<報道資料>

プレスリリース 目次
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現在発売されている商品に関しては、SonyDrive の 「家庭用機器」 か 「業務用機器」をご覧ください。
1999年 8月 12日

新商品

進化した“デジタルシネマサウンド”技術でスクリーン方向への距離感まで
再現することが可能になったAVセンター2機種及び 5.1chデジタル
シアターが手軽に実現できるAVスピーカーパッケージ3機種 発売


STR-V828X

FM/AMチューナー内蔵AVセンター 『STR−V828X』


SA-VE705

AVスピーカーパッケージ 『SA−VE705』



 ソニーマーケティング(社長:林誠宏、本社:東京都港区)は、昨今急速に普及しているDVDプレーヤーなどと組み合わせて映画館さながらの音場、臨場感を5.1チャンネルで楽しむことができる、FM/AMチューナー内蔵のAVセンター(アンプ)『STR−V828X』『STR−V626』及び、マイクロサテライトスピーカー5本*1とサブウーファーをセットにしたAVスピーカーパッケージ『SA−VE705』『SA−VE505』『SA−VE305』を発売します。
 今回発売するAVセンター、AVスピーカーパッケージを、DVDプレーヤーやテレビと組み合わせることで、限られた住環境の中でもDVDなどの迫力あふれるサウンドを再現するホームシアターを十分に楽しむことができます。
※1:『SA-VE305』はマイクロサテライトスピーカー4本とセンタースピーカー及び、サブウーファー、合計6本のスピーカーの組み合わせになります。

型  名発売日価格(税別)本体カラー当初月産
FM/AMチューナー内蔵AVセンター
『STR−V828X』
10月10日88,000円ゴールド2千台
FM/AMチューナー内蔵AVセンター
『STR−V626』
50,000円ゴールド3千台
AVスピーカーパッケージ
『SA−VE705』
120,000円シルバー200台
AVスピーカーパッケージ
『SA−VE505』
9月10日70,000円ダークグレー500台
AVスピーカーパッケージ
『SA−VE305』
35,000円ダークグレー2千台


 『STR−V828X』『STR−V626』は、ドルビーデジタル*2及び、DVDビデオ規格のオプション音声フォーマットである“DTS” *3に対応したデコーダーを搭載しており、最大5.1ch(フロントL/R、センター、リアL/R、サブウーファー)の臨場感あるサラウンド音声をお楽しみ頂けます。
 また両機には、ソニー・ピクチャーズエンタテインメント(SPE)の映画製作で培われた音場作りのノウハウと、ソニーのデジタルオーディオ技術を結集した、“デジタルシネマサウンド”としてさらに臨場感の再現に優れた音場モードを加えました。新しく搭載した音場モード「シネマスタジオEX」では、映画館前方、スクリーンの奥にあるスピーカーの音場もあわせて再現し、より一層広がった「音の奥行き」を体感することが可能です。
 さらに『STR−V828X』は、ピュアオーディオ用としても使われているスラントマウント基板、高剛性シャーシなど高音質を実現するパーツをふんだんに採用し、細部までこだわった構造となっています。
 AVスピーカーパッケージ『SA−VE705』『SA−VE505』は、コンパクトサイズのマイクロサテライトスピーカー5本(フロント2、センター1、リア2)とサブウーファーの6本をセットにし、『SA−VE305』はマイクロサテライトスピーカー4本(フロント2、リア2)、センタースピーカー及びサブウーファーの6本をセットにしています。いずれのパッケージも各スピーカーを省スペースで設置でき、ご家庭内で手軽に5.1chの迫力あるサウンドが楽しめます。
 特に、『SA−VE705』は、アルミダイキャスト製のラウンドフォルムを採用し、音質のみならずデザイン面での高級感も追求しています。今回発売するAVスピーカーパッケージ3機種によって、好評の5.1chスピーカーパッケージのラインアップを拡充し、コンパクトかつ高音質な5.1chホームシアターをご家庭で楽しみたいとお考えのお客さまのニーズに応えてまいります。
* 2 ドルビーデジタルはドルビーラボラトリーズの登録商標です。
* 3 DTSは、デジタルシアターシステムズ社の登録商標です。
* 2,3 本機能は対応したソフトのみ可能です。



●主な特長

【『STR-V828X』『STR-V626』】
1. スクリーン前方のスピーカーの音場も再現、新デジタルシネマサウンド「シネマスタジオEX」搭載
好評の「デジタルシネマサウンド」をさらに発展させ、映画館前方のスクリーン奥にあるスピーカーからの奥行き感ある音を再現する「スクリーン・デプス・マッチング」機能を採用した、「シネマスタジオEX」を搭載しました。従来から搭載している、映画音楽の編集を行うSPEのミキシングスタジオの音響特性を再現する「シネマスタジオ・リバーブレーション」機能、2本のリアスピーカーだけで、複数の仮想リアスピーカーの音源を定位させる「バーチャル・マルチディメンジョン」機能に加えて、今回新たに搭載された「スクリーン・デプス・マッチング」機能により、スクリーン方向への距離感までも再現することが可能になりました。劇場のスケール感とスクリーンの距離感が整い、まさに映画製作現場で監督が聞く音を再現することができます。

「シネマスタジオEX」では、従来の「シネマスタジオ・モード」にある3種のSPEミキシングスタジオの音響特性を、複数のサラウンドスピーカーが作り出す音場及びスクリーン前方の音の奥行きまで加えて再現します。
(1)シネマスタジオEX・A:
 SPE内で最も伝統あるミキシングスタジオ“Cary Grant Theater (ケリーグラントシアター)”の音響特性を再現。
(2)シネマスタジオEX・B:
 最先端の音響設備を備えた“Kim Novak Theater (キムノヴァクシアター)”の音響特性を再現。
(3)シネマスタジオEX・C:
 映画のBGMなどの音楽を編集する“Scoring Studio (スコアリングスタジオ)”の音響特性を再現。

「シネマスタジオEX」は、上記3モードのほかに、フロントスピーカー2本だけで、仮想リアスピーカーの音場を創り出す「セミ・シネマスタジオEX」モードを、SPEのミキシングスタジオに合わせて3タイプ(A、B、C)用意しました。

2. 音場処理専用の32ビットDSPを搭載
上記1の「デジタルシネマサウンド」などの音場処理を行うために、ソニーが独自に開発した32ビット高性能DSPを専用で搭載、汎用のDSP(デジタル・シグナル・プロセッサー)に比べて高効率の処理能力を確保しました。

3. 5.1chドルビーデジタル、DTSデコーダー搭載
デコード部には専用の24ビットDSPを採用。DVDビデオ規格の標準音声フォーマットであるドルビーデジタル5.1chの他、DVDビデオ規格のオプション音声フォーマットである“DTS”(Digital Theater Systems)にも対応したデコーダーを搭載しています。

4. 96kHz/24ビットのリニアPCMに対応したD/Aコンバーター採用(STR-V828Xのみ)
高いビットレートを持つ96kHz/24ビットのデジタル信号をD/A変換することができ、ハイクオリティなソフト再生も楽しめます。

5. 高音質パーツを多数採用(STR-V828Xのみ)
筐体に振動に強い高剛性シャーシを用い、フロントパネルにはアルミ素材を施しました。また、シャーシ内での部品の共振により発生する定在波を低減させるスラント基板を採用するなど、細部にこだわった構造が高音質再生を実現します。

6. ダイナミック5アンプシステム
フロントL/R、センター、リアL/Rの各アンプに同一の高音質パワートランジスターを搭載、STR-V828Xでは〔150W(EIAJ 6Ω)×5ch〕総合750W、STR-V626では〔120W(EIAJ 6Ω)×5ch〕総合600Wの大出力を実現し、迫力ある音声を再生します。

7. 次世代マルチチャンネルオーディオに対応可能、5.1チャンネル外部入力端子装備
外部デコーダーや次世代オーディオ規格のマルチチャンネル音声出力をそのまま接続できる5.1チャンネル入力端子を装備しているので、高音質な次世代マルチチャンネルサラウンド音声の再生も可能です。

8. 主要メーカーのAV機器を操作できる“プリプログラムドリモコン


【『SA-VE705』『SA-VE505』『SA-VE305』】

1. コンパクトでスタイリッシュな高音質AVスピーカーパッケージ
ダークグレーやシルバーのフェースでテレビやDVDプレーヤーとボディカラーを揃えやすく、リビングルームや自分の部屋のインテリアとの調和を保ちながら、手軽に5.1chデジタルシアターを構築できます。

2. 磁気回路にネオジウムマグネット採用(SA-VE705、SA-VE505のみ)
ピュアオーディオスピーカーにも用いられる、小型で強力な磁気回路をすべてのスピーカーユニットに採用しました。さらに、サテライトスピーカーに使われている50mmユニットは、反発磁界回路を採用することで磁気回路を強化し、音質を向上させました。

3. 高剛性アルミダイキャスト採用(SA-VE705のみ)
剛性の高いアルミダイキャストを用いることで、不要な共振を起こりにくくしました。また、丸みのあるデザイン、ラウンドフォルムによって、ある特定の周波数だけ強調されること(内部定在波の発生)を防ぎ、クリアなサウンドを実現するとともに、アルミのシルバーカラーフェースが高級感を演出します。加えて、サランネットにはライトグレーとライトブルーの2種類を付属しました。

4. センタースピーカー用スタンドは角度(チルト)調整可能(SA-VE705、SA-VE505のみ)
付属のセンタースピーカー用スタンドは、角度を変えて映画のダイアログなどを画面中央に定位させることができます。また、『SA-VE705』は、センタースピーカー用だけでなく、サテライトスピーカー用としても小型スタンドが付属、設置のしやすさを考慮しました。

5. 高音質にこだわったユニット・パーツ
『SA-VE705』には5cmツインドライブに加え、1.9cmトゥイーターを搭載、システムトータルで24Hzの重低音域から40kHzまでの超高音域再生が可能です。『SA-VE305』には新開発の5×9cmコーン型ユニットを採用、システムトータルで28Hz〜20kHzの実効周波数帯域を実現します。


●主な仕様

『STR−V828X』『STR-V626』
実用最大出力総合750W:フロント150W+150W、センター150W、リア150W+150W(いずれもEIAJ、6Ω)総合600W:フロント120W+120W、センター120W、リア120W+120W(いずれもEIAJ、6Ω)
スピーカー適合
インピーダンス
6〜16Ω
高調波ひずみ率
(2ch. STEREO時)
フロント0.05%以下
(6Ω負荷、100W+100W出力時、
20Hz〜20kHz )
フロント0.09%以下
(6Ω負荷、80W+80W出力時、
20Hz〜20kHz)
周波数特性
(2ch. STEREO時)
10Hz〜50kHz+0.5/−2dB
SN比LINE:96dB(サラウンドEQ OFF時、150mV入力ショート)
PHONO:86dB(5mV入力ショート)
チューナー仕様受信周波数: FM76〜90MHz、AM531〜1,602kHz
アンテナ端子: FM75Ω不平衡型、AM外部アンテナ端子
サラウンドモード数27プログラム
音声入力デジタル:光3系統
デジタル:同軸1系統
アナログ:LINE 7系統
アナログ:5.1ch入力1系統
アナログ:PHONO(MM)1系統
デジタル:光1系統
デジタル:同軸1系統
アナログ:LINE6系統
アナログ:5.1ch入力1系統
アナログ:PHONO(MM)1系統
音声出力デジタル:光1系統
アナログ:REC OUT1系統
アナログ:フロント1系統
アナログ:センター1系統
アナログ:リア1系統
アナログ:サブウーファー2系統
アナログ:PHONES
REC OUT1系統、
サブウーファー2系統、PHONES
映像入出力入力5系統、出力2系統、モニター出力1系統入力4系統、出力2系統、モニター出力1系統
S映像入出力入力3系統、出力1系統、Sモニター出力1系統
電源:
消費電力:
外形寸法:
質量:
AC100V、 50/60Hz
260W
W430×H160.5×D405mm
13.2kg
AC100V、 50/60Hz
190W
W430×H157.5×D376mm
10.8kg

【『SA-VE705』】
サテライト(フロントL/R、センター、リアL/R)サブウーファー
使用ユニット50mm×2 + 19mmドーム型トゥイーター×120cmコーン型
公称インピーダンス
最大入力140W
実用最大出力120W(EIAJ)
出力音圧レベル87 dB/W/m
再生周波数帯域24〜40,000Hz
外形寸法(W×H×D)86×169×130mm230×380×470mm
質量約1.3kg約14.5kg

【『SA-VE505』】
サテライト(フロントL/R、センター、リアL/R)サブウーファー
使用ユニット50mm×2バランスト・ドライブ型20cmコーン型
公称インピーダンス
最大入力120W
実用最大出力100W(EIAJ)
出力音圧レベル87dB/W/m
再生周波数帯域26〜20,000Hz
外形寸法(W×H×D)77×131×105mm230×380×440mm
質量約0.7kg約13kg

【『SA-VE305』】
フロントL/R、
リアL/R
センターサブウーファー
使用ユニット50mm×90mmコーン型50mm×90mmコーン型×216cmコーン型
公称インピーダンス
最大入力100W120W
実用最大出力50W(EIAJ)
出力音圧レベル86dB/W/m88dB/W/m
再生周波数帯域28〜20,000Hz
外形寸法(W×H×D)68×151×137mm301×68×137mm205×380×395mm
質量約0.8kg約1.5kg約9.5kg


※お客様からのお問い合わせ先:
ソニー(株)お客様ご相談センター
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