行うには、別途外付け多地点コントローラーが必要です。

3. 手軽に効果的なプレゼンテーションが可能
わかりやすいGUIを採用し、リモコンで簡単に操作ができます。また、オプションの専用ドキュメントスタンドPCS-DS150を用いることにより、便利な4CIF静止画自動送出機能も可能。またデュアルモニター機能にて2台のモニターに静止画と動画をそれぞれ表示可能。遠隔プレゼンテーションや同じ資料を見ながらの打ち合わせなどに便利です。

4. メモリースティック対応
メモリースティックに記録された静止画の読み出しが可能。デジタルスチルカメラなどで撮影した映像やVAIOなどで作成したJPEG画像などの伝送も行えます。また、電話帳などのデータ保存が可能です。

5. データ会議機能を充実(PCS-6000)
米国マイクロソフト社のNetMeetingを標準搭載し、外部のパソコンを接続しなくてもデータ会議を行うことができます。NetMeeting 上でファイルを共有、共同作業などが簡単に行えます。例えばプレゼンテーションを始める前にプレゼン資料を相手側端末へまとめて伝送、プレゼンの進行に従いページをめくるという使い方が可能です。

6.スモール&コンパクト(PCS-1600)
本体質量2.5kgとB5サイズを実現しました。セットトップ型なので、設置はテレビの上に置くだけ、機器の接続も非常に容易です。


●主な仕様


 PCS-1600PCS-6000
動画
 符号化方式IT U-T H.261、H.263+
 画素CIF 352ピクセル×288ライン、QCIF 176ピクセル×144ライン
 フレーム数最大30フレーム/秒
音声
 符号化方式ITU-T G.711 G.722 G.728 LAN通信時:G.723.1
カメラユニット
 カメラ1/3インチCCD、プリセット:6ヶ所、ズーム比:12倍
 フォーカスオート/マニュアル切替可
 アイリスオート、AGC
 パン/チルト± 100°電動/± 25°電動
 解像度460ライン以上
カラー静止画
 符号化方式ITU-T H.261 Annex D(4×CIF) /H.263(4×CIF)
 画素NTSC 704ピクセル×480ライン
通信
 フレームフォーマットITU-T H.221、BONDING(LANを除く)、H.225(LANの場合)
 通信速度ISDN(2B):56/64〜128kbps
ISDN(6B):56/64〜384kbps
V.35:56/64〜384kbps
LAN:56〜1024kbps
ISDN(4B):56/64〜512kbps
ISDN(8B):56/64〜1024kbps
ISDN(12B):56/64〜1536kbps
V.35:56/64〜1536kbps
LAN:56〜1920kbps
外部コントロールRS-232C、LAN
相手カメラコントロールITU-T H.281 ズーム、フォーカス、パン、チルト可
電源DC12V (ACアダプターAC100〜240V)AC100V、50/60Hz
消費電力12V/2.5AAC100V/0.9A
質量コーデック(カメラ・マイク含む)2.5Kgコーデック:12.0kg、カメラ:1.2kg
デスクトップターミナル:0.3kg、マイク:0.2Kg
外形寸法
(幅×高さ×奥行き)
コーデック(カメラ含む)
258×134×216mm
コーデック:430×142×403mm
カメラ:142×108×159mm
デスクトップターミナル:140×33×126mm
マイク:68×15×90mm
主なオプションBRIボード(2BRI)PCS-I160:45万円
V.35ボードPCS-I161:75,000円
LANアップグレードソフトPCS-UC161:10万円
H.320MCUアップグレードソフトPCS-UC160:37万円
可搬型専用キャビネットPCS-F157:69,000円
BRIボード(4BRI)PCS-I600:40万円
PRIボードPCS-I601:80万円
LANアップグレードソフトPCS-UC601:10万円
H.320MCUアップグレードソフトPCS-UC600:80万円
可搬型専用キャビネットPCS-F600:98,000円
ドキュメントスタンドPCS-DS150:368,000円
マイクロホンPCS-A300:60,000円

●NetMeetingは米国Microsoft Corporationの米国およびその他の国における登録商標です。