<報道資料>

プレスリリース 目次
2000年 2月 23日

新商品

省スペースと高いコストパフォーマンスを実現
大容量データ保存が可能なデータマスストレージシステム
“PetaSite(ペタサイト)”新シリーズ 発売


データマスストレージシステム“PetaSite(ペタサイト)80シリーズ”



 ソニーマーケティング株式会社(社長:林誠宏 本社:東京都港区)は、ソニー独自開発の“DTF”※1フォーマット採用テープドライブを搭載し、62TB(テラバイト)までの大容量データの保存が可能なマスストレージ(大容量保存)システム“PetaSite(ペタサイト)80シリーズ” “PetaSite150シリーズ”を発売します。

型  名発売日本体価格(税別)
“PetaSite80シリーズ”
 『DMS-B80L』(ドライブ4台搭載可・Lカセット専用)
 『DMS-B110S』(ドライブ4台搭載可・Sカセット専用)
2000年8月 
860万円
860万円
“PetaSite150シリーズ”
 『DMS-B150L』
  (ドライブ6台搭載可・Lカセット専用・拡張コンソールを2台まで増設可)
 『DMS‐B210S』
  (ドライブ6台搭載可・Sカセット専用・拡張コンソールを2台まで増設可)
 『DMS‐EX150L』(DMS-B150L/B210S用Lカセット専用拡張コンソール)
 『DMS‐EX210S』(DMS-B150L/B210S用Sカセット専用拡張コンソール)
 
 
1200万円
 
1200万円
280万円
280万円
※ 上記価格は、テープライブラリ本体のみの価格です。テープドライブ、テープメディア、およびPetaSite Controller(PSC:テープライブラリ制御装置)等が別途必要です。
※ 「DMS-B150L」のみ2000年2月〜8月までは受注生産により先行出荷します。


 “PetaSite80/150シリーズ”は、既発売の“PetaSite8400/8800シリーズ”に比べ、省スペースでの使用が可能な他、単位容量あたりの価格も従来比約1/2という高いコストパフォーマンスを実現しました。また、高速アクセスロボットの採用でカセット交換時間が従来比約1/5に短縮。さらに、カセット収納スペースの一部をテープドライブ搭載スペースに変更できる為、ユーザーに合わせたシステム構築も可能になりました。
最大62TBまでの、放送局/プロダクションの映像アーカイブ、博物館/医療分野/印刷会社/研究所/石油業界のデータ保存、企業のシステム管理(バックアップ)等を、より高速に省スペースで行いたいユーザーに最適なモデルです。

 既発売の“PetaSite8400/8800シリーズ”は、最大11.2PB(ペタバイト) ※2まで拡張できる超大容量ストレージシステムとして、衛星を使った測地観測/資源探査の高精細画像処理用途や、最近ではコンテンツ蓄積・配信用途等、超大容量データ記憶を必要とする様々な分野でご好評頂いています。
 今回の商品構成拡充により、数十TBまでの小/中規模システムにはコストパフォーマンスに優れた“PetaSite80/150シリーズ”、数十TB〜PBクラスの大規模システムにはフリーレイアウト構造を採用し、拡張性に優れた“PetaSite8400/8800シリーズ”と、ユーザーのニーズにあわせてシステムをお選びいただけるようになりました。
※1)ソニーが放送機器用テープ「デジタルベータカム」の技術を基にDTF-1を開発し、欧州電算機製造業者協会(ECMA: 欧州における情報通信産業の標準規格審議を行う国際団体)およびISO/IEC 15731規格に認された標準フォーマット。第2世代DTF-2(DTF-1比記憶容量5倍転送速度2倍)が今月末から発売。
※2)1PB(ペタバイト)は、10の15乗。4.7 GB(ギガバイト)のDVD−ROMで約21万枚相当。



●“PetaSite80/150シリーズ”の主な特長(両シリーズ共通特長)


1.カセット交換 360巻/時間(平均)の高速アクセスを実現
“PetaSite80/150”シリーズでは、高速アクセスロボットの採用により、カセット交換360巻/時間、カセット搬送時間5秒(いずれも平均)と、従来機種に比べ約2〜6倍の高速なアクセスを実現。
これによりデータアクセス開始時間は、Sカセット使用時で平均30秒以内、Lカセット使用時でも平均1分以内※3と、快適なデータアクセスが可能です(いずれもDTF-2搭載時)。
※3 容量一杯にデータ記録されたカセットに対し、DTF-2テープドライブのFast Load/Unload on the halfway機能(テープを始めまで巻き戻さずに中間地点付近でロード/アンロードする方式)を使ってアクセスした場合の平均時間です。また、常に追記のみを行うような場合には、DTFテープドライブのFast Load/Unload機能(テープを始めまで巻き戻さずテープ上のデータエンド部分でロード/アンロードする方式)を使うことにより、平均20秒程度で追記が開始できます。(Lカセット/Sカセットとも)


2.お客様の用途に合わせてドライブ搭載数、LカセットまたはSカセット専用モデルの選択が可能
バックアップなど容量重視のシステムではLカセット専用モデル、HSMやアーカイブ等アクセス性が重視されるシステムではSカセット専用モデルと、用途に応じて最適なモデルをお選びいただけます。また、カセット収納スペースの一部をテープドライブ搭載スペースにできますので、お客様の用途にあわせたドライブ搭載数の選択が可能です。


●“PetaSite80シリーズ”(『DMS-B80L/B110S』)の主な特長

1.コンパクトな筐体に16.2TBの大容量を収納
コンパクトな筐体に最大16.2TB(Lカセット:DTF-2搭載時)の大容量データ収納が可能。テープドライブも最大4台まで搭載可能です。
※PetaSite80シリーズは拡張コンソールの増設はできません。


●“PetaSite150シリーズ”(『DMS-B150L/B210S/EX150L/EX210S』)の主な特長
1.拡張コンソールの増設により最大62TBまで拡張が可能
『DMS-B150L/B210S』に拡張コンソール『DMS-EX150L/EX210S』を最大2台まで増設することが可能。例えば、『DMS-B150L』は最大容量30TBですが、これに『DMS-EX150L』を2台増設することにより、最大62TBまで拡張が可能です。またドライブ数も、『DMS-B150L』は最大6台、『DMS-EX150L』は最大2台まで搭載可能ですから、1システムで最大10台までのドライブを搭載可能です。

2.放送業務用VTR“ベータカム”との混載運用が可能
オプション製品の追加により、DTFテープドライブと、世界中の放送局やプロダクション等で使用されている業務用VTR“ベータカム”ファミリーとの混載運用が可能です。近年需要が急増しつつある画像アーカイブシステムやデジタルアセットマネージメントに対応する、ソニーならではの機能です。
※PetaSite80/150シリーズの制御には別売りのPetaSiteコントローラーが必要です。







※お客様からのお問い合わせ:
ソニーマーケティング(株)情報システム営業本部
TEL:046-230-5298